「隠された世界」は、ピッコマで連載中のMISHA先生原作のファンタジー漫画です。
大学3年生の芦田桃は何度も奇妙な夢を見るようになります。
夢の中で登場する男に会った事がある気がするのですが、毎回顔は絶対に見えません。そしてその夢を見たら必ず切らなければならないほど髪が異常に長くなってしまいます。
タロットカード占いがよく当たる友人がある男とぶつかった拍子に落ちたカードは悪い意味しか持たない「塔」のカードでした。これから何か悪い事が起きる予感がしていました。
ネタバレの話になりますので知りたくない人はこの先は読まないでください
隠された世界 前回のあらすじ
同級生からの嫌がらせを受けている桃に曉斗が味方につきます。
教室に入ると、林田先生がハトの解剖をすると曉斗に告げます。
杏は曉斗に動物医学専攻なのだから当然だと言い、皆解剖を済ませますが、曉斗だけ固まって先に進みません。
林田先生は、曉斗は残酷な事に手を染めたことがないのだろう、か弱い者の命を奪う事が出来ないのかと言いいます。
そして、鳥類に対処する時は直接殺せばいいと言って林田先生は曉斗の目の前でハトを殺しました。
隠された世界【17話】ネタバレ
死んだハトにショックを受けている曉斗を見て、林田先生は桃に曉斗の代わりにハトの解剖をするよう指示します。
自分たちの専攻は動物の体についてしっかり理解できていなかったら、もっと多くの動物を救えないから仕方がないと桃は曉斗に教えます。
解剖されるハトを見て、曉斗は父親(予想)が翼をもがれている姿を思い出しています。
辛い表情をする曉斗を見ながら桃は、曉斗が鳥族ならば同類を解剖する事は殺人と同じだろうなと想像します。
そして、林田先生は鳥族の事を知っていたはずなのになぜ桃に教えてくれなかったのかと疑問に思い、曉斗にとって辛い仕打ちをしているのはなぜなのか考え、ひとつの推測をしています。
曉斗は耐えられず授業を飛び出します。
授業が終わったあと、桃は林田先生を呼び止めました。
授業の後、桃は林田先生に先生が曉斗が普通の人間ではない事を知っているのではないかと問います。
そして、ハトはいつも解剖で使う動物ではないのにどうして使ったのかと聞きます。
いつも使わないから絶対に使わないわけではないと言い、その後桃の点数が悪い事をあげて話をはぐらかしました。
桃はもうひとつの疑問、浅田愛夢が記憶を失っているのがなぜかと質問します。
林田先生は、人は強烈なショックを受けると自信を保護するために記憶を故意に消そうとするので、そのせいだろうと言いますが、桃には理解が出来ません。
そこで林田先生は、浅田愛夢が記憶を取り戻して桃を怪物呼ばわりする方がいいのかと聞きます。
桃は林田先生の説明にあまり納得が出来ていません。
林田先生は去り際に、疑問があるなら教授連絡先の電話番号に連絡しなさいと言います。
桃が小さな声で自分が林田先生に電話したら出てくれるかなと独りごつと、遠くにいる林田先生は桃からの連絡なら出ると答えます。
桃は照れて、お辞儀をして走り去りました。
隠された世界【17話】感想
曉斗が出来ない解剖を林田先生が桃にさせているのも、桃に仕返しをさせているような形になりました。
桃は、林田先生が曉斗にこんなに冷たいのはまさか…予測していましたが、まさか先生も蛇族なのかと言いたかったのでしょうか。
最後に小さな声で桃が電話に出てくれるかつぶやいた時にも、遠くにいる先生に聞こえていました。
林田先生が蛇族なら曉斗を敵視してもおかしくはないですが、曉斗は、林田先生から蛇の匂いがしなかったと言っているのが気になります。
蛇族でないにしても、林田先生にはなんらかの能力がありそうです。
曉斗は林田先生の嫌がらせにもめげずに大学に通う事は出来るのでしょうか。
続きが気になります。