「影の皇妃」は、フランツェ大公の頼みで熱病で死んだ娘ベロニカの代わりになった主人公エレナのファンタジー漫画です。
皇妃として暮らしていると死んだはずのベロニカが現れ、エレナは殺されてしまうのですが、なぜか死なずに過去に戻っていた!
今度は以前のように殺されないように、自分を陥れた大公家への復讐を誓います。
ネタバレの話になりますので知りたくない人はこの先は読まないでください。
影の皇妃 前回のあらすじ
リアブリックはメイの推薦状を見て、受け入れることに決め、エレナに挨拶をしに行くように伝えます。
挨拶に来たメイに、エレナは自分がメイを欲しいとマダムに頼んだと伝えます。
エレナは、大公家がメイの家族の仇だと言う事を知っている事を伝え、それを聞いたメイは驚きます。
バレてしあったなら、エレナだけでも殺そうと考えたメイでしたが、エレナは自分を利用して復讐を遂げるように進言します。
自分の親を見殺しにする子どもなどいるわけがないと言うメイですが、エレナは例外はつきものだと答えます。
そしてエレナはメイに考える時間を与えました。
影の皇妃 31話のネタバレ
エレナはフロンティア学術院に行く予定でした。
フロンティア学術院は優れた人材を輩出するための教育機関で、身分に関わらず寮生活を送る規則があります。
エレナはフロンティア学術院にいる間は反吐の出る大公の顔を見ずに済み、さらに反撃の土台を作るまたとない機会でした。
エレナは早期卒業する予定になっているので、自由に使える時間は1年間しかありませんでした。
その1年が、エレナの復讐が成功するかどうかを左右することになります。
リアブリックは、学術院の出発前日に確認事項を伝えに来ます。
緊張感を忘れる事の内容に念を押すリアブリックに、うまくやると言うエレナでしたが、リアブリックはそれを信じられず心配しています。
リアブリックは、予定通りローレンツ卿を側に置けていたらとエレナが自分の監視から離れる事を心配しており、自分の息のかかったアンとルナリーンを連れて行くように言います。
そこで、エレナはリアブリックが信頼しているアンとは別の、ルナリーンの代わりにメイを連れて行きたいと理由をつけて頼みます。
案の定リアブリックは、アンがついていくなら大丈夫だと思い、メイを側につけることを許可します。
エレナは、リアブリックはアンひとり自分の側に置いておけば、エレナを御する事が出来ると安心しているのだろうと推測し、油断しているリアブリックを笑います。
エレナは侍女を集めて、早速アンとメイを学術院に連れて行くと伝えます。
それを聞いてアンは笑みを漏らします。
報告を終えると、エレナはメイだけ残して解散させます。
メイはエレナに見逃してもらった事を思い出しますが、まだエレナに従うか迷っていました。
エレナはそれを理解し、返事はゆっくりでいいと伝え、待ってると付け加えます。
そして、自分もメイに負けないくらい大公の事を恨んでいるのだという自分の気持ちを伝えます。
メイは、エレナがなぜ自分を側に置くのか分からないと気持ちを伝えます。
しかしエレナは理由を伝えず、焦らないで自分の目で見て判断するように言います。
確実に自分の手足となってくれる人が必要なエレナは、メイが自ら歩み寄ってくれるまでずっと待つ覚悟でした。
明日からは寮生活になるエレナには、夜が明けると世界が自分のもののように感じていました。
影の皇妃 31話の感想
エレナは学術院にいる間に復讐の計画をしっかり進めるつもりでいました。
リアブリックは一番信用しているローレンツ卿がいなくて不安そうでしたが、アンがいることでメイを連れて行くことも許していました。
リアブリックから見てもメイは「優秀な人材」に思えたからでしょうか。
しかし、優秀な人材でも外から来ている人間なので、ベロニカの真実を告げて、自分の側に引き込むという大胆な事は出来ないみたいですね。
エレナは寮にいる間に、メイを仲間に引き入れる以外に、どのような作戦を考えているのでしょうか。
続きが気になります。