3人の兄弟から妹と認めてもらえず肩身の狭い思いをしていましたが、やっと縁談が決まって家を出られると思ったら、なぜか目が覚めると幼少期に戻っていた!
「お兄ちゃんたちに気をつけて!」は、母親を亡くしてエルンスト公爵家の養子となった主人公、ハリがやっと縁談が決まって屋敷を出ていくことから話が始まる異世界ファンタジー漫画です。
ネタバレの話になりますので知りたくない人はこの先は読まないでください。
お兄ちゃんたちに気をつけて!前回のあらすじ
ハリは水晶を使ってヨハンとルイーゼと話したことで少し元気になります。
ヨハンはハリに家庭教師は早いと言い、頑張りすぎないでいいと慰めてくれました。
ハリは夜中に夢遊病を発症するエーリッヒを見守ります。
そんな中、数か月ぶりにキャベルが戻ってきます。
ハリはキャベルにおかえりと、声を掛けると、キャベルは泣きそうになってその場を離れます。
ハリがキャベルを追いかけ、泣きたい時には泣いていいのだと言いますが、キャベルは「泣いていない」と主張してカーテンの裏で泣いていました。
→お兄ちゃんたちに気をつけて!29話ネタバレはここからチェック
お兄ちゃんたちに気をつけて! 30話 ネタバレ
ハリは、レノルド夫人から歩き方を教わりますが、どうせうまくいってもぶたれると予測しているハリは、レノルド夫人に反撃をしかけます。
わざと置いてあったティーセットにぶつかってレノルド夫人の服に掛け、それを拭くと言ってチョコまみれにした手でレノルド夫人の服に触ります。
それに気づいたフリをして慌てた様子で水で洗うと言い「花瓶の水」をレノルド夫人にぶちまけます。
それからハンカチで拭こうとすると、レノルド夫人は怒って、ドレスがダメになると言って去っていきます。
夫人の追い出しに成功した後、ハリは後片付けをする侍女に話しかけます。
レノルド夫人は昔から侍女にも厳しい人だという言葉を聞いて、レノルド家からやってきた侍女だから新入りの侍女と仲良くしないのかと聞くハリの言葉に侍女は反応し、逃げるようにその場を去ります。
レノルド夫人がエルンストの使用人を自分に近い者と入れ替えているようで、ハリが親しく話しかけても平気で無視する使用人が出てきていました。
ハリはレノルド夫人が何かを企んでいるとにらんでいました。
叔父のレノルドもエーリッヒたちをエルンストの家から移そうと企んでいるようで、ユージンと言い合いになっていました。
ユージンはエルンストの人間が今の屋敷に住むのは当然だと主張し、弟たちをよそへ移す意思はないと伝えます。
ユージンが心配で言っているというレノルドに対し、ユージンは自分がエルンストの現当主であり、自分の甥として見ないで対等に扱うように釘を刺します。
まだキャベルとユージンはこじれていて、キャベルはユージンの声も聞きたくないと言います。
ユージンがキャベルまで自分の面倒を掛けないで欲しいというのを聞いて、傷ついてまた逃げ出してしまいます。
そこへレノルド夫人とエーリッヒがやってきますが、レノルド夫人は二人のケンカに嬉しそうな様子です。
レノルド夫人はエーリッヒにべったりで、一緒にこの場を去ろうと言いますが、エーリッヒがユージン達のところへ行きたいと言って傍を離れます。
ユージンはハリと一緒にキャベルとユージンを探しますが、途中で二手に分かれます。
ハリが先にキャベルを見つけ、なぜユージンを避けるのか問い詰めます。
キャベルは自分が勝手にエルンストに戻ってきたことをユージンが怒っていると思い込んでいました。
キャベルは、ユージンが書いた手紙をもらっていませんでした。
しかし、ユージンはキャベルを迎えに行った時に断られたので、代わりに手紙を渡しているはずでした。
キャベルは自分の意志で帰りたくなって帰って来ましたが、ユージンが両親が亡くなったのに自分だけ生き残ったことを恨んでいると思い込んでいました。
自分が馬車で襲われた時に、怖くて大声を出して助けを求めることが出来なかった事に罪悪感を抱いていました。
ハリはユージンはキャベルを責めていないと言いかけた時に、ユージンが割って入ります。
驚いて立ち上がるキャベルに、ユージンがキャベルのことを恨んでいるなんてふざけたことを言ったのは誰だと怒ります。
まだ自分が責められていると思ってモジモジするキャベルに、ユージンは「バカか」と喝を入れます。
エルンスト家にキャベルを恨んでいる者はいないとユージンは怒りながら言います。
そして、キャベルが無事に屋敷に戻ってきてくれたことが本当にうれしいと伝えます。
生きて帰ってきてくれてありがとうとキャベルの目をみてユージンが伝えると、キャベルは大声で泣きだしてしまいました。
お兄ちゃんたちに気をつけて! 30話 感想
最近毎回バツを受けているハリでしたが、今回はやられっぱなしでなくてスカッとしました。
今回やっとキャベルとユージンの誤解が解けました。
子どもたちが意図的に団結できないようにバラバラにされていましたが、少しまとまってきた感じですね。
しかし、キャベルにユージンが恨んでいると吹き込んだのは一体誰なのでしょうか。
レノルド夫妻は、勝手に使用人の入れ替えをしていたり、弟を家から追い出そうとしていたりしていますし、レノルド夫人はキャベルが帰ってきたときにひどい言葉を浴びせていたので一番怪しいですね。
レノルド夫人はエーリッヒの事はすごく気に入っているようですが、自分の養子にでもしようと企ててエルンスト家から移動させようとしているのでしょうか。
レノルド夫妻は二人とも何か企んでいそうですが、やはりエルンスト家を乗っ取ろうと考えているのでしょうか。
ユージンはどうやってレノルド夫妻を追い払うのでしょうか。
続きが気になります。