3人の兄弟から妹と認めてもらえず肩身の狭い思いをしていましたが、やっと縁談が決まって家を出られると思ったら、なぜか目が覚めると幼少期に戻っていた!
「お兄ちゃんたちに気をつけて!」は、母親を亡くしてエルンスト公爵家の養子となった主人公、ハリがやっと縁談が決まって屋敷を出ていくことから話が始まる異世界ファンタジー漫画です。
ネタバレの話になりますので知りたくない人はこの先は読まないでください。
お兄ちゃんたちに気をつけて!前回のあらすじ
母親は、アリナがまだ生きていると思い込んでいます。
ユージンはその状況を父親に教え、父親は医者を呼ぶことを検討しています。
ユージンは、アリナの代わりに養女になったハリを受け入れたくはないが、母親のためにはハリが必要だと理解しているので、相対する感情に悩ませられます。
ある日、ユージンは家がとても静かなことに気が付きます。
エーリッヒを問い詰めて外に出ると、そこには雪の上に横たわったハリの姿がありました。
→お兄ちゃんたちに気をつけて!12話ネタバレはここからチェック
お兄ちゃんたちに気をつけて! 13話 ネタバレ
ハリが死んでしまう事は望んでいないのだと、必死でハリを呼びます。
ハリは目を覚まし、ユージンの目を見て名前を呼びます。
それを聞いてユージンは少し驚いています。
ずっと下を向いていたハリと初めて目が合ったと。
ハリが外で倒れていたことを知って両親が兄弟を呼び出しています。
ハリがエーリッヒと遊んでいて転んだという事になっており、ユージンがなぜハリを見ていなかったのか咎められます。
ユージンは、エーリッヒの仕業だったと伝えたはずなのにとおかしく感じます。
母親は三人に反省をするように言い、ハリの看病をすると去っていきます。
エーリッヒは両親がいなくなってから、泣きながら自分の気持ちをユージンに話していました。
雪の上で倒れてから、ハリが変わったようにユージンは感じていました。
そしてそのハリをユージンはとても気になっているのはなぜなのか自問します。
ユージンがハリから飴を奪って父親に叩かれた日の場面の回想が始まります。
父親がユージンに謝っています。
ハリがあの飴に二度と興味を持たないようにおおげさに振舞ったのだと。
そして飴の秘密をユージンが知っていたことに気付かなかったと言い、このことは忘れるように言います。
父親は全部自分に任せろと主張します。
ユージンは、母親がまたハリに飴をあげるのではと心配しますが、父親は気にするなと言い、去っていきます。
翌日、ユージンは母親に、父親が頬を叩いた事を心配して話しかけてきました。
ユージンは、母親に頬を触られながら、なぜあの飴をハリにあげたのかと、違う話題を振ります。
あげたらダメなのかと聞く母親に、ユージンはあれは麻薬でしょうと言います。
苦しむアリナのために仕方なく渡したものだったはずなのに、体は弱いけれどハリはアリナじゃないとユージンは母親を諭します。
母親は普通の飴だとしらばっくれますが、ユージンが食べるというと、病気の子供が食べるものだから駄目だと強く拒否されます。
母親の傷はハリによって癒えたのだと思っていたけれど、現実から目を背けていただけなのだとユージンは理解しました。
ユージンは、母親に訴えようと話しかけますが、母親の笑顔を見てやめてしまいました。
お兄ちゃんたちに気をつけて! 13話 感想
母親の病気は重症みたいですね。
初めにユージンがエーリッヒのせいでハリが倒れたと伝えたはずだったのに、遊んでいて自分で転んだことになったのはなぜなのでしょう。
エーリッヒを叱っている時に、ハリが逃げ出すほどエーリッヒを怖がったのは普段から意地悪をしていたのでしょうと言っているので、ハリが遊んでいたわけではないことは両親も承知している事だと思うのですが、これも母親の病気のせいで現実がすり替えられたのでしょうか。
妖精の飴は、麻薬が混ざっていたのですね!
そうとは知らずにユージンはアリナへの感情だけで動いていると思ってしまいました。
ユージン!ごめんなさい!!!あなたはハリの事も考えてくれていたのですね!
ずっと「お兄ちゃんだから」と言われてきた兄の責任感からか、父親が忘れろと言ってもハリを守ろうと母親に飴を渡さないよう諫めようとしたり、母親の病気に心を痛めたり、本当に家族を守ろうと必死なのだなと感じました。
最後にユージンは何と言いたかったのでしょうか。
「少しは他の兄弟の事も見てほしい」というつもりだったのでしょうか。
母親がこれ以上壊れてしまわないように見守り続けるのか、それともユージンは何か行動をするのでしょうか。
続きが気になります。