3人の兄弟から妹と認めてもらえず肩身の狭い思いをしていましたが、やっと縁談が決まって家を出られると思ったら、なぜか目が覚めると幼少期に戻っていた!
「お兄ちゃんたちに気をつけて!」は、母親を亡くしてエルンスト公爵家の養子となった主人公、ハリがやっと縁談が決まって屋敷を出ていくことから話が始まる異世界ファンタジー漫画です。
ネタバレの話になりますので知りたくない人はこの先は読まないでください。
お兄ちゃんたちに気をつけて! 前回のあらすじ
ハリは、母親のことを「おばさん」ではなく「お母さん」と初めて呼びます。
昔はそう呼ぶことが出来ませんでしたが、どうせ夢の中なら好きにさせてもらおうと考えています。
ハリと両親が一緒に買い物へ行ったりと独占しているのをねたんで、キャベルはハリの為に買ってきた服を似合わないと悪態をつきます。
中身は大人のハリは、冷静にやり返します。
エーリッヒやユージン達も突っかかってきますが、今回はハリも簡単にやられるつもりはありません。
部屋へ戻って、アリナがどれだけ愛されていたかを実感します。
一度経験していることなので、このぐらいの嫌がらせは平気だと思いながらも、夢も希望もないと嘆きます。
→お兄ちゃんたちに気をつけて!5話ネタバレはここからチェック
お兄ちゃんたちに気をつけて!6話 ネタバレ
エーリッヒが犬のペニに、ハリをやっつけろとけしかけます。
昔はペニが怖かったハリですが今の中身は27歳、一度苦労してペニを手なずけた経験があるので、エーリッヒよりも上手く意のままにペニを動かします。
ペニが大人しくハリの指示通りに動くのを見て、エーリッヒはショックを受けました。
そこへキャベルがやってきて、二人で何をしているのか聞いてきます。
エーリッヒはここぞとばかりに、ハリがキャベルと遊びたいと言っていると言います。
それを聞いてキャベルはうれしそうに、ハリにチャンバラごっこをしようと言ってきますが、ハリは絶対に負ける遊びなどしたくないので、頭を使って回避しようと考えます。
ハリはキャベルより年下で女の子で力もない、キャベルは自分が絶対勝つと分かっているのに弱い者いじめをする「恥知らず」や「ひきょうもの」ではないですよね、と。
そうやって、ハリとチャンバラをするということはひきょうものになるという認識を与えつつ、さらにエーリッヒと遊ぼうと思っていたのにハリと間違えたのだろうと誘導します。
エーリッヒがキャベルに遊んでもらえないと寂しがっていたのだと念押しもします。
「恥知らず」のレッテルを貼られるのが嫌なキャベルはエーリッヒと遊ぼうと思っていたと訂正し、エーリッヒが連れていかれました。
それを見て、ハリはほくそ笑みますが、その場面をユージンに見られてしまいます。
ユージンは、ハリが倒れた時から人が変わったようだと言います。
ハリは変わっていないと主張し、ハリの事を何も知らないくせに何を根拠にそんなことを言うのかと問い詰めます。
ユージンはその答えに答えず、違う話をし始めます。
自分は優等生のふりをしてきたと。しかしハリが母親をだましているのなら絶対に許さないと。
そして最後に、ハリを家に迎えるんじゃなかったと吐き捨てて去っていきます。
ハリはその言葉に少し傷ついているようです。
またハリは、ベッドの上で熱を出しています。
元々身体が弱かったところにストレスがかかって体調を崩しているようです。
夢でも幸せになれない自分を呪うハリですが、そこでもしこれが夢じゃないとしたらという事を考えます。
看病をしている母親に、休んでくれと頼むハリですが、母親はそばにいたいのだと言います。
娘なのだから、辛い時は甘えて欲しいと、我慢はしないで欲しいとハリに頼みます。
母親に抱きしめられながら、これが愛なのかとハリは感じました。
お兄ちゃんたちに気をつけて!6話 感想
エーリッヒは、ハリにキャベルのチャンバラ遊びを押し付けようと思っていたのに、ブーメランのように戻ってきて自分がチャンバラをする事になっていたのはおかしかったですね。
それも、エーリッヒと遊ぶようにハリに誘導させられたキャベルも、「恥知らずじゃない」「弱い者いじめはしない」と何度も強調して、ハリの思惑通りに動いているところがまだまだ素直な子供だなと思いました。
荒波にもまれてきた大人のハリは、キャベルたちを思い通りに動かせてますね。ユージン以外は。
ユージンはハリ以外の家族をとても大事に思っていますね。
その半分でもハリの心情を想像してくれたらいいのに。
今までは弟をかばいながらもハリには中立のような態度をとっていましたが、ハリが母親をだましていると感じたユージンは、これからハリにどのような対応をしていくのでしょう。
ハリが熱を出した原因がストレスだとするなら、やはりユージンの放った言葉がつきささっていたのでしょうか。
一度経験しているとはいえ、この疎外感はストレスになっているのでしょうね。
今も両親に丁寧語で話しているハリですが、依然と違って甘えることは出来るのでしょうか。
続きが気になります。