「隠された世界」は、ピッコマで連載中のMISHA先生原作のファンタジー漫画です。
大学3年生の芦田桃は何度も奇妙な夢を見るようになります。
夢の中で登場する男に会った事がある気がするのですが、毎回顔は絶対に見えません。そしてその夢を見たら必ず切らなければならないほど髪が異常に長くなってしまいます。
タロットカード占いがよく当たる友人がある男とぶつかった拍子に落ちたカードは悪い意味しか持たない「塔」のカードでした。これから何か悪い事が起きる予感がしていました。
ネタバレの話になりますので知りたくない人はこの先は読まないでください
隠された世界 前回のあらすじ
暁斗は、林田先生から蛇族の匂いはしなかったが、本能的に危険だと感じていました。
荒い運転で屋敷内に入り、家の中へ入ろうとしますが、兄の浩樹が家に入れてくれません。
浩樹は暁斗に3つの間違いをしたといいますが、暁斗には分かりません。
浩樹は、人間にバレそうになったこと、大学の師を尊重していなかった事、家の前で騒いだことだと言いながら、扉を開けます。
浩樹は、暁斗が羽帝になるのだから、もっと学んで欲しいと伝えました。
隠された世界【14話】ネタバレ
浩樹は、食欲のない暁斗を心配します。
浩樹は、桃の身体に蛇の図柄が現れたのなら蛇族なのだから、迷わず殺していいのだといいます。
暁斗がそれに対して蛇族の匂いがしなかったと言うと、浩樹は封印が解かれたばかりだからだろうと返します。
それに対してまた暁斗は反発して桃の過去には悪さをした記憶がなかったと言おうとしますが、浩樹がそれをさえぎり、自分が狩猟者であることを忘れるなと諭します。
自分たちは人間の世界で生きてきたが、人間のような憐みの心は必要ないと言います。
神羽族が勢力を拡大できたのは、遠くまで見通す視力やびんしょうな身体、美しい声などの生まれつき備わった能力を利用してきたから高い地位を得たのだと言います。
その能力を人間は「天賦の才能」とつけたが、その才能のおかげで勢力を拡大できたのだと説明します。
そして神羽族の猛禽類である木南家の天賦の才能は「獲物を追い続けること」だと言います。
能力だけだと暁斗が一番次の羽帝にふさわしかったのですが、腕に罪の子の印が現れてしまったせいで一番ふさわしくない候補者になってしまっていました。
そして浩樹は、その印の背景に何が起こったのかを忘れるなと言います。
暁斗は、木南家がこの世界に追放されたのが父親の冤罪のせいだろうと言い、暁斗が羽帝になろうとしているのは、権力が欲しいからではなく以前の真相をはっきりさせて冤罪が起こらないようにするためだと伝えます。
冤罪が起こらないようにするためと言いながら、しっかり調べてもいないのに桃を敵と排除したら、自分達まで冤罪事件の犯人と同じになってしまうのだと浩樹に気持ちをぶつけます。
浩樹は、それを聞いて3億円をつぎこんだ甲斐があったと言います。
浩樹は暁斗が転入するために3億円をつぎこんだようです。
そして、授業をさぼらず、真相も突き止めて、さらに卒業証書も貰って帰ってこいと言います。
それを聞いて暁斗は、勉強なんて難しくないだろうと考えていました。
大学では林田先生が生徒を使って解剖の授業に必要な材料を準備させていました。
隠された世界【14話】感想
話の内容から察すると、「天賦の才能」を持った能力者は蛇族と神羽族以外にもいるようですね。
そして、猛禽類である「神羽族」ではなく「神羽族」の猛禽類と言っているという事は、神羽族は木南家以外の種族もいるという事でしょうか。
暁斗の腕に罪の子の印が出来たのは本人のせいではなく、父親の冤罪のせいみたいでした。
羽帝の競争に出ているのも、父親の冤罪をはらして、同じ過ちが繰り返されないようにしているといいます。
冤罪なのに罪の子の印が浮かび上がるとは、どうしてなのでしょうか。
暁斗は自分が同じ冤罪をつくらないように、桃をちゃんと調査するつもりだったのですね。
ですが、転入だけで3億円もつぎこむなんて、「天賦の才能」を持った種族はその能力でとても儲けているみたいです。
林田先生は解剖の準備をしていたようですが、何か考えているようでした。
先生の授業がどうなるのか、続きが気になります。