「隠された世界」は、ピッコマで連載中のMISHA先生原作のファンタジー漫画です。
大学3年生の芦田桃は何度も奇妙な夢を見るようになります。
夢の中で登場する男に会った事がある気がするのですが、毎回顔は絶対に見えません。そしてその夢を見たら必ず切らなければならないほど髪が異常に長くなってしまいます。
タロットカード占いがよく当たる友人がある男とぶつかった拍子に落ちたカードは悪い意味しか持たない「塔」のカードでした。これから何か悪い事が起きる予感がしていました。
ネタバレの話になりますので知りたくない人はこの先は読まないでください
隠された世界 前回のあらすじ
曉斗が金翅鳥に桃が青鳥の娘だと説明しますが、金翅鳥は信用しません。
桃を弱水に落としても、青鳥に変身しませんでした。
曉斗は、桃が青鳥の能力を目覚めさせた時には、自分が血を流していた事に気が付きました。
自分が体内に重要なものを入れられたおかげで生き残る事が出来た事を思い出しました。
曉斗の父親は、持ち主に出会うことがあれば、それを絶対に返してあげるようにと伝えていました。
隠された世界【44話】ネタバレ
10歳の誕生日まで、曉斗は何不自由なく生きてきました。
人間界ではお坊ちゃまとして、神羽族では最強とされる鷲族の息子として常にちやほやされていました。
しかし、父親の木南秀が神鳥を捕まえる任務につき、それが失敗して連れ帰った神鳥が死亡した事で、容疑者として重刑にされたことで生活が一変しました。
死亡した神鳥とは、青鳥の明庭のことでした。
木南秀は、過去の功績で死刑は免れましたが、空を飛べない「無風間」への追放となりました。
曉斗は、羽帝陛下の命令だから逆らう事は出来ないと諭す兄に、陛下の命令なら絶対に正しいのかと反論して、父親を守ろうとしました。
大きな風を巻き起こす曉斗の姿を見て、父親はあと少しで亡くなってしまいそうになった曉斗にした最後の方法のせいなのだろうかと推測します。
曉斗が使っている力は青鳥の力だったので、陛下に疑われないように曉斗に近づかないように伝えます。
鳳凰は、父親とはいえ罪人に手を貸すのかと言い、曉斗に業火烙印を押します。
これにより、曉斗は追放され、神羽族の領地に立ち入る事を許されなくなりました。
まだ諦めずに父親を助けようとする曉斗に、鳳凰は自分の力で真相を明らかにするまでは神羽族の領地に踏み込まないように伝えます。
曉斗の父親は、鳳凰は青鳥の友人だったので、曉斗が使った力が青鳥のものと気づいているだろうと予測します。
木南秀が曉斗の体内に隠したものは、「青鳥の一滴の血」でした。
不死を願う人が多い為、青鳥の言い伝えは変わっていき、青鳥の血を得ることで不死の命を得られると思われるようになり、捕獲されたり、殺害されたりするようになりました。
青鳥の身体が少しでも不完全であれば、たとえ血を一滴失っただけでもすぐに能力が消えて普通の鳥類へと変わる特性がありました。
曉斗の体内の血が見つからない限り、明庭はただの鳥の存在なので、誰かが明庭を殺しても何一つ利益を得ることはありませんでした。
曉斗を守ってくれたと気づいた木南秀は、鳳凰にお礼を言います。
罪人の烙印が押されて神羽族を追放されたら、曉斗の体内の秘密も疑われなくて済むからでした。
鳳凰も、青鳥の死を解明したいと考えていました。
この日から曉斗には、真相を明らかにして父親を助け出すと言う願望ができ、それに執着するようになりました。
隠された世界【44話】感想
今回は曉斗の過去についての内容でした。
父親が罪人になった理由とは、このようなことだったのですね。
神羽族から追放されたはずの曉斗は、今回桃を助けるために神羽族の領域に入ってしまいましたが、見つかっても大丈夫なのでしょうか。
鳳凰のおかげで曉斗と曉斗の父親は生き延びる事が出来ていたのですね。
曉斗の体内に入っている明庭の一滴の血は、明庭に頼んでもらったものなのでしょうか。
それにしても、羽帝の隣にいたフードの男の人、怪しかったですね。
何者なのでしょうか。
次回は桃が青鳥に変身するのでしょうか。
続きが気になります。