3人の兄弟から妹と認めてもらえず肩身の狭い思いをしていましたが、やっと縁談が決まって家を出られると思ったら、なぜか目が覚めると幼少期に戻っていた!
「お兄ちゃんたちに気をつけて!」は、母親を亡くしてエルンスト公爵家の養子となった主人公、ハリがやっと縁談が決まって屋敷を出ていくことから話が始まる異世界ファンタジー漫画です。
ネタバレの話になりますので知りたくない人はこの先は読まないでください。
お兄ちゃんたちに気をつけて!前回のあらすじ
ユージンは、母親が隠していた飴を見つけ出しました。
しかし、また母親がハリに新しいものを渡すかもしれないので、自分がなんとかしないとだめだと思っています。
全員で買い物に行った日、ユージンはハリと手をつないで歩いている時に、もといたところに帰りたいかを聞きます。
帰りたいというハリの言葉を聞いて、ユージンはハリの手を放して置き去りにしました。
ハリも願っている事だからと自分を正当化しようとしますが、最終的には、ハリは何も悪くなく、むしろ被害者だという結論に達しました。
ユージンは急いでハリと手を離した場所へ戻り、ハリを連れて家族の元に帰ります。
その道すがら、ユージンは何度もハリに謝っていました。
→お兄ちゃんたちに気をつけて!14話ネタバレはここからチェック
お兄ちゃんたちに気をつけて! 15話 ネタバレ
帰り道、ユージンがハリに対してずっと謝っているのが聞こえていましたが、何と返したらいいのか分からなかったので、寝たふりをしていました。
その日ユージンは、深刻な顔をして両親の部屋へ入っていき、夜遅くまで話し込んでいました。
ユージンが両親と話をした翌日から屋敷の雰囲気が変わったとハリは感じていました。
エルンスト家の人間は、一人でいる時間を好んでいたはずなのに、皆でお茶会を開くようになりました。
そこで食べるケーキも、それぞれの子供の好きなケーキが与えられます。
ハリは養女になって間もないので、母親はどのケーキを選んでいいか分からなく、チーズケーキはどうだろうと聞かれます。
ハリはケーキだったらなんでもおいしいので「全部好き」と返します。
エーリッヒがいちごも食べたいというので、母親がいちごを与えますが、その時にハリにもいるかどうか聞いてきました。
ハリは、またエーリッヒがかんしゃくを起こすんじゃないかとちらりと様子を伺いますが、エーリッヒは何も言わず、以前より落ち着いています。
エーリッヒの機嫌もなおって良かったと思いながら上機嫌でいちごをもらったハリでしたが、今度は父親もハリにいちごをあげようとします。
これはさずがに兄弟からひんしゅくを買うだろうといちごをもらったことを少し後悔しました。
ケーキを食べられて嬉しいハリですが、なぜお茶会を開いたのか分からなく、父親がいちごを与えたことで兄弟からひんしゅくを買っているだろうという居づらさもあり、お茶会が早く終わらないかと考えていました。
お茶会の最中、母親の治療のためにメディソン氏が来られました。
父親がそれを聞き、一緒に行くと言います。
これから半年後に両親が亡くなる事になりますが、この医者が来る事と何か関係があるのかとハリは推測します。
そして、もしかしたら自分が両親の死を防ぐ事が出来るかもしれないと考えています。
母親は、この間の飴の代わりにプレゼントだといってお菓子をくれます。
今度はハリだけではなく、キャベルとエーリッヒにも分け与えました。
そして両親は医者の元へ去っていきました。
ハリは、前回の飴を奪われた理由を知らなかったので、今度はとられないようにと急いで食べます。
キャベルとエーリッヒが言い合いを始めている中、ハリはモクモクとお菓子をほおばります。
そして、口の中で「ガリっ」という音がして、ハリは固まってしまいます。
従者がハリにどうしたのか問うのを聞いて、ユージンはすかさずハリの元へ向かいます。
ハリが来ないでと願いましたが、ユージンは側に来て、食べているものを吐くように言います。
それもユージンの手に!
催促されたので、諦めてハリが吐き出すと、それはハリの乳歯でした。
キャベルが歯の抜けたハリを笑っていると、ユージンはキャベルも昔はそうだったとハリの味方をしてくれました。
エーリッヒもハリに対して、すごいマヌケ面だと言いますが、腹が立ちますが言い返せません。
しかしその約2週間後には、エーリッヒも同じく乳歯が抜けてしまいました。
それを見てハリはすかさず「マヌケ面」と言い返すのでした。
エルンスト家とバスティーエ家は、ハリの縁談が決まるまでは交流が無かったはずでしたが、猟をするのにバスティーエ家を呼ぶ話が出てきました。
ハリは、最近自分の記憶と違う事が起きているなと感じています。
バスティーエ家を呼ぶ際に、その子供たちも来るだろうといいます。
ハリは、自分の未来の旦那様の子供の姿がどんなものなのかすごく気になっていました。
お兄ちゃんたちに気をつけて! 15話 感想
ユージンは、やっぱりハリを守る事に決めたようですね。
両親を説得してくれて、兄弟からも守ってくれて。悩みが吹っ切れているような感じです。
ユージンが両親と何を話し合ったのかは詳しくわかりませんが、他の兄弟の事もちゃんと見て欲しいと言ったのは間違いなさそうですね。
まだハリをひいきしている感は否めませんが、ケーキもそれぞれの好物を選んでくれていましたし、素直に医者の治療を受けるようになりましたし、少しずつエルンスト家に変化が見られました。
ハリは母親が精神的に病んでいるとは知らないので、家族が何か隠していると感じているのですね。
メディソン氏もおそらく精神科医でしょうが、ハリはそれを知らないようです。
しかし、ユージンはともかく、他の兄弟は母親の事は知っているのでしょうか?
両親が亡くなったのは、突然の悲劇だったと書かれていましたが、具体的にはどうなってしまったのでしょう。
ハリの未来の旦那様、どんな人なのでしょうか。早く続きが読みたいです。