「潰れる家門を生かしてみます」は放送作家だった奈緒が事故に合い、小説の世界へ飛ばされてしまう「異世界ファンタジー系マンガ」です。
小説の話のままだと一族は潰れて自分も死んでしまう!
なんとか運命を変えようと奮闘するヒロインの物語です。
ネタバレの話になるので知りたくない人はこの先は読まないでください。
→「潰れる家門を生かしてみます」45話のネタバレはこちらからチェック!
潰れる家門を生かしてみます 46話 ネタバレ
ブルーノがテラの管理区域内でも失踪手配書を貼りだしてくれるかと聞くと、テラは快諾します。
見つかることをあまり期待しない方がいいというブルーノに、テラは万が一のことがあると言って、騎士や職員と捜索をしてみると言います。
郵便馬車から届いた公文を読んでいたテラは、スカンドアとオシリアで戦争が起こったという文書を読み驚きます。
ブルーノがテラの顔色を見て、戦争でも起こったかと問いますが、実際にスカンドアが奇襲を行った公文を読んでいました。
しかし、すぐに気づいたテラが他の文書を読んでみると、戦争は既に終わっているようでした。
離れた土地のダーボンには、郵便馬車が遅れていて2カ月分の公文がまとめて送られてきていました。
テラの知る物語の中では3ヶ月以上かかる戦争が1カ月で終わっており、また展開が早くなっている事を思案します。
テラは、自分の以前の記憶のメモを取り出し、終戦後に禁酒例が解かれたあとに「あの」出来事が起こる事をチェックします。その出来事が起こる頃にはテラは首都にいる予定でした。
今の速さのままだと、その出来事が起こるまでの残り時間は約1年しかありませんでした。
テラは、自分に残された時間がもう1年しかないことを認識します。
ブルーノはそれよりも公文に書かれている「視察」がいつ来るのかを気にしていました。
視察は抜き打ちなので、ブルーノはずっと気が抜けないと残念に思っています。
テラはどんな手を使ってでもできるだけ早く首都へ行かなければならないと考えていました。
一方カイル皇子は軍事情報を敵に流した裏切り者を探そうと直接向かっているようです。
カイル皇子の部下たちが、自分たちもお供をしたいと大勢申し出ますが、その中からウォルターと騎士団長のクリスだけ一緒に来るように命じます。
ニックも一緒にお供したそうに皇子を見つめますが、ニックには残りの隊員を連れて首都へ行き、カイル皇子が勝戦式に遅れる理由を伝えるように仕事を言い渡します。
カイル皇子はクリスに「あれ」を持ってくるように指示し、一緒に持って行くことを伝えます。
まだ納得いかないニックは、せめてカイル皇子を補佐する機会が欲しいと粘ります。
カイル皇子は呆れ顔で無駄なおしゃべりをやめるなら考えると言いますが、そう言われた途端にうれしくてまたペラペラと喋りだしたニックに対し、きっぱりと同行を断りました。
カイル皇子はこの奇襲事件には帝国上部の人間が関わっている可能性が高いと考えていました。
そして、政治的立場や個人の利益のために国民を危険にさらした代償を払わせようと考えていました。
黒社会1級伝令氏のゲオナル・ベンチはテラの屋敷の前にいました。
黒社会はアンドレがトップで、その下に3人の弟子がいました。
1人目の弟子は戦場で亡くなり、2人目は東方の視察中、3人目はバーテンダーのセザンヌ・ミラーで、テラはアンドレが認めた4人目の弟子でした。
多くの弟子に裏切られたのにまた弟子をとるアンドレにため息をつきながらも、ゲオナル・ベンチはテラへの伝令を中の黒社会の一員に渡します。
そこには約束の場所が書かれており、急いで伝達するようにとのことでした。
一方テラはやけ酒で二日酔いになっていました。
話の展開が早くなっている事にテラは不満を言い、第2皇子の側ならテラの家門をつぶす犯人探しも少しはやりやすくなるのにと愚痴を言います。
その時にベスの大声が聞こえました。
ベスがテラの元へやってきて、テラの愛用しているマントのポケットに黒社会からの伝令が届いていたと伝えに来ます。
テラはベスにいつそれに気づいたのか確認すると、さっきドアの前で何かが落ちたと思ってみてみたらあったと言います。
昨晩までは確かになかったとベスは付け加えます。
テラは少し考え、少したるんできたベスの勤務態度についてはっきり言っておこうと思い、本当に昨晩まではなかったのかと問い詰めます。
そしてテラは自分の敵がこんなに近くにいたとは、灯台下暗しだと言い放ちました。
潰れる家門を生かしてみます 46話 感想
アンドレの組織の説明がありましたが、3番目の弟子のセザンヌは、一番最初にテラがアンドレに会いに行った時の女性ですよね。
こま使いされている人かと思っていましたが、そんなに黒社会で地位の高い人だったんですね。
テラが知っている物語よりもまた話の展開が早くなっているようでした。
おそらくテラの言う「あれ」が起こることでテラの家門が潰れてしまうことになるみたいですが、早く首都に戻らないと危険なようです。
脱走兵を見つけられる可能性が出てきたところへ悪い知らせもやってきてしまいましたね。
テラはどのようにして乗り切るのでしょうか。
続きが気になります。