3人の兄弟から妹と認めてもらえず肩身の狭い思いをしていましたが、やっと縁談が決まって家を出られると思ったら、なぜか目が覚めると幼少期に戻っていた!
「お兄ちゃんたちに気をつけて!」は、母親を亡くしてエルンスト公爵家の養子となった主人公、ハリがやっと縁談が決まって屋敷を出ていくことから話が始まる異世界ファンタジー漫画です。
ネタバレの話になりますので知りたくない人はこの先は読まないでください。
お兄ちゃんたちに気をつけて! 前回のあらすじ
ハリは、いくら自分がアリナに似ていても、本人になることはできない事を理解しています。
ハリは、ユージンにお腹が空いたと言うと、初めは抵抗しましたが、結局ハリに食べ物を持ってきてくれます。
少しお腹がふくれて横になっていると、今度はキャベルが遊ぼうと無理やり起こしてきました。
寝たふりをしていたハリですが、あまりにもしつこいので目を覚ますと、キャベルの服に食べたものを吐いてしまいます。
ふたたび目を覚ましたハリは、ユージンに自分の事が嫌いかを聞き、自分も3兄弟の事が大嫌いだと伝えます。
やり直せるならエルンスト家の子供になりたくない、全てを忘れてしまいたいと。
→お兄ちゃんたちに気をつけて!4話ネタバレはここからチェック
お兄ちゃんたちに気をつけて!5話 ネタバレ
ユージン達の両親が部屋へ入ってきました。
ユージンが母親へ話しかけますが、母親はそれを無視してハリの元へ駆けつけます。
ポタージュを飲ませてくれる母親に、ハリがお母さんと呼ぶと、初めて「おばさん」ではなく「お母さん」と呼ばれ、母親はとても感動します。
父親の事も「お父さん」と呼ぶと、こちらも喜んで、もう一度呼んで欲しいと感動しています。
過去では、エルンスト家の両親を「お母さん」など呼んだことはありませんでしたが、今起こっている事を目覚めない夢だと考えているハリは、3兄弟への当てつけにこう呼ぶことにしました。
両親は、ハリと一緒に買い物に行き服を買ってくれますが、どれも似合うと言ってたくさん買います。
父親も、母親のメリッサの笑顔が久しぶりだとハリに感謝し、両親ともにハリを甘やかします。
かわいい服を着て戻ってきたハリに、キャベルは反発し、全然似合っていないと吐き捨てます。
自分の両親を他人に独占されている事に我慢が出来ません。
中身は大人のハリは、キャベルの感情を理解していますが、今までいじめられてきた仕返しに、容赦しません。
昔はずっと我慢していましたが、今回はやられっぱなしになる気はないようです。
ハリの思惑通り、キャベルは父親に叱られるハメになります。
自分の部屋に戻ろうとしたら、今度はエーリッヒが絡んできます。
二人で言い合っていると、母親が何事かとやってきますが、そこにユージンが割って入り、エーリッヒをかばいます。
ハリを起こそうと手を貸すユージンでしたが、ハリの(演技の)笑顔を見て手を払いのけてしまいます。
払いのけられたハリは、また転んでしまいますが、ユージンは、ハリの力が弱いとごまかします。
それを聞いた母親は、薬を飲ませようと提案しますが、自分だけではなく、エーリッヒたちも道連れに薬を飲むことになります。
母親は、薬の買い出しをかねて家族全員で出かけようと提案します。
その事でさらに兄弟と険悪なムードになってしまいました。
母親がいなくなると、ユージンは先ほどのハリの演技を指摘して自分は騙されないと言い、ハリは家族じゃないと再度主張します。
中身は大人のハリは、ユージン達の対応を「子供」だと冷静に見ています。
まっピンク一色のハリの部屋を見て、趣味じゃないと思いながら「アリナ」が家族にどれだけ愛されていたかを実感します。
母親はアリナの代わりを求め、兄弟はアリナではない偽物を拒んでいます。
ハリは、20年間耐えたのだから、この地獄のような夢もどうってことないと思いながらも、夢や希望がないと嘆いています。
お兄ちゃんたちに気をつけて!5話 感想
ハリは、エルンスト家の両親を「お母さん、お父さん」と呼ぼうと決めましたが、買い物に行ったときに母親や父親に対して「気に入りました」など丁寧語で話しているので、まだ本当の母親のように甘えるまで慣れていないようですね。
キャベルにひどいことを言われても中身は3人に20年間いじめぬかれたハリなだけあって、したたかに仕返しをしていますね。
昔は素直で、3人の言葉に傷つきながらもいじめにずっと耐え抜いてきたのでしょう。経験を積んだハリは、小さな頃のハリよりもたくましくなっているので結構冷静な感じがします。
ユージンがハリの手を払ってしまったのは、演技でもハリの笑顔がアリナと重なってしまったからでしょうか。
兄弟もアリナの事をとても大事に思っていたみたいですね。
ハリは、今度は3人のいじめにどう対抗していくのでしょうか。兄弟と仲良くなる日は来るのでしょうか。
続きが気になります。