「隠された世界」は、ピッコマで連載中のMISHA先生原作のファンタジー漫画です。
大学3年生の芦田桃は何度も奇妙な夢を見るようになります。
夢の中で登場する男に会った事がある気がするのですが、毎回顔は絶対に見えません。そしてその夢を見たら必ず切らなければならないほど髪が異常に長くなってしまいます。
タロットカード占いがよく当たる友人がある男とぶつかった拍子に落ちたカードは悪い意味しか持たない「塔」のカードでした。これから何か悪い事が起きる予感がしていました。
ネタバレの話になりますので知りたくない人はこの先は読まないでください
隠された世界 前回のあらすじ
潜龍族の泉には不死泉があり、その中にある花には不思議な言い伝えがありましたが、採りに行ったものが帰ってきたことがありませんでした。
赤蛇は青鳥に疫病を治して欲しいと考えていましたが、青鳥はその良薬を作るのに洞冥幽蘭が必要だと言い、採りに行く覚悟があるかを問います。
桃は赤蛇を止めようとしますが叶いませんでした。
曉斗は全部起きてしまった出来事なのだから変えることは出来ないと桃に言い聞かせますが、桃は何かがおかしいと感じていました。
隠された世界【63話】ネタバレ
赤蛇は不死泉に飛び込み、桃は助けようと青鳥の力を使おうとしますが、曉斗に抱きかかえられて止められてしまいます。
曉斗はここは砕骨泉の入り口で、不安定な通り道であること、桃が今能力を使って中に入ったら何が起こるか分からなく、最悪自分たちが元の時代に戻れないと伝えます。
その時赤蛇が地上に戻ってきますが、ひどいけがをしていました。
青鳥の力を使って赤蛇を治そうとしますが、桃は自分の体が透けている事に気づきます。
赤蛇は大量に出血しており、もしここで赤蛇が死ねば自分の存在も消えてしまう事になると考えます。
桃は自分がこの世界に来たことで変わったことなどないはずなのになぜだろうと曉斗に問います。
曉斗は、桃が今現在青鳥の力が使えないことを理解し、桃がここに来た理由は青鳥の力を使って赤蛇を救う事でも、青鳥を蛇族から逃がすことでもないことを理解します。
曉斗は、桃がここに来た役割は、今赤蛇を助けさせるために青鳥を連れてくることなのだと桃に伝えます。
そうしなければ桃が生まれるまでの今までの過去の出来事が全て起こらなくなってしまうと言います。
林田先生はウロボロスを思い出していました。
ウロボロスは一匹の蛇が自分の尾を食べることで円を成しているもので、「死と再生」を象徴しているものでした。
ウロボロスを考えることで、林田先生は桃を救う方法を考えていました。
青鳥と赤蛇が契りを交わしたことで桃が生まれる結果になりましたが、そもそも蛇族とは仇敵の関係の神羽族の神鳥がなぜ赤蛇と契りを結んだのか分かりませんでした。
林田先生は、その発端はどこなのだろうと考えていました。
全ての鍵を握るのは桃なのだろうかと考えていました。
桃は赤蛇を助けるために青鳥を呼びに急いでいました。
隠された世界【63話】感想
赤蛇は不死泉に飛び込んで放っておいたら死んでしまうほどのケガをしてしまっていました。
過去の出来事なのだから、自分たちは何も干渉していないと考えていた桃たちでしたが、実際は桃が青鳥を連れてこなければ自分の存在が消えてしまう危険が出てきて、一部過去に干渉していることが分かりました。
林田先生はウロボロスに例えて考えていましたが、桃は過去へ行って青鳥と赤蛇に干渉することによって、自分の存在をつくりあげていた可能性が出てきました。
桃はどのようにして青鳥に赤蛇を助けるように伝えるのでしょうか。
続きが気になります。