3人の兄弟から妹と認めてもらえず肩身の狭い思いをしていましたが、やっと縁談が決まって家を出られると思ったら、なぜか目が覚めると幼少期に戻っていた!
「お兄ちゃんたちに気をつけて!」は、母親を亡くしてエルンスト公爵家の養子となった主人公、ハリがやっと縁談が決まって屋敷を出ていくことから話が始まる異世界ファンタジー漫画です。
ネタバレの話になりますので知りたくない人はこの先は読まないでください。
お兄ちゃんたちに気をつけて!前回のあらすじ
ヨハンは、ユージンがハリの頭をなでに来たのだと確信していましたが、ハリは絶対にありえないと否定しました。
その話が終わった後も、ハリとヨハンはずっと仲良く話をしていました。
ルイーゼはずっと体調の悪いエーリッヒの事が気になり、ハリに質問をしている時にキャベルがハリと遊びにやってきました。
ハリとルイーゼはキャベルから逃げるように違う部屋へ移動し、途中でヨハンと合流します。
3人で人形遊びをしようとしていたところへキャベルがハリたちを探し当て、犬のペニと一緒にボール遊びをしようと強引に嫌がるハリの腕をつかみます。
ハリが本気で怒ろうとした時に、ヨハンがキャベルの腕をつかみ、ハリに謝るように促しました。
→お兄ちゃんたちに気をつけて!21話ネタバレはここからチェック
お兄ちゃんたちに気をつけて! 22話 ネタバレ
ハリは、おとなしいヨハンがキャベルを止めてハリをかばったことに驚いています。
キャベルはなぜ自分がハリに謝らなければいけないのかヨハンに問います。
ヨハンは、キャベルにも分かりやすく説明しますが、意地になってハリは自分の妹ではないと暴言を吐いてしまいます。
ヨハンは、妹でなければハリはキャベルにとって何なのかを問い返しますが、とっさに出た言葉だったので、キャベルは答えられません。
そんなキャベルに、自分の方がハリを大事にできるから自分に欲しいと伝えます。
ルイーゼもその意見に賛成し、自分の姉になって欲しいと言います。
それを聞いていたエーリッヒとハリは予想していなかった展開に言葉がありません。
ヨハンがキャベルにさらにお説教をすると、我慢が出来なくなったキャベルはヨハンに手をあげてしまいました。
ハリがヨハンをかばう姿を見て、キャベルはなぜヨハンの味方をするのだとハリを責めます。
しかしハリは、キャベル自身がハリは妹じゃないと言ったのだから、兄でもないキャベルの味方をする義理はないと伝えると、キャベルはやっと自分の言った言葉の重さに気付きます。
ハリとキャベルは言い合いを続け、ルイーゼは泣いてしまいました。
ヨハンはいきなり立ち上がり、キャベルを殴りました。
それをきっかけに二人を止める声も聞こえないかのように二人はケンカを始めてしまいます。
エーリッヒは母親を呼びに行き、ハリはヨハンに馬乗りになっているキャベルを止めようとしますが、キャベルが振り払ったひじが顔にあたり、ハリは鼻血を出してしまいます。
そこに両家の母親が駆け寄り、ハリの血が止まらないのでヒューバートを呼びました。
ハリの母親はヒューバートに止血と医者を呼ぶように命じます。
ヨハンはハリのけがに落ち込み、ルイーゼはハリを心配して泣き、先ほどのケンカよりも事態が悪化してしまいました。
ハリは心の中で、いつになったら自分に平和が訪れるのだろうと考えていました。
お兄ちゃんたちに気をつけて! 22話 感想
キャベルは悪い子ではないと思うのですが、深く考えるよりも手が出てしまうのが良くないですね。
ハリと遊びたいと思い、ハリが好きだと思うペレまで連れてきたけれど、その時の相手の感情を察することが出来ませんでした。
せっかくヨハンがキャベルにも分かるように丁寧にキャベルのいけないところを諭してくれたのに、キャベルは考えることが嫌なのと、お説教が嫌いだった理由でハリは妹じゃないなどと、自分が本気で思ってもいないような事を後先考えずに言ってしまって墓穴を掘っていました。
ハリと一緒に遊びたいと思うほどハリの事を気に入っているのに…。
ヨハンがいきなり「ハリをちょうだい」と言ったのは驚きました。
まさかそこまでストレートに告白してくるとは思いませんでしたし、ハリも状況をつかめていないようでした。
エーリッヒもいつもなら軽口をたたきそうですが、何も言えなかったですね。
今回はいつもやりたい放題のキャベルが、3人に責められて少し押され気味でした。
この事件を機にキャベルは少しでも変わることが出来るのでしょうか。
続きが気になります。