3人の兄弟から妹と認めてもらえず肩身の狭い思いをしていましたが、やっと縁談が決まって家を出られると思ったら、なぜか目が覚めると幼少期に戻っていた!
「お兄ちゃんたちに気をつけて!」は、母親を亡くしてエルンスト公爵家の養子となった主人公、ハリがやっと縁談が決まって屋敷を出ていくことから話が始まる異世界ファンタジー漫画です。
ネタバレの話になりますので知りたくない人はこの先は読まないでください。
お兄ちゃんたちに気をつけて!前回のあらすじ
母親と一緒にいるハリのもとに、父親とユージンもやってきました。
キャベルはエルンスト夫妻に部屋での謹慎を言い渡されていました。
ユージンはハリに、キャベルの代わりに謝りました。
ハリはその謝罪に対し、ユージンが謝る必要はなく、謝罪はキャベルがするべきだと言います。
ユージンはハリの頭をなでて、明日からは自分を頼るように伝えます。
ヨハンとルイーゼもハリに会いに来て、ルイーゼの言葉でハリは小さな頃育った町での生活を思い出していました。
→お兄ちゃんたちに気をつけて!23話ネタバレはここからチェック
お兄ちゃんたちに気をつけて! 24話 ネタバレ
バスティーエ家の人たちはエルンスト家の料理がいつもおいしいと褒めます。
その料理を見て、ハリは昔は干からびたパンでも食べられたらありがたいと感じていたのにと考えます。
ルイーゼが母親に食べ物をねだり、母親がルイーゼの服に食べ物がこぼれている事を教えます。
ハリはその親子のやり取りを温かく感じて聞いています。
ハリの母親は、キャベルが一人で食事をするのはかわいそうだと言って自ら食事を持って行ってあげています。
途中でハリに会い、厳しく言い聞かせたからすごく反省して、もう乱暴はしないだろうと伝えます。
ルイーゼはそれを聞いてもキャベルを嫌がり、ヨハンとハリをいじめたら許さないと言います。
謹慎が解けたキャベルはユージンの代わりに父親たちと一緒に狩りに行くことになりました。
屋敷が平和で最高だと羽を広げているハリでしたが、エーリッヒに出会って平和が失われたと落胆します。
エーリッヒは自分とハリがよく似ていると言われたことをまだ引きずっていて、少しも似ていないし、似ているなんて気分が悪いとハリに文句を言います。
ハリはそれに対して自分よりエーリッヒの方がずっと綺麗だから似ていないのは当然だと言ってわざと怒らせます。
エーリッヒは「綺麗」とは女の子に使う言葉だと考えていたので、自分が綺麗と言われて怒ります。
そしてハリは、エーリッヒの考えから言ったら、ハリの方が「綺麗」だと言いたいのかと意地悪を言います。
何も言い返せなくてエーリッヒは逃げ去りました。
部屋でのんびりしているとキャベルがやってきました。
ハリに、自分が捕まえた鹿を見たかと聞き、カッコいいだろうと同意を求めてきます。
鹿の毛で作った手袋をあげてもいいと偉そうに言ってくるキャベルにイライラしたハリは、いらないと答えます。
拒否されたキャベルは、腹を立ててハリの持っているカエルの折り紙を奪います。
ハリは、キャベルの妹じゃないから手袋をもらう理由がないと伝えます。
相手をしてくれないハリに混乱したキャベルは、自分の考えをうまく伝えられません。
兄弟でもないのだから自分の事を構わないで欲しいとはねつけたれたキャベルはオロオロしてしまいます。
そこへヨハンが入ってきて、キャベルを無視してルイーゼのいる部屋に行こうとします。
キャベルは、ヨハンがハリとの会話の邪魔をしたと腹を立てます。
ヨハンはそれに対して、自分たちのせいでハリにケガをさせてしまったことを謝ったのかと問い詰めます。
ハリは、キャベルは半分も意味を理解していないから相手にしないで早くルイーゼの所へ行こうと言って立ち去りました。
キャベルは二人の後ろから、本当に自分の事を仲間外れにするのかとべそをかいていました。
お兄ちゃんたちに気をつけて! 24話 感想
今回もハリはキャベルにかなり辛くあたっていましたね。
キャベルには「あんた」呼ばわりするのに、ヨハンには「ヨハン兄さん」とあからさまに差をつけていました。
エーリッヒもケンカを売ったのは彼でしたが、ハリは倍返しのようにして言い負かしていました。
今回だけ読んだ人には、ハリの方がいじわるに見えそうです。
キャベルも、ハリの事を気に入っているのだなということはなんとなく分かりますが、それをうまくハリに伝えられていないのが残念です。
すぐにかんしゃくを起こしてしまわないで落ち着くことが出来たら、ヨハン達とも一緒に遊べるだろうに残念です。
結局バスティーエのこどもたちと一緒に遊んでいるのはハリしかいないですね。
仲間外れにされたキャベルはどんな手段に出るのでしょうか。
続きが気になります。