「潰れる家門を生かしてみます」は放送作家だった奈緒が事故に合い、小説の世界へ飛ばされてしまう「異世界ファンタジー系マンガ」です。
小説の話のままだと一族は潰れて自分も死んでしまう!
なんとか運命を変えようと奮闘するヒロインの物語です。
ネタバレの話になるので知りたくない人はこの先は読まないでください。
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潰れる家門を生かしてみます 64話ネタバレ
怒り狂うヴィクオリア夫人を後にしてテラは部屋を出ます。
貴族以外を下に見ているヴィクトリア夫人の骨の髄まで染みついた選民思想を肌で感じたテラは、皇帝殺害未遂事件を解決しなければならない理由が増えたと考えていました。
夫人の部屋を出たテラは、広間に集まっていた家族に声をかけますが、クロエ以外は蜘蛛の子を散らしたように退散していきます。
テラは早速会議の結果を問いますが、まだ模索中とのことでした。
クロエは、ロイド伯爵の侍従のディランがテラがいつ来るかとソワソワしていたことを伝え、早く行ってあげるように促します。
商団では数件新規契約が白紙に戻ったようです。
それを聞いて、テラはロイド伯爵の不在の時間が長引き、事件の解決が長引くほど商団に不利になると考えていました。
クロエはヴィクトリア夫人とジェイソンがとんでもないことをしてくれたと珍しくテラに愚痴ります。
そして、テラにばかり敵意を向けてきた自分がバカみたいだった、本当の問題児は別にいたと言いました。
それを聞いたテラは気になりますが、クロエの気持ちを考えて、深く問い詰めませんでした。
クロエは話を変えて、テラにサロンのエンブレムは使ったかと確認しました。
しかしテラは化粧品どころではなかったので、まだ使っていなく、落ち着いたら使うと伝えました。
クロエはテラに落ち着いたら一緒に行こうと伝え、ロイド伯爵はこの程度で潰れる人ではないからあまり心配しないようにとテラを安心させて去っていきました。
テラはその後ろ姿を見て、さすが長女は違うと考えましたが、長女だからと言う理由ではないのかもと考え直しました。
テラがディランの元へ行くと、ディランは予想通りにテラの姿に驚き、落ち着いた頃に事の始まりをテラに話し始めました。
ディランによると、ジェイソンが手にしていた契約書の承認印は、当主に話をせずにヴィクトリア夫人に押してもらっていたものだったようです。
テラは、ジェイソンはまんまとはめられた事を理解しました。
ロイド伯爵の釈明のために事実を話すなんてことは恥ずかしい話なので出来ないと考えていましたが、もし素直に話したとしても信じてもらえないだろうと予想していました。
ジェイソンの横領事件の後に、ロイド伯爵はジェイソンを地方の羊牧場へ行かせるつもりだったようですが、ヴィクトリア夫人が数カ月もロイド伯爵に食い下がって、その話は流れたそうです。
ディランはジェイソンを地方へ行かせておくべきだったと悔やんでいるようでした。
テラはジェイソンが引っ掛けられた顛末をノートに書きこんでいきます。
弁護士は、ジェイソンが責任を逃れる事は難しいと話しているようです。
有力な容疑者がジェイソンしかいないと言うディランに対し、テラは有力な容疑者は他にもいると言います。
ジェイソンが犯人でないと仮定すると、その者達はあまりにも明白な証拠を残していると言います。
誰にも見つからないと思ったのだろうが、その原因となった物が、その者達の足を引っ張ることになるだろうと予想しています。
そこでテラは大げさな演技でまだエリオス家は潰れないと言ったので、ディランはテラが宗教に入ったのかといぶかしみます。
自分に演技の才能がない事を認識したテラは気を取り直し、ディランに説明します。
テラは、ダーボンに行く前にロイド伯爵にお願いしていたことがあるといい、本の話からジョシュ・ルーカスの話をします。
ジョシュはその本に出てくるものの中の一つと関わる薬草を研究していたと伝え、それが今回の事件を引き起こしたドラゴンフルーツだったと話します。
詳しく聞きたいと言うディランに、テラはバーナードがジョシュを連れてくる予定だと話していたところに、悪い知らせが届きます。
ジョシュ・ルーカスを探したが、見つからなかったというのです。
それを聞いたテラは頭を抱えます。
数時間前にジョシュは外出していました。
そこで皇帝陛下の殺人未遂事件の号外を買い、エリオス家が容疑者となっている事を知りました。
そこでジョシュはテラに恩返しをする時が来た考えます。
その時、ジョシュはテラの今までの行動を思い出して、遠い未来を見据えていたのだと考えました。
そしてエリオス家に恩返しをするために皇宮へ行く決意をしました。
潰れる家門を生かしてみます 64話 感想
結局テラはヴィクトリア夫人から謝罪はしてもらえなかったようですね。
と言う事は簡単にはジェイソンを助けないつもりなのでしょうか。
でも部屋を出るときには「皇帝殺害未遂事件を解決しなければならない」と言っていたので、家門が潰れないためにも協力せざるを得なくなるのでしょうか。
少し気になったのですが、テラはアリアには「お姉さま」と呼びなさいなどと年齢による上下関係を諭していたのに、クロエにはあまり敬意を払った話し方をしていない感じがしました。
親しみを持っての話し方だったのかなとも思いましたが、ちょっと気になりました。
それにしてもクロエは当主候補な事もあり、行動が立派でしたね。
一人だけテラを無視せずに話しかけ、身内の恥を見て自分の今までのテラへの行動を反省し、さらにごたごたした屋敷に戻ってきたテラを安心させようとする気遣いまでありました。
ジェイソンよりもはるかにクロエの方が当主にふさわしいですね。
テラはバーナードにジョシュを連れて来るように頼みましたが、一足遅く、ジョシュは皇宮へ向かっていました。
テラはエリオス家が関わっている今はジョシュを皇宮へ行かせてはいけないと考えていましたが、ジョシュは逆に恩返しをするために皇宮へ向かってしまいました。
ジョシュはカイル皇子に会うことになるのでしょうか。
そのことでテラ達が疑われてしまう事になってしまわないのでしょうか。
続きが気になります。