「潰れる家門を生かしてみます」は放送作家だった奈緒が事故に合い、小説の世界へ飛ばされてしまう「異世界ファンタジー系マンガ」です。
小説の話のままだと一族は潰れて自分も死んでしまう!
なんとか運命を変えようと奮闘するヒロインの物語です。
ネタバレの話になるので知りたくない人はこの先は読まないでください。
潰れる家門を生かしてみます 前回のあらすじ
エリオス家の子供たちは、アンドレ・ピットの宿題であるカイル皇子の訪問理由を知るため、彼に接触を試みます。
しかし、アリアもジェイソンも接見することが出来ませんでした。
テラも皇子に接見しにいくのですが、ただ「会いたい」と言っても会ってくれない性格だという事を承知していたので、「大事な品物を探す」という嘘の理由をつけて、カイル皇子に会おうと考えました。
部屋に通してもらえたのは良かったのですが、皇子はテラの考えを読んでおり、なかなかテラの思うように動いてくれません。
テラは諦めて、皇子に率直に質問をすることにします。
しかし皇子は質問の内容を知っているので答える気がありません。
しかし、テラに皇子の質問内容はテラの質問と違うものだと言われ、興味を持ちます。
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潰れる家門を生かしてみます 14話 ネタバレ
カイル皇子の目がテラにはとても冷たく見えました。
これで自分の質問内容に興味を持ってくれなければもう打つ手は残っていません。
皇子が考えているテラの質問とは、なぜエリオス家を訪問したかという事だろうが、それは違うと伝えます。
それを聞いても皇子は驚きもせず、淡々と残りの接見時間を伝えてきます。
テラは自分が推測する、皇子がエリオス家に来た理由を話し始めます。
ソルボンワインを密輸してそれを高値で売ろうと考えた犯行グループは、まず禁酒令が解かれるといううわさを流します。
そして犯行グループの一味は投資家の中にもぐりこみ、ワインの値をつり上げるとともに、さらに多くの少額投資者を集めるために初めに巨額の投資をするだろうと推測します。
その推測が正しければ、当初に巨額の投資をしたヴィクトリア第1夫人が犯行グループの一人なのではないかと考えられ、その確証を得るために皇子は「内偵」に来られたのではないかとテラは初め推測しました。
初めはそう考えていたテラですが、本当はエリオス家を「エサ」にして事件の裏の主導者を捕まえようと考えているのではないかとカイル皇子に聞きます。
しかしカイル皇子はテラの考えが正しいのかどうかも伝えず、時間切れなので部屋を出ていくように言います。
確信をしていたテラは、自分の推測したことが間違っていたのかを皇子に聞きますが、皇子は答えずに、テラが過信することが習慣になっていると告げます。
しかしテラは自分のどこが過信していたのか分からなかったので、ひざまずき、何を過信していたのかを教えてもらおうとしました。
それでも皇子が答えてくれないと、今度は無知な国民を諭す義務が皇子にはあるのではないかと主張します。
すると皇子は、今日皇子が最も多く口にした言葉を当てろと言います。
一度はテラは間違えますが、二度目で言い当てます。
そこで皇子はテラが3つの過ちを犯したと言います。
自分の知識・家門・手足に対する過信だと。
皇子が来た理由はただのゲームだといいます。
テラはその内容を尋ねますが、皇子はテラのとった手段を許せなく思っていたため、教えてくれません。
そこでテラは「手足に対する過信」という言葉を思い出し、ハッとします。
皇子は、先の事を考えられない者が上にいるせいで下の者達が命を失っていることを嫌悪していて、それ以上に自分の知識を盲信している「知識に対する過信」によって物事を処理している人間が嫌いだと告げます。
そしてその手のひらには、ニルスに渡した小袋が握られていました。
皇子は、テラが皇子に会おうと不正な手段でニルスに皇子の部屋に小袋を置いて行かせた事に気づいていたので、テラを部屋に入れたのでした。
ニルスが皇子の部屋に小袋を置いた事がバレた時の処罰などの先を考えられず、最悪の場合ニルスがどうなってしまうかの責任も持たないテラの自惚れに対し、皇子は軽蔑します。
それに気づき、テラは皇子にニルスに罪がないことを伝えますが、そのまま部屋を出るチャンスを逃し、全てを知ってしまったテラに皇子は容赦しません。
そして皇子は何者かを連れてくるように叫びました。
潰れる家門を生かしてみます 14話 感想
今回はややこしい話でした。
ずっと皇子に問題を出されている感じで、私もテラと一緒に???となってしまいました。
テラは、自分の一族に犯行グループがいないと疑っていなかったのに、皇子の話っぷりでは、またネズミがいるような感じですね。
確かに2年前にエリオス家で犯罪が発覚したのだから、まだ残党が残っているかもしれないし、疑われないということはないですよね…。
そしてニルスがうまく仕事をしてくれるという過信。テラより上をいく頭脳の皇子には、すぐにばれてしまいましたね。
そして知識に対する過信があまりよく理解できませんでした。
自分の考えは正しいと思っている過信。皇子が何をしに来たのかという自分の推測や、皇子の行動を読めていると考えているという事、皇子に会うためにした小細工が本人にバレていないだろうという事をさしているのでしょうか?
皇子に会うためのテラの小細工が皇子の侮蔑を買ってしまって、肝心の「ゲーム」については教えてもらえませんでした。
以前皇子は獄中で亡くなったゲリック・アントンのチラシを見ていましたが、それが今回のゲームに関係あるのでしょうか。
テラが本当に聞きたかった質問もまだ聞けていません。
続きが気になります。