「影の皇妃」は、フランツェ大公の頼みで熱病で死んだ娘ベロニカの代わりになった主人公エレナのファンタジー漫画です。
皇妃として暮らしていると死んだはずのベロニカが現れ、エレナは殺されてしまうのですが、なぜか死なずに過去に戻っていた!
今度は以前のように殺されないように、自分を陥れた大公家への復讐を誓います。
ネタバレの話になりますので知りたくない人はこの先は読まないでください。
影の皇妃 前回のあらすじ
リアブリックが、エレナが自分の相談なく選任式に騎士を招集するといった事を怒ります。
エレナは選任式で誓約を証明するのがしきたりだと思っていたと反論します。
リアブリックは、エレナが勝手な事ばかりするのなら元居た場所に戻ってもらうと脅します。
エレナはリアブリックにそれが出来ない事を知っていますが、泣いて懇願します。
その後リアブリックは人目のつかない場所でローレンツ卿とエレナを会わせます。
エレナがローレンツ卿の虜になったフリをすると、リアブリックは上機嫌になり、エレナをお茶に誘いました。
影の皇妃 20話のネタバレ
数日後に、エレナはずっとリアブリックを待たせたまま侍女に丁寧におめかしをしてもらっています。
支度が出来た後、準備で夢中で忘れていたと弁解をしながらリアブリックを部屋へ通します。
侍女への応対をうって変わって、エレナはリアブリックに下手に出て待たせたことを謝ります。
長い間待たされていたリアブリックは、エレナに怒りはしませんでしたが嫌気がさしており、エレナが自分の見た目がキレイかを聞いても無表情でキレイだとだけ答えます。
エレナはリアブリックがローレンツ卿とお茶をしてどうだったかと聞くので、夢みたいで、運命を感じたと喜んで見せます。
リアブリックは今日中にローレンツ卿と誓約を交わすよう急がせます。
そして、ローレンツ卿は選ばれなかったら悲しむだろうと情にも訴えます。
その言葉を聞いて、エレナはリアブリックが相当焦っている事を感じ取ります。
騎士団の前に立ったエレナは、さりげなくフューレルバードを見て、面白い一日になりそうだと考えていました。
エレナは一人づつ騎士の紹介を聞きます。
ローレンツ卿の紹介では、全団員の中で三本の指に入る実力者で、「白獅子」と呼ばれていると紹介されます。
リアブリックもローレンツ卿について後押しし、エレナは恥ずかしくてモジモジするフリをします。
その様子を見て、ローレンツ卿は当然自分が選ばれると思い笑みを見せています。
しかしそこでエレナはローレンツ卿を無視して他の場所へ歩いていきます。
ローレンツ卿も驚きますが、リアブリックは血の気が引いたようになり、エレナが何をするのかを見守ります。
エレナはフューレルバードの前まで行き、この人は誰かと聞きます。
騎士団長はフューレルバードの紹介をしますが、その当時は10日前に騎士に選任された新人という立場でした。
エレナがもっとフューレルバードの事を聞きたいと言うと、団長はフューレルバードは平民出身で見習い期間も終わっていなく、直属の騎士にするには力不足だと思うと伝えます。
フューレルバードは目の前でそのような事を言われていても表情が全く変わらないので、氷の騎士と呼ばれるのはこのせいなのかとエレナは想像します。
エレナは決めたと言い、フューレルバードに剣を下ろすように命じました。
影の皇妃 20話の感想
エレナは、選任式に出るためにすごく丹念におめかしをしていましたが、あれはリアブリックをイラつかせるための作戦だったのでしょうか。
エレナはわざとローレンツ卿が紹介されて、自分が選ばれるとほくそ笑んでいるところを素通りしてフューレルバードを探しに行きました。
ローレンツ卿の面目をつぶすためにわざわざ団長から賞賛されているローレンツ卿から平民でまだ半人前のフューレルバードの方へ行って、選ぶという計画をしていたのでしょうか。
フューレルバードは平民ですし、プライドもそれほどないかもしれませんが、騎士となって長いローレンツ卿にしたら、すごく名誉を傷つけられた事になったかもしれません。
しかし、その瞬間はいい気味となるかもしれませんが、後々エレナの事を恨みに思ってローレンツ卿が何か仕掛けてくるんじゃないかとヒヤヒヤします。
ローレンツ卿以外の者を選んだエレナに、リアブリックはどういう対抗策をたてるのでしょうか。
続きが気になります。