「隠された世界」は、ピッコマで連載中のMISHA先生原作のファンタジー漫画です。
大学3年生の芦田桃は何度も奇妙な夢を見るようになります。
夢の中で登場する男に会った事がある気がするのですが、毎回顔は絶対に見えません。そしてその夢を見たら必ず切らなければならないほど髪が異常に長くなってしまいます。
タロットカード占いがよく当たる友人がある男とぶつかった拍子に落ちたカードは悪い意味しか持たない「塔」のカードでした。これから何か悪い事が起きる予感がしていました。
ネタバレの話になりますので知りたくない人はこの先は読まないでください
隠された世界 前回のあらすじ
蒼汰は「クリス」という有名なメイクアップアーティストでした。
蒼汰は桃の隠れた才能を分からせると、化粧崩れを直してくれます。
オーディションに出てきた桃は、以前よりもっと美しくなっており、暁斗は見惚れてしまいます。
桃はなぜか蛇族ではなく、神羽族の舞を踊りました。
その時暁斗は、桃を美しい獲物と言い、桃が欲しいと言う声を聞きました。
隠された世界【23話】ネタバレ
怪しい声は、こんなに美しい獲物は久しぶりに見たといい、桃を連れてくるように命令していました。
暁斗がその声の主を探すと、そこにはオウギワシの家族の出来損ないと言われている宮部幸摩がいました。
オウギワシは蛇を主食とする大型ワシで、彼がこのコンテスト主催の社長だったのです。
暁斗は、ここが疑っていた「蛇族」の縄張りではなく、自分と同じ「神羽族」の会社だった事を知ります。
そして蛇族の桃が危ないと焦ります。
桃は踊りながら、クリスが「桃の才能は記憶の中にある」といい、桃の額に何かの術を掛けた事を思い出していました。
そして、クリスが桃の夢に出てきた人と同じことを言っていたので、夢の中の男性はきっとクリスなのだと、演技を終えるとすぐにクリスに話を聞こうと立ち去ろうとしました。
すると桃は呼び止められ、オーディションに合格したと、蛇のウロコのネックレスを渡されました。
そのウロコからは、林田先生が見た時同様に自分は贈り物にするための品物じゃないと助けを乞う蛇族の女性と逃げようとする女性を捕まえる男の姿の残像が見えました。
このネックレスはやはり問題があると考えていると、社長が桃をとても評価しているので社長に会うようにと促されます。
後ろから黒ずくめの男性に押され、半ば脅迫のように社長の元に桃は連れて行かれますが、ボディーガードとして来ていた暁斗の姿はありませんでした。
社員は、桃にニュースター所属の有名モデルの写真を見せます。
その姿がどれも美人だと見ていた時社長たちの話し声が桃に聞こえてきます。
宮部たちは、コンテストで美女を集めて蛇族の捕獲とお偉いさんの機嫌を取るための遊び道具として利用していたのでした。
それを知った桃は、怒りで突進しようとしますが、それを暁斗が止めます。
殴り込みなら自分に任せろと言った暁斗の後ろには、何人もの男がのされて倒れていました。
隠された世界【23話】感想
林田先生と蒼汰が話してい通り、蛇族は濡れ衣を着せられていて、悪事を働いていたのは神羽族の方でした。
でも、神羽族では出来損ないと言われていても、人間より能力があるので社長にまでなれるなんて、宮部幸摩がうらやましいです。
蛇族のウロコのネックレスは、獲物としての印以外に何か別の理由があるのでしょうか。
美女が全員蛇族という事はないと思うので、幸摩は手当たり次第に美女を集めて、蛇族を探しているのでしょうか。
そして、幸摩に捕まった蛇族の女性たちは、自分が蛇族だという事は知っているのでしょうか。
桃のように、自分が蛇族だと知らずにいた人もいるのでしょうか。
疑問がたくさんわいてきます。
蛇族を退治しようと思っていた暁斗でしたが、自分と同じ神羽族が犯人でした。
これから暁斗は幸摩にどう対処するのでしょうか。
続きが気になります。