「潰れる家門を生かしてみます」は放送作家だった奈緒が事故に合い、小説の世界へ飛ばされてしまう「異世界ファンタジー系マンガ」です。
小説の話のままだと一族は潰れて自分も死んでしまう!
なんとか運命を変えようと奮闘するヒロインの物語です。
ネタバレの話になるので知りたくない人はこの先は読まないでください。
潰れる家門を生かしてみます 前回のあらすじ
ディランは、ロイド伯爵に後継者をテラに決めたのかと聞きますが、そうではないと答えます。
テラに譲る資産の贈与税もごまかさずに納税するように指示します。
今までの態度と全く違うロイド伯爵の行動に、ディランは驚きました。
テラは、ベスとピーターと一緒にバーナードに会いにギルド街に向かいます。
テラの乗っている馬車がくぼみにはまり、動けなくなってしまいました。
テラも一緒に馬車を動かそうと奮闘していると、そこへカイル皇子がやってきて、雨の中一緒に馬車を移動させてくれました。
また気を失ってしまったテラは、気が付いたら皇子の馬車に乗っていました。
お礼を言って降りようとするテラに皇子は、なぜギルド街に来たのかと聞いてきます。
テラがその理由を説明すると、皇子は「がっかりだ」と言い放ちます。
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潰れる家門を生かしてみます 22話 ネタバレ
なぜがっかりなのかとテラは問います。
これから多くの者と関わってくことになるのに、その者たちのために毎回自分の時間を割くのかとテラに聞きます。
テラは、バーナードとテラの関係を知らないからそんなことを言うのだと反論します。
信頼するには時間が短すぎると指摘されると、テラは自分の敵か味方かを判断するのに2ヶ月あれば十分だと言い返します。
バーナードが戻ってくるかもわからないと皇子が言うと、テラは絶対に帰ってくると言います。
皇子が、バーナードが絶対に帰ってくると言うテラの根拠を聞こうとすると、テラは馬車のお礼で話すのはここまでだと言って馬車を降りようとします。
皇子がテラが降りる前にもう一つ質問をしますが、テラは自信を持って言い返しました。
バーナードをずっとテラの側においてみせると。
テラはバーナードと会っています。
バーナードは自分で出てきたんじゃないとテラに主張します。
どうやらバーナードは、武器の入札談合に関係して何かもめ事を起こしたようです。
テラはバーナードの元へ来る前にアンドレ・ピットに会っていたようです。
そして武器入札談合の資料を手に入れることをアンドレに頼みます。
アンドレはその談合を暴く意味があるのかとテラに聞きますが、当主を目指している身なら、一族の問題となりそうなことは知っておいた方がいいだろうと説得します。
アンドレは納得して、テラに調査費用を提示しました。
弟子割引をしてもらっても、高額請求でした。
テラはアンドレの話を思い出しながら、バーナードに、もっと不利になるかもしれないけれど証言出来るかと問います。
バーナードはそれが出来たらやっていると言いますが、それに対しテラは反論します。
バーナードには証拠と、バーナードを支持する勢力が必要だけれども、それが両方なかったから出来なかったのだと。
そしてテラは、面接試験が終わったらすぐに証言するかの答えが欲しいと伝え、去っていきます。
テラはロイド伯爵に、アンドレ・ピットが調査費として請求した90ゴールドを前借してもらいに部屋に来ています。
アンドレ・ピットの初めの課題でニルスをカイル皇子の部屋に忍び込ませた罪で罰金100ゴールドを支払ってしまっていたので、テラの現金は30ゴールドしかなく、アンドレにすぐにお金が払えないでいました。
ロイド伯爵は、テラが来たならついでだと言って、口座と鉱山の贈与をすると書類を見せられます。
しかし、口座は成人式を行う2年後まで使用できないと言います。
テラは、贈与されたゴルカスプラチナ鉱山からルテニウムが発見され、莫大な富をもたらす事を知っていました。
しかし、今のテラは30ゴールドしかないので、伯爵に90ゴールド分だけ先に貰えないかと頼みます。
ロイド伯爵との面会を終えたところにベスが走り寄ってきます。
テラ以外の子供たちが、テラに面接で恥をかかせる計画を立てていると言うのです。
それを知ったテラは、何かを書いて、ベスにそれをアリアへ渡すよう指示します。
夜中の庭園で、テラはアリアに会っています。
テラは、アリアの望みを叶えるという紙を渡して呼び寄せたようです。
テラは、アリアに行政官試験の過去問を渡し、さらにカイル皇子と会う時には必ずアリアに教えてあげるので、代わりに兄弟で画策している「テラに恥をかかせる方法」を教えてほしいと頼みます。
アリアはテラに反発しますが、望みを叶えたかったので交渉を受け入れます。
ついでにアリアは、テラに今後「お姉様」と呼ぶようにも約束させられました。
行政官試験を受ける人たちの中には宮に縁のない貴族も多く参加しているので、王家との縁を結ぼうとかなりの緊迫感がありました。
3日後の合格発表…。行政官筆記試験はなんと全員が合格をしていました。
潰れる家門を生かしてみます 22話 感想
カイル皇子は、沈着冷静ですね。
確かに国を動かしている人なので、全員の面倒はみきれないと思いますが、自分の側近に何かあっても自らは動くつもりはないのでしょうか。
バーナードは、不正を知ってしまって、それに関わってしまったようですね。
バーナードは談合に反対したけれど、上官が権力でねじ伏せようとしてこじれてしまったという感じなのでしょうか。
詳しくは分からないので調査報告の内容を早く知りたいですね。
テラが贈与された事は良かったけれど、大金を贈与すると言われながらも今は現金がないので、贈与に比べたらとても少ない90ゴールドを借りようとしている場面は面白かったです。
テラが試験に行くときにズボンを履いていたことには驚きました。
上下関係や男女の役割が分けられている世界だと思っていたので、古いヨーロッパのように貴族の令嬢が男性のように「ズボン」を公の場ではく事は、はしたないと思われると勝手に思っていました。
それにしても、それならなぜ家ではひらひらのドレスを着ているのでしょうか。ズボンの方が動きやすいと思うのですが…?
行政官試験の緊迫感を表現するのに「大学入試以上の緊迫感」と書かれているのも、日本以上に学歴社会で、大学で人生が変わるとも言われているくらい重要視されている韓国ならではの表現だなと感じました。
行政官筆記試験、アリアは問題集をもらっていたから分かりますが、アンドレ・ピットにあんなにダメ出しをされていたジェイソンが合格するとは思ってもいませんでした。
よく考えたら、ジェイソンが「面接でテラに赤っ恥をかかせる」と言っているという事は、自分が筆記試験に受かっている前提で小細工をするという事ですよね。
そう考えたらテラがアリアに過去問題を渡す前の出来事だからアリアから過去問をもらっている可能性はないので、クロエから過去問題をもらっていたということでしょうか。
全員が合格した理由は何なのでしょうか。
続きが気になります。