「影の皇妃」は、フランツェ大公の頼みで熱病で死んだ娘ベロニカの代わりになった主人公エレナのファンタジー漫画です。
皇妃として暮らしていると死んだはずのベロニカが現れ、エレナは殺されてしまうのですが、なぜか死なずに過去に戻っていた!
今度は以前のように殺されないように、自分を陥れた大公家への復讐を誓います。
ネタバレの話になりますので知りたくない人はこの先は読まないでください。
影の皇妃 前回のあらすじ
エレナは念入りにおめかしをして、騎士の元へ向かいます。
リアブリックはローレンツ卿を選ぶように念を押し、今日中に誓約を交わすようにせかします。
エレナは一人づつ騎士の紹介を受けローレンツ卿は白獅子と言って団長からもリアブリックからも推薦されます。
ローレンツ卿も自分が選ばれると思い笑みを見せていますが、エレナはローレンツ卿を素通りしてフューレルバードの元へ行き、紹介して欲しいと頼みます。
団長はフューレルバードを紹介しますが、平民出身の新人だったので騎士にするには力不足だと言います。
エレナは決めたと言い、フューレルバードに剣を下ろすように命じました。
影の皇妃 21話のネタバレ
氷の騎士フューレルバードと帝国で名をとどろかせ始めるのは今年の暮れの討伐からでした。
剣術は短期間で上達できるものではないので、見習いの時からその実力を持ち合わせていたに違いないとエレナは推測しています。
しかしフューレルバードは平民の出身だったので、貴族の騎士にけん制されないように今はその才能を隠しており、それによって現在フューレルバードの才能に気づいている者は誰もいませんでした。
リアブリックたちが見ている中、エレナはフューレルバードに剣を下ろすように促します。
エレナはフューレルバードを自分の騎士に決めたのでした。
騎士団長はエレナが多くの熟練した騎士の中からフューレルバードを選んだ理由を教えて欲しいと頼みいます。
エレナは本当の理由を話せないので、バカなフリをしてフューレルバードがイケメンだから選んだと答えます。
リアブリックはエレナの選出理由にも唖然としますが、大勢の前で浅はかでバカ丸出しの発言をした事で血の気がひきます。
エレナは、無言で立っているフューレルバードに、そろそろ自分の顔を立てて欲しいと頼みます。
フューレルバードはエレナの騎士になると誓いを立てます。
エレナは、フューレルバードに騎士になりたいと思っていた人がいるかもしれないけれど、自分にはフューレルバードが必要なのだと心の中で謝ります。
そして、最善を尽くすと心に誓い、持っていたハンカチを剣に乗せてフューレルバードに与えます。
エレナは団長を促し、フューレルバードがエレナの騎士である証人となります。
そして周りの騎士も、団長同様、証人としてフューレルバードが騎士であることを証明していきます。
エレナはにらみつけているリアブリックを見て、打つ手はあるのかと勝ち誇っていました。
エレナはフューレルバードに正式に自分の騎士になる事をお願いしました。
エレナはお茶をしながら、花がキレイに咲いているけれどそれよりもフューレルバードを騎士に出来たことを喜んでいます。
フューレルバードが、気になる事があれば聞いてほしいと言いますが、エレナはゆっくり知っていきたいのだと楽しそうに答えます。
そしてエレナは、もうすぐ客が来るから席を外してほしいと頼みます。
そこへちょうど怒り狂ったリアブリックがやってきて、席を外すフューレルバードを睨みつけます。
フューレルバードがいなくなるとすぐにエレナは演技を始め、リアブリックに自分が間違っていたと謝ります。
どんな罰でも受けると震える演技をするエレナを冷たく見ながら、リアブリックは罰は与えない、そんなに謝らないでいいと言います。
すごく怒り狂っているだろうと思っていたのに罰も与えないというリアブリックに、エレナは拍子抜けして驚いてしまいます。
影の皇妃 21話の感想
エレナは念願のフューレルバードを騎士にすることが出来ました。
これで後ろからブスリと刺される可能性は低くなりましたね。
周りの騎士も証明してくれたので、これを覆すことはリアブリックでも出来ないでしょう。
しかし、エレナに会ったリアブリックは、もっと怒り狂っていると思っていたのにフューレルバードをにらみつけるだけでエレナにもお咎めなしのようでした。
一体どういう事でしょう。
フューレルバードだけだと不安だからとローレンツ卿もつけるつもりなのでしょうか。
それとも、侍女にリアブリックの手のものを側につけるつもりなのでしょうか。
続きが気になります。