「隠された世界」は、ピッコマで連載中のMISHA先生原作のファンタジー漫画です。
大学3年生の芦田桃は何度も奇妙な夢を見るようになります。
夢の中で登場する男に会った事がある気がするのですが、毎回顔は絶対に見えません。そしてその夢を見たら必ず切らなければならないほど髪が異常に長くなってしまいます。
タロットカード占いがよく当たる友人がある男とぶつかった拍子に落ちたカードは悪い意味しか持たない「塔」のカードでした。これから何か悪い事が起きる予感がしていました。
ネタバレの話になりますので知りたくない人はこの先は読まないでください
隠された世界 前回のあらすじ
林田先生は深夜に研究所に行き、桃の血を抜きます。
何度も実験を受けた林田先生は、血を利用する行動が他の生物に大きな影響を与えることを学びました。
青鳥の封印を解くことが出来る曉斗が危険な状態なので、曉斗に蛇族の血を入れて桃の傍にいるようにするつもりでした。
曉斗に桃の封印を解かせた後は、生贄にするつもりのようでした。
桃はその会話を聞いて、目覚めなければと焦っていました。
隠された世界【49話】ネタバレ
林田先生は二人を蛇族の生息地へ連れて行って曉斗を使って桃の全ての封印を解こうと考えていました。
桃の血を曉斗に飲ませようとすると、檻に入っていた蛇が出てきて、林田先生を止めます。
どうなっているのか分からなかったクリスに、林田先生を止めて欲しいと能力を使って頼みます。
林田先生は、桃が曉斗を傷付けて欲しくないのだなと問います。
神羽族の唄野のマインドコントロールは、浄化能力を持つ青鳥の桃にとってはそれほど効果がなかったようです。
眠ったフリをしていた桃は起き上がり、この状況も林田先生の計画なのでしょうと問います。
桃が神羽族の元へ行くように仕向けたのも、桃の青鳥の能力を目覚めさせる目的だったのだろうと聞きます。
林田先生の優しさは、桃が林田先生にとって使える人間だったからなのだろう、曉斗が自分を救わなくて命を落としても構わなかったのだろうと考えていました。
しかし、林田先生は自分は桃を死なせたりしないと言います。
桃は唯一の青鳥だから神羽族も桃を殺すつもりがないと確信していました。
もし本当に桃が捕まったら林田先生は絶対に桃を助けるつもりでした。
しかしそれは桃が唯一蛇族を生き延びさせることが出来る人だからという理由でした。
蛇族が生き延びられるなら自分はどうなってもいいということかと桃は問いますが、林田先生は答えてくれませんでした。
桃は林田先生が蛇族と知って、唯一頼れる人を見つけたと思い、母親を見つければ帰れる場所が見つかったと希望を抱いていました。
しかし蛇族の者達が桃に求めていたのは蛇族を救う希望だということに気づいた桃は、自分は何者なのだろうと問います。
そして自分がどこへ行って、誰を信じたらいいのかが分からなくなりました。
桃は林田先生に偽りの答えではなく、真実を伝えてくれたことに感謝します。
神羽族でも蛇族でもないという事は、どちらにもなれるという事だと理解し、自分が何色の桃になるかを自分で選択する事で自分の運命を作っていくのだと悟りました。
桃は林田先生たちと蛇族の生息地に行くと言います。
しかし、曉斗を傷付けないように頼みます。
桃は曉斗を守るために、自分の傍に置くつもりでした。
桃は、林田先生ではなく、曉斗を選ぶことも選択肢の一つにあるはずだと考え、自分で選ぶつもりでいました。
隠された世界【49話】感想
桃は神羽族の中、自分を守ってくれた曉斗が林田先生達から守ろうと考えていました。
桃は今まで育ててくれた両親とも離れ、蛇族が一人しかいないと寂しい思いをしていたので、林田先生やクリスが同じ蛇族と分かった時には家族が出来たように嬉しかったのでしょうね。
それなのに自分を危険な場所へ意図的に送り込んだのではという疑念で、林田先生が信じられなくなったようです。
しかし最終的にはどちらの一族のためという事を考えずに、自分の意志でどう行動するかを決めると心が決まりました。
蛇族の生息地にはどのような人々がいるのでしょうか。
続きが気になります。