3人の兄弟から妹と認めてもらえず肩身の狭い思いをしていましたが、やっと縁談が決まって家を出られると思ったら、なぜか目が覚めると幼少期に戻っていた!
「お兄ちゃんたちに気をつけて!」は、母親を亡くしてエルンスト公爵家の養子となった主人公、ハリがやっと縁談が決まって屋敷を出ていくことから話が始まる異世界ファンタジー漫画です。
ネタバレの話になりますので知りたくない人はこの先は読まないでください。
お兄ちゃんたちに気をつけて!前回のあらすじ
ハリは夜もエーリッヒの面倒を見ていて寝不足でした。
ある日、ユージンは落馬してけがをしてしまいました。
キャベルやエーリッヒは泣いていますが、ハリは親族に対して怒っています。
ユージンも自分の無力さを感じていました。
エーリッヒの夢遊病に付き添っているところへ、ユージンがやってきて、エーリッヒの異変を感じました。
ハリは、ユージンを心配させないように、すぐに全部なんとかなると言いました。
→お兄ちゃんたちに気をつけて!31話ネタバレはここからチェック
お兄ちゃんたちに気をつけて! 32話 ネタバレ
ハリは、レノルド夫人に呼ばれ、ハリを孤児院に送ると伝えられます。
元は乞食のハリにはぜいたくすぎるくらいだと言います。
ハリは、レノルド夫人にはエルンスト家に関する権限がないはずだと言い、ユージンはどうしたのかと確認します。
レノルド夫人が、ユージンも同意したと言うと、ウソをついていると指摘し、このような下品なやり方はエルンスト家ではしないと言います。
ハリに、乞食の自分よりもエルンスト家の事を知らないと指摘されたレノルド夫人は怒り、ハリの髪を引っ張ります。
自分がハリを殺しても、ユージンは何もできないとレノルド夫人は言い切ります。
そしてハリに、エルンスト家の子供たちが、本当に自分を妹だと思っていると勘違いしていないかと痛い所をつきます。
レノルド夫人の言葉で、自分が守ろうとしていたエルンスト家の兄弟は、自分を守ってくれるだろうかという疑問が生じました。
広間でボーっと突っ立っているハリを見つけたキャベルはどうしたのかと聞きます。
ハリは問いには答えず、兄弟4人でごはんを食べようと言い、ハリはキャベルをひぱってエーリッヒの部屋へ行きます。
エーリッヒにもごはんを食べようと誘いますが、食欲がないと断られます。
ハリは、なぜ最近一人でいるのかと言い、ごはんぐらい一緒に食べて欲しいと、泣きそうな顔で伝えます。
驚く二人に対して、なぜ自分は毎日一人でご飯を食べているのか、一人でご飯を食べたくないといい、自分の側に誰もいない事を悲しみます。
二人に嫌いだと言って、ハリはその場を去りました。
エルンスト家に来る前のエルリントンでは、母親が亡くなってからは外の雪を溶かして食べたりしたほど食べるものがありませんでした。
しかし、その空腹よりも、誰もいない、息が詰まるほどの静寂がハリは一番辛くて嫌でした。
エルンスト家に来てからは生きた心地のしない孤独を感じることが少なくなったので、兄弟にどんなにいじめられても大人になったら自分を認めてくれるかもしれないと期待していました。
ハリには自信がなかった為、レノルド夫人の悪意ある言葉を否定できませんでした。
ハリは、自分が泣いている姿を兄弟には絶対に見せてやらないと決めています。
本当はエルンスト家の兄弟の本当の妹になりたかったことを死んでも言ってやらないと決めていました。
お兄ちゃんたちに気をつけて! 32話 感想
ずっとエーリッヒを見守って、ユージンを応援してきたハリでしたが、今回はとても参っていました。
キャベルも食事に来ていないようで、兄弟がそろった今でも一人でご飯を食べているようでした。
レノルド夫人に兄弟が本当にハリを妹と認めていると思うのかと言われて傷ついているころに、一緒にごはんを食べようと誘うのに断る兄弟に、精神的に追い詰められていました。
キャベルとエーリッヒは、ハリがとても寂しい思いをしていることに気づくことが出来たのでしょうか。
続きが気になります。