「影の皇妃」は、フランツェ大公の頼みで熱病で死んだ娘ベロニカの代わりになった主人公エレナのファンタジー漫画です。
皇妃として暮らしていると死んだはずのベロニカが現れ、エレナは殺されてしまうのですが、なぜか死なずに過去に戻っていた!
今度は以前のように殺されないように、自分を陥れた大公家への復讐を誓います。
ネタバレの話になりますので知りたくない人はこの先は読まないでください。
影の皇妃 第1話ネタバレ
エレナは大公と会った時の事を思い出していました。
自分の娘になって欲しいという大公の頼みを聞くべきではなかったと考えています。
あの時公女となることを拒んでいればこんなにみじめに死ぬこともなかったのにと後悔します。
自分の者など何も存在しないのに、皇妃の座に何の意味があるのかと思います。
エレナは背中に剣を刺されていました。
初めからこうするつもりだったのだろうと問うエレナに、大公は、自分は手を差し伸べただけで、選んだのはエレナだと答えます。
そこに死んだはずのベロニカ公女が出てきます。
ベロニカは死んだフリをしなければいけなかった理由があったようです。
エレナが死ねば、ベロニカは素知らぬ顔で夫である陛下や子供も全て自分のものにするだろうと想像して涙を流します。
ベロニカはエレナの子供、イアンを見せます。
そして、今は何もしないと伝えます。
ベロニカは、自分が陛下の子供を身ごもったらイアンを殺すつもりでした。
ベロニカはエレナの名前を知らないので、別れる時には「偽ベロニカ」と呼びます。
その後姿を見て、エレナは倒れてしまいました。
影の皇妃 第2話ネタバレ
気が付いたらエレナは、成人式を控えた18歳だった過去に戻っていました。
エレナは、5年前ではなく、1年よりもっと短い過去に戻っていたら無念の死もなかったと残念に思います。
しかし考え直し、これからの人生を全て変えて見せると心に決めます。
以前の父は一目置かれる行政官でしたが、祖父の事業失敗がきっかけで名ばかりの貴族に没落していました。
その娘のエレナに、クロード子爵が成人式の為の後援金を出すと言ってきたのでした。
父親は、社交界に出れなければ夫候補が違ってくるのだとエレナを説得しようとしますが、その先の未来を知っているエレナは、成人式には出ないと言い張ります。
エレナは、他力本願では何も解決しないと身をもって体験していました。
エレナは後援金を理由にその先どうなるか分からないと言いますが、クロード子爵を信じ切っている父親はエレナの考えを否定します。
しかしエレナは、クロード子爵の後ろに人の心を巧みに操る大公家の権力者のひとり、リアブリックが黒幕として存在している事を知っていました。
リアブリックは現在エレナを連れて行く計画を立てて領地に来ていました。
エレナは利用されてみじめな最期を迎える人生にはこりごりだったので、父親の問いにも後悔しないと言い切ります。
最悪の選択だったとしても、人に振り回されることはうんざりと考えたエレナは、今度の人生は自分が覆すと心に決めていました。
影の皇妃 第3話ネタバレ
エレナの母親は、選択の中にすごく汚れた服を見つけていました。
それはエレナが山に行って汚したからでした。
父親はまだエレナの成人式を諦めきれずに、書面での契約でもいいそうだが考え直さないかと聞いてきます。
エレナは書類など形式的なものにすぎないと断ります。
母親はエレナの肩を持って、父親を説得してくれます。
そんな母親の意図を理解し、エレナは感動します。
エレナは山に行く用事はもう済んだから行かないと伝えていそいそと自分の部屋へ戻ります。
エレナは周辺の精巧な地図を作るために山に行っていたのでした。
その地図は両親のために作ったもののようです。
前の人生では、自分の事で頭がいっぱいで両親の事を気に掛ける余裕がなかったため両親は殺されてしまいました。
そんな目には二度と遭わせないと、エレナは体を震わせます。
未来で死ぬ前は早い時間に起きていたせいで、過去に戻った今でも早起きしてしまっていました。
母親が作る朝食の手伝いをするエレナは、面倒と思っていた時間がとても大切に思えていました。
食事中にグレースがやってきました。
そして、領主からの気持ちと言って贈り物を置いていきます。
領主からの手紙を読み始めた父親は表情がこわばり、怒りを押し殺していました。
影の皇妃 感想
エレナの父親は、何としても娘を成人式に出席させたいとあの手この手でエレナを説得しようとしていましたが、あの態度はかなりしつこかったですね。
読んでる側はしつこすぎて少しイラっとしてしまいました。エレナが途中でキレなかったのは本当偉いと思いました。
というかその情熱を仕事に注いだら、そもそも自分の失態ではなかったのだから首都での仕事に返り咲けたのではないかと思うのですが。
エレナは周辺の精巧な地図を作っていましたが、あれは両親を逃がすために使うのでしょうか。
しかし、あの父親は人を信じ切っているので、前もって危険を伝えても必要ないと言い張りそうですね。
たくさんの贈り物が届きましたが、父親が手紙を読んでいる様子から、悪い予感しかしませんでした。
一体どんな内容が書かれていたのでしょうか。
続きが気になります。