「影の皇妃」は、フランツェ大公の頼みで熱病で死んだ娘ベロニカの代わりになった主人公エレナのファンタジー漫画です。
皇妃として暮らしていると死んだはずのベロニカが現れ、エレナは殺されてしまうのですが、なぜか死なずに過去に戻っていた!
今度は以前のように殺されないように、自分を陥れた大公家への復讐を誓います。
ネタバレの話になりますので知りたくない人はこの先は読まないでください。
影の皇妃 前回のあらすじ
別荘に入ると本格的にベロニカになるための教育が始まりました。
エレナは書斎に閉じ込められている間に、大公家を意のままに動かすための知識を蓄えようとたくさんの書物を読み漁ります。
食事の時には、リアブリックに礼儀作法を褒められるまでに上達しました。
いつもと違う場所へ通されたエレナは、帝国の社交界で活動している皇族や貴族を覚えるよう命じられます。
そのリストの中には、クラディオス・デ・シアンの写真がありました。
影の皇妃 13話のネタバレ
クラディオス・デ・シアンは、エレナが最も愛した男でしたが、エレナの事を最も憎んだ男でもありました。
自分の子供を産んだエレナに対して、皇太子は、自分の失態のせいで帝国を奈落の底に落としたとまで言いました。
もともと、皇帝と大公は政治に対する志が異なり、対立していました。
フランツェ大公とリアブリックは、皇帝をけん制して権力を手にしようと皇后を毒殺しました。
そして、彼女の代わりにエレナを皇后にしようとしたのでした。
エレナはその策略を、過去に戻ってから知りました。
何も知らずに皇太子を恨んでいましたが、前の皇后はエレナのいるフランツェ大公家に殺されたのでした。
その事実を思い返していると、リアブリックが自分の話を聞いているのかと不機嫌そうに聞いてきます。
エレナは、皇太子がかっこよくて見とれていたと言ってごまかします。
過去に彼に傷付けられているエレナは、もう二度と皇太子を愛する事はないと考えていました。
リストの最後の一枚は、レン・バスタージュでした。
彼はベロニカの遠い親戚でしたが、大公家に絶対服従をする百年条約のせいで、大公家からさげすまれていました。
バスタージュ家はフリードリヒ家に属しているにもかかわらず、大公家の番犬とされていたのです。
レンとベロニカはこのような理由からも不仲であり、リアブリックも警戒して、レンには近づかないように警告をされます。
以前は、レンは初対面でエレナが偽物だという事を見抜きました。
そしてそれにつけこんで大国家の秘密を暴くためにエレナを利用しました。
エレナはなぜ自分が偽物だとレンは気づいたのだろうと考えていました。
エレナは、レンが首元を見ていたように思い出して、何かを思いつきました。
全て覚えるようにリストを渡したリアブリックは、今から実践をするとエレナに伝えます。
二日後には大公家に行くので、ミスを挽回する事は出来ないとプレッシャーをかけました。
影の皇妃 13話の感想
エレナは子供のことを愛していて、子供と皇太子をベロニカに奪われることを悲しがっていたので、皇太子の事とお互い愛し合っていたのかと思っていたのですが、逆に憎まれていたのですね。
本当に以前は踏んだり蹴ったりの人生だったんですね。
エレナを一目で偽物と見抜いたレンは、どこで偽物と見極めたのでしょうか。
首元らへんがアップになっていたので、そこにベロニカには痣かほくろなどがあったのでしょうか。
弱みを握られないで、レンを味方に出来たら大公に対抗する戦力に出来ますね。
フリードリヒ家なのに、大公家の番犬となってしまった「百年条約」とはどういう内容のものだったのでしょうか。
翌日からはもっと多くの人と出会うことになりますが、エレナはどのような応対をしていくのでしょうか。
続きが気になります。