3人の兄弟から妹と認めてもらえず肩身の狭い思いをしていましたが、やっと縁談が決まって家を出られると思ったら、なぜか目が覚めると幼少期に戻っていた!
「お兄ちゃんたちに気をつけて!」は、母親を亡くしてエルンスト公爵家の養子となった主人公、ハリがやっと縁談が決まって屋敷を出ていくことから話が始まる異世界ファンタジー漫画です。
ネタバレの話になりますので知りたくない人はこの先は読まないでください。
お兄ちゃんたちに気をつけて!1話 ネタバレ
主人公、ハリは飲み物を飲もうとしますが、熱すぎて大声を出してしまいます。
こんな大声を出してしまったのを兄たちに見られたら叱られると思いながらも、明日は花嫁になって兄弟からいじめられる事がなくなることを喜びます。
ハリは7歳の時にエルンスト家で亡くなった「アリナ」の代わりに、彼女そっくりのハリを養女にされたのです。
しかしその公爵夫妻が1年後に亡くなってしまい、ハリは残された長男ユージン、次男キャベル、三男エーリッヒからのひどいいじめを受けるようになります。
今でも結婚前日に次男と三男が嫁入りに対して文句をつけてきて、長男は数日前からハリの前に現れなくなっていました。
エルンスト家は王室と友好な関係でしたが、ハリは養女であったので、縁談は不利であり、そのせいで20代前半で結婚するのが普通である「アルランタ」で、27歳まで結婚出来ないでいました。
しかし長男ユージンのおかげで名家との縁談が決まりました。
本来は長男が父親代わりに式場に入場するところ、なぜか次男がその役をするようです。
その事を少し不思議に思っていますが、どちらにしても3兄弟と別れられることをハリは心から喜んでいます。
明日の結婚式を控え眠りについた目を覚ますと、ハリは寒空の下に寝転んでいました。
お兄ちゃんたちに気をつけて!2話 ネタバレ
部屋で寝ていたはずなのに、雪が降っている寒空の下眠っていました。
しかしあまりに現実離れしていたので、夢だと思いもう一度眠ろうとします。
ハリはユージンに起こされます。
そこで、よく見るとユージンが子供の姿をしている事に気が付きます。
ハリは、三男エーリッヒにいたずらをされるのが嫌で外に出てしまったようです。
ハリは何かおかしいと感じながらも、寒くて気を失ってしまいます。
初めてハリが3兄弟に会った時、次男は「みすぼらしい」といい、三男には「汚い」と言われ、最初は3人を天使と思っていたハリは、すぐに彼らは悪魔だと訂正しました。
部屋に入れられたハリは暖炉の前に連れてこられましたが、体が冷え切っていました。
心配して眠らないように顔を叩くキャベルに、長男ユージンは医者と毛布を持ってこさせます。
そしてエーリッヒにもっと薪をくべて暖かくするように命じます。
目を覚ましたハリが、また寒さで眠りそうになるのをユージンは顔を叩いて起こし、羊毛の毛布をグルグル巻きにしました。
どうやら、この出来事は過去に実際に起こった事だったようです。
今回の事件は、「アリナ」と双子だったエーリッヒがハリを嫌っての事でした。
お兄ちゃんたちに気をつけて!3話 ネタバレ
ユージンが逃げたキャベルを探しに行っている間に、母親が帰ってきました。
ハリの様子を見て兄弟に問いただします。
母親が医者を連れてくる間、父親はハリをベッドに連れて行くように言われます。
父親に抱き上げられたハリは、3兄弟を押し付けた父親に恨みの言葉をかけてからまた気を失います。
それから15日も経つのに現実世界に戻りません。
父親が看病疲れで休んでいる母親の代わりに今日は父親がハリにごはんを持ってきてくれます。
しかし、現実世界では翌日結婚式であるはずのハリは、「前日は絶食しないとドレスが入らなくなる」とごはんを食べるのを拒否します。
それを聞いた父親は、結婚式ごっこと思い、新郎は3兄弟から好きなのを選びなさいと言います。
3兄弟から自由の身になれるはずなのに昔の最悪の夢を見ていて、それもなかなか目覚めないので、ハリはべそをかいています。
そこに父親がいなくなったあと、エーリッヒがドアの外からなぜ父親に本当の事を言わなかったのかと問い詰めます。
記憶があやふやだったからとハリが答えると、その答えも気に食わなかったようで庇ってほしいと思っていない!と言います。
ハリはめんどくさいのでエーリッヒを放っておきます。
ハリは夢から覚めないか顔を叩いて「痛い」と言いますが、エーリッヒはその言葉を勘違いし、びっくりして逃げていきました。
お兄ちゃんたちに気をつけて!1~3話 感想
ハリはずっといじめられていたと思って兄たちを嫌っていますが、なんとなく3人とも愛情表現が下手なだけで、ハリの事を嫌いではないような気がします。
ハリの結婚も長男のユージンが名家との縁談を探してくれたようですし…。
ハリが凍えた時も色々心配をしてくれていますしね。
でもエーリッヒがハリに意地悪するというのはなんとなく気持ちが分かります。
自分の双子の「アリナ」が亡くなったからと、その子そっくりの「ハリ」を代替として連れてこられても納得がいかないでしょう。
エーリッヒが一番恨んだのは、ハリではなくて母親かもしれませんが、母親にあたれないからハリへのいじめがひどくなってしまったのかなと思いました。
それでもハリが倒れたら心配していたし、加減を知らないだけなのだろうな~と勝手に思っているのですが、どうなのでしょうか。
続きが気になります。