「隠された世界」は、ピッコマで連載中のMISHA先生原作のファンタジー漫画です。
大学3年生の芦田桃は何度も奇妙な夢を見るようになります。
夢の中で登場する男に会った事がある気がするのですが、毎回顔は絶対に見えません。そしてその夢を見たら必ず切らなければならないほど髪が異常に長くなってしまいます。
タロットカード占いがよく当たる友人がある男とぶつかった拍子に落ちたカードは悪い意味しか持たない「塔」のカードでした。これから何か悪い事が起きる予感がしていました。
ネタバレの話になりますので知りたくない人はこの先は読まないでください
隠された世界 前回のあらすじ
桃は、暁斗が林田先生が言っていた動物の遺伝子を持った特殊な能力を持ったものだと思い、その遺伝子は鷹だと推測します。
桃は暁斗も特異な能力を持っているのかと聞きますが、暁斗は自分たちの「血」に息づく能力だと言います。
桃は暁斗から蛇族は土と木をコントロールする能力があることや、雷封塔の大きな石が蛇族の目覚めの石で唯一残っていたもので、桃がその石で目覚めた唯一の蛇族だと言います。
そして暁斗は、桃の腰に浮かび上がった蛇族の図柄を見て、桃が蛇族である確信をしました。
なぜ蛇族について詳しく知っているのかと問う桃に、暁斗は、自分が神羽族である木南家最強の鷹で、蛇族である桃の敵だと答えました。
隠された世界【11話】ネタバレ
暁斗は桃に「蛇の七寸」という言葉の説明をします。
頭部より下、腹部より上に蛇の急所があると言われていて、蛇族の印はその急所にあるのだと言います。
その急所を攻撃されたら、生死の境目の苦しみを味わうことになるのだと言います。
もし自分が蛇族だとしても、人を傷つけた事などないし、今、人を傷つけているのは暁斗の方だと桃は言い返します。
暁斗は桃が人を傷つけたことがないという言葉を信じず、服従術をかけて嘘をあばこうとします。
しかし質問をしても桃が蛇族と関係があるという証拠がつかめなかったため、今度は桃の過去を調べます。
小さい頃、桃は友人と三人で川へ遊びに行っていて二人が滝から落ちてきた丸太に当たって亡くなっていました。
友人の両親が桃が自分の娘を殺したのだと責め、学校や高校のチャットにもうわさが流れて桃はひどいいじめを受けるようになりました。
母親は転校することを勧めますが、自分が何も悪い事をしていないのに逃げるのは嫌だと背筋を伸ばして生きる道を選びました。
桃の過去の記憶は桃を深い闇に引きずり込んでいき、これ以上深く沈み込んだら目覚めることが出来ない状態にまでなってしまいました。
暁斗は何度も桃を起こそうとしますが反応がなく、最後に力を使って意識を取り戻させようと試みました。
隠された世界【11話】感想
大学に入っても前話の女性のように知ってもいないのに悪口を言う人がいましたが、大学の前からいじめが続いていたのですね。
あんなにひどい目にあって、よく性格が曲がらずにいい子に育ったなぁと感心します。
暁斗は蛇族と思って殺そうとしていましたが、蛇族は全て人間に害を与えているという認識があったから殺そうとしていたのでしょうか。
桃の過去を見て桃が人を傷つけていないと知ったら、目覚めないかもしれない桃を力を使ってでも助けようとしていましたね(そもそも術を掛けたのは暁斗なので当然の処置といえば当然なのですが)。
桃の過去を見た暁斗は桃に対しての態度が変わるのでしょうか。
蛇族について桃は詳しく知ることが出来るのでしょうか。
続きが気になります。