「潰れる家門を生かしてみます」は放送作家だった奈緒が事故に合い、小説の世界へ飛ばされてしまう「異世界ファンタジー系マンガ」です。
小説の話のままだと一族は潰れて自分も死んでしまう!
なんとか運命を変えようと奮闘するヒロインの物語です。
ネタバレの話になるので知りたくない人はこの先は読まないでください。
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潰れる家門を生かしてみます 35話 ネタバレ
ロイド伯爵が、テラに請託とはどんなことだと問います。
テラは、エリオス製薬が徹底した審査のもと、優れた人材を見つけて後援しているのを聞き、自分の知っている有能な人材の審査をオリバー先生にお願いしたいと伝えます。
今まで選ばれたものは全員原料学科への進学を控えている者でしたが、テラが推している人物は原料学科の出身ではありませんでした。
身分や学歴は問わずに選出されるということだったので、原料学科出身ではないが、一度審査して判断して欲しいと頼みます。
後援を受けるに充分な資格の持ち主で、ロイド伯爵も気に入るだろうと付け加えました。
ロイド伯爵は、テラの堂々とした態度に、以前とは別人のように感じられると言い、もっと早くにテラが目覚めていたらもっと良い教育と環境を与えられたのにと悔います。
そして、ダーボンでの暮らしが辛ければいつでも戻ってきてよいとテラに伝えますが、苦労して合格したのだからそれは出来ないと答えます。
宮にコネをつけてやりことも出来るというロイド伯爵の言葉に、テラは中立が崩れるのではと思いハッとします。
ロイド伯爵は、その程度で中立の立場が崩れたりしないと言いますが、それは後になって命取りになる可能性もあると断ります。
さらに、今の発令地を変えてもらったらヒマな職に回されるだろうから、せっかく入ったのにそんな仕事をしたくないと言って、ロイド伯爵の気持ちだけありがたくもらっておくと伝えました。
ロイド伯爵はそれを受け入れ、今回のテラの頼みは重要な事なのかと問うと、テラはいずれエリオス家にとって役に立つことになると伝えます。
ロイド伯爵は、テラの推薦人物の審査をオリバー先生に頼むことを受けてくれますが、先生が不適任と考えたらそれに従うと言い、テラもそれに了承しました。
そして、テラのもうひとつの頼みとは何かと問われると、テラは使用人のニルスと、一緒に特訓をしていたピーターについてのお願いだと話し始めました。
階段上でテラを待っているジェイソンの一喝でベスが階段から滑り落ちそうになり、それに怒ったテラはジェイソンと一対一でやりあう覚悟で階段を上がっていきます。
ジェイソンは、テラが自分を告発した事に怒り、自分を陥れたらどうなるか分かっているのかと脅します。
人を呼ぼうとしてジェイソンに止められたベスに、テラは早く部屋に戻るように言いながら、何度もベスに向かってウインクをします。
それに気づいたベスは、走って部屋に行きます。
テラがジェイソンにこんなことをしてロイド伯爵にバレたらどうするのだと言いますが、自分にはもう失うものはないから怖くないとジェイソンは開き直っています。
テラはその言葉を疑い、失うものはまだまだ多いと思うのだけれどと意味深な言葉を伝えます。
ベスは部屋で必死に何かを探しています。
ベスは、ジェイソンがテラに何かをしようとしてきたらウィンクで合図をするので、あるものを持ってきて欲しいと頼まれていました。
それはテラと、テラの母親を守ってくれるもののようです。
見つけ出したベスは急いでテラの元へ戻り、テラにそれを手渡します。
テラは、先ほど言っていた「失うものはまだ多い」と言う言葉を続けます。
ジェイソンの為に皇宮中央銀行にジェイソンの名前で秘密金庫を作っておいたと言って、ベスが持ってきた鍵と、暗証番号をジェイソンに伝えます。
何を言っているのだと、訳が分からないジェイソンの代わりに、テラが中身を説明します。
金庫の中には、面接官を買収するために使ったお金と、買収された面接官のリストが入っているといいます。
ロイド伯爵に見つかるより、治安部に渡したらもっとひどいことになるだろうとジェイソンを脅します。
この内容を2日前に横領と一緒に暴露していたらジェイソンは宮の書記官になんて絶対なれないと思って残しておいてあげたとテラは恩着せがましくジェイソンに教えます。
一族の中で落ち目になってしまっても、宮で功績をつむことが出来れば一族での評価も戻ってくるだろうとジェイソンに言います。
ジェイソンは、テラの言葉は信じないといいながらも、証拠の鍵を奪って去ろうとします。
しかし、去り際にテラはそのカギはもう一つあるのだと言い置きます。
金庫の中の証拠を処分しても、複写した証拠が残っていると伝え、そのカギはジェイソンに選択権を渡すためだけのものだと言います。
自分が3日後にダーボンへ向かった後、テラや、テラの母親に何かがあれば、すぐに証拠を白日の下にさらすと釘を刺します。
ジェイソンが、願いも込めてもう一つ鍵があると言うのは脅しだろうと言いますが、テラははっきりと答えません。
そして、自分と母親、そしてテラの仲間に手を出さなければ、試験の件は誰にも言わないと言ってジェイソンに壁ドンをした後、立ち去ります。
ジェイソンとの対決が終わった後、テラはとても怖かったと心中を明かします。
テラは、早く誰が自分の一族を滅亡させるのかを見つけ出して、その後は結婚して田舎で幸せに暮らしたいと願っていました。
潰れる家門を生かしてみます 35話 感想
ジェイソンはアンドレ・ピットの試験にも落ちていたのに合格していたので、クロエから問題用紙を見せてもらっていたのかと思っていましたが、不正を行っていたのですね。
そしてそのお金は横領したお金から出ていたのでしょうね。
ジェイソンは、テラに弱みを握られているのにすごく強気でしたね。
でも自分の不正がテラにバレているので、テラの母親がいじめられそうになったらジェイソンが助けてくれるということになるのでしょうか。
今回はテラの驚くべき生涯設計が書かれていました。
優しい旦那さんと田舎暮らしをしたいなんて野望があったのですね。
でも、行政書記官になったのに一族の滅亡を阻止したら結婚してすぐに職を辞するつもりなのでしょうか。
漫画の中でも「苦労して手に入れた」と言っていたのに、今までの努力をすぐに捨ててしまうのは何だかもったいない気もしますが…。
次回はテラがダーボンへ向かうのでしょうか。
続きが気になります。