「影の皇妃」は、フランツェ大公の頼みで熱病で死んだ娘ベロニカの代わりになった主人公エレナのファンタジー漫画です。
皇妃として暮らしていると死んだはずのベロニカが現れ、エレナは殺されてしまうのですが、なぜか死なずに過去に戻っていた!
今度は以前のように殺されないように、自分を陥れた大公家への復讐を誓います。
ネタバレの話になりますので知りたくない人はこの先は読まないでください。
影の皇妃 前回のあらすじ
エレナが自分の騎士にしたいと考えているフューレルバードは、帝国を守護する三剣の一人で、帝国最高の騎士でした。
エレナは騎士たちの前で、自分の直属騎士の選任を正式なかたちでエレナ自身が選ぶことを告げます。
リアブリックはローレンツ卿に会い、エレナの騎士になり、忠誠を尽くしながら彼女を監視するように命じます。
ローレンツ卿は、ベロニカが戻った時には自ら名誉挽回させてもらうことを条件に受け入れます。
ローレンツ卿が退室してすぐにベロー卿がリアブリックを訪れ、エレナが直属の騎士を選ぶために召集令を出したとリアブリックに伝えました。
リアブリックはとても怒り、すぐにエレナを連れてくるように命じました。
影の皇妃 19話のネタバレ
リアブリックとエレナは向かい合って無言で座っています。
エレナが先に口を開き、自分が何かしたかと問います。
リアブリックは本当に分からないのかと問い返します。
エレナは報告通りに庭園を散歩して、騎士団と話しただけだと言います。
そして、エレナは自分に高潔な騎士を選ばせてくれると約束したじゃないかと反撃します。
騎士団の中にローレンツ卿がいると聞いてドキドキしていた、最も高潔な人を選ぶと言っただけなのに何が悪いのかと聞きます。
リアブリックは、自分の相談もなしに選任式に騎士を招集すると言った事を怒っているのだと伝えます。
それに対しては、本や礼儀作法を習って、選任式で誓約を証明するのがしきたりだと思ったからだと言い訳します。
そこでリアブリックは、エレナが公国を離れる前から騎士との誓約に憧れていたことを思い出し、気に留めておくべきだったと後悔します。
既に公女の口から選任式を行うと宣言してしまっているので取り返しはつかないが、今大事なのはどんな手を使ってでもローレンツ卿を直属の騎士にすることだとリアブリックは考えます。
リアブリックは、誰が上なのか分からせようと考えます。
リアブリックはエレナに、こんなことばかりするなら元居た場所に戻ってもらうしかないと言います。
それを聞いたエレナ二度と勝手な事はしないと言い、涙を流します。
エレナはリアブリックが貧しかった生活に戻る事の恐怖心を利用するつもりだと理解し、その挑戦を受けて立つつもりでいます。
リアブリックは、話していた騎士が来ていると、ローレンツ卿に会わせようとします。
選任式前に私的に騎士と会った事がバレると不公正だと批判されると考え、リアブリックは隠し部屋にエレナを招き入れます。
エレナはローレンツ卿に会い、想像していたよりカッコよくて素敵だと照れたフリをします。
ローレンツ卿は無礼を許してくださいと言って、エレナの手にキスをします。
キスをされたエレナは、喜びどころか憎悪を感じています。
しかしリアブリックにはとても素敵だと言い、ローレンツ卿を超える人は絶対にいないだろうと言います。
エレナがローレンツ卿に完全に虜になったと思い込んでいるリアブリックは自分が言った通りエレナに見合う人だろうと言います。
ローレンツ卿はエレナに自分の名誉と命を捧げると誓います。
帰り際、エレナはリアブリックでないとこんな素敵な人に出会えなかったとお礼を言います。
リアブリックも自分の予想通りに事が運びそうなので上機嫌で、次はお茶を飲もうと誘いました。
影の皇妃 19話の感想
今回もエレナは見事に乗り切りました。
リアブリックに会ってすぐに騎士に憧れているように見せ、騎士を選ばせて欲しいと言っていた事で、エレナの魂胆を見破られないで済みました。
しかしリアブリックもそこで諦めずに、エレナが望んでいるような騎士とのやり取りを先にローレンツ卿とさせる事で、何が何でも選任式にローレンツ卿を選ばせようとしていました。
エレナがローレンツ卿を憎んでいる事も知らずに、自分の策が上手くいったと考えているリアブリックですが、この先エレナはどういう理由を付けてフューレルバードを自分の騎士にするつもりなのでしょうか。
続きが気になります。