「隠された世界」は、ピッコマで連載中のMISHA先生原作のファンタジー漫画です。
大学3年生の芦田桃は何度も奇妙な夢を見るようになります。
夢の中で登場する男に会った事がある気がするのですが、毎回顔は絶対に見えません。そしてその夢を見たら必ず切らなければならないほど髪が異常に長くなってしまいます。
タロットカード占いがよく当たる友人がある男とぶつかった拍子に落ちたカードは悪い意味しか持たない「塔」のカードでした。これから何か悪い事が起きる予感がしていました。
ネタバレの話になりますので知りたくない人はこの先は読まないでください
隠された世界 前回のあらすじ
曉斗は桃がスカーレットの月の夜に同族を招集したと考え、また能力を覚醒したようだなと言います。
今ではおどおどしていた桃でしたが、曉斗が他の神羽族と組んで自分を捕まえようとしたと勘違いしている桃は、今回は曉斗に言い返します。
曉斗は桃が人が変わったようだと感じながら、桃に仲間がいた事をあげて蛇族は嘘つきだと言い、蛇族について聞き出そうとします。
それに対して桃は曉斗に関係ないと言い返し、蛇族には仲間がいてはいけないのかと怒ります。
言い合いをしているところに学長が現れ、二人が仲良くなるために家庭訪問をすることを提案します。
曉斗は反対しますが、桃はその提案に賛成し、曉斗に自分を神羽族の元へ連れて行くように言います。
隠された世界【36話】ネタバレ
林田先生は、血を抽出していますが、たくさんとるように指示をして規程をかなり超えて900ミリリットルの血を抽出しています。
林田先生からとった血で、神羽族に察知されなくなる薬が1ヶ月分は出来ると言います。
林田先生のこの能力は、青鳥の血を持つ桃の血が体内に入ったからだと知っている蛇族の研究員は、桃の血液を欲しています。
純血でない林田先生の血では、蛇族の気配を消す力も一時的なもので、研究員に出来る事は薬の効果を延ばす事だけでした。
林田先生は、研究員に桃に手を出さないように釘をさします。
桃に血を流させるつもりはないと言います。
桃は、以前師匠の林田先生が神羽族の矢に射られた時に師匠を救うために自分の血を飲ませていました。
その時の効果で、林田先生は蛇族の気配を消す力を得ていました。
しかし研究員は、蛇族が生き延びるには林田先生の血液だけでは足りないと主張します。
蛇族を浄化できるのは青鳥の純血しかないと言い、研究員は青鳥の血が必要だと不気味に目を光らせます。
林田先生は、研究員に話が通じるようにもう一度自分が誰も桃に手を出させないと言います。
そして、桃が血液提供の力しかないと思っているのかと言い、赤蛇の生命力と青鳥の治癒力を持つ桃は研究員の想像以上に強大な力を持っているのだと教えます。
曉斗は桃に、家庭訪問をしたいだなんて何を目論んでいるのかと問います。
神羽族がいる場所は、普通の人間が勝手に出入りできる場所じゃなくなっているのだと諭します。
桃は、でも曉斗たちは行けるのなら、行く方法はあるのだろうとしつこく言うと、曉斗は少し腹を立てながらも結界を作ります。
気が付くと二人は上空にいました。
曉斗は、神羽族は空の上の種族だから、行きたいのなら行く資格があると証明をしろと桃に言いました。
隠された世界【36話】感想
林田先生が以前クリスに蛇族の気配を消す力は桃の血が混ざっているからだと言っていましたが、桃が師匠といた時に襲われたという話がありましたが、その時に力を得たのですね。
蛇族の研究員たちは、自分たちが生き延びるために桃の血を欲していました。桃の母親を守るどころか大罪人とみなし、今度は桃の血を物のように考え利用しようとしています。
蛇族は個々が独立しているから最古の血統と言われている蛇への尊敬の念もないのですかね。
それにしても、蛇族の女性はみんな美人なのに、男性は普通の見た目でしたね。
女性だけきれいになるとは、蛇族の遺伝子などうなっているのでしょう。
桃はいきなり曉斗の結界で上空にいましたが、もう「家庭訪問」に行くつもりなのでしょうか。
曉斗は浩樹に他の神羽族に見つからないようにいち早く桃を手に入れろと言われていましたが、他の神羽族に紹介してしまって大丈夫なのでしょうか。
桃は林田先生達に何も伝えず一人で神羽族の元へ乗り込むつもりなのでしょうか。
続きが気になります。