「潰れる家門を生かしてみます」は放送作家だった奈緒が事故に合い、小説の世界へ飛ばされてしまう「異世界ファンタジー系マンガ」です。
小説の話のままだと一族は潰れて自分も死んでしまう!
なんとか運命を変えようと奮闘するヒロインの物語です。
ネタバレの話になるので知りたくない人はこの先は読まないでください。
潰れる家門を生かしてみます 前回のあらすじ
カイル皇子は、テラが部下の為にわざわざ自分の時間を割いている事に失望します。
テラは、バーナードはテラにとって信頼に値する大事な人間であり、バーナードは必ず自分の元に帰ってくると主張しました。
バーナードは武器の入札談合でもめ事を起こしてしまったようです。
テラはバーナードに、バーナードがもっと不利になる可能性があるけれども、談合の証言をするかどうかテラの面接試験が終わったら返事が欲しいと頼みます。
テラはアンドレ・ピットに武器の入札談合の証拠資料を手に入れる事を頼みます。
ロイド伯爵はテラに口座と鉱山の贈与の書類を見せます。
しかし成人まで口座のお金は使えないと言われたテラは、伯爵に90ゴールドを先に欲しいと頼みました。
夜中にテラはアリアと取引をするために会います。
アリアに行政官試験の過去問を渡す代わりに、ジェイソンたちが計画しているテラに面接で恥をかかせる計画がどんなものなのかを聞き出しました。
行政官の筆記試験の結果、なんと全員が合格をしていました。
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潰れる家門を生かしてみます 23話 ネタバレ
アリアは、ジェイソンがどうやってテラに恥をかかせるのか知りませんでしたが、過去問題が欲しかったのでそのことを伝えていませんでした。
代わりに、面接官たちが買収されたという情報を伝え、テラとの約束通りに「お姉さま」と呼んで部屋から出て行きました。
テラは諦めてアンドレに情報をもらう事に決め、ニルスに伝言を頼みます。
調査費用を払った日の夜、黒社会の人間がテラの屋敷に入り、黒社会の文様がわざと見えるような形で扉に挟んでいきました。
テラは朝にべスからそのことを聞かされ、黒社会の人間が勝手に屋敷をうろついているのを知ったらロイド伯爵は卒倒するだろうと想像します。
ベスはこの屋敷に何人黒社会のスパイがいるのだろうと疑問を口にします。
そしてアンドレ・ピットの見た目はヴィクトリア第一夫人に似ていると言います。
テラは吹き出すのをこらえて、絶対によそでは言わないように注意します。
アンドレの調査内容には、ジェイソンのアカデミーの子分3人「トミー・レヴィ」「サム・メドック」「ボブ・ミッチェル」に気を付けるように書いてありました。
テラに罠を仕掛けたり、デマを流して群衆を扇動するつもりのようでした。
手紙の最後で、アンドレがテラの今の状況を楽しんでいる様子なのを見てとって、イライラして調査の紙をグシャグシャに丸めます。
そして、ベスに証拠隠滅のため暖炉に紙を投げ捨てるように指示し、テラは書斎で新聞を調べに行きます。
調べた新聞を見ながら、テラは残りの4日で自分がするべきことは訓練だろうと考えました。
テラは4日間毎日バーナードについてもらって訓練をしました。
筆記試験の合格についての回想で、ロイド伯爵が側近のディランと話をしています。
全員筆記試験に合格しましたが、初めにロイド伯爵が行政室から聞いていた合格者はクロエとテラとアリアの女性陣だけで、ジェイソンとローガンはいませんでした。
どうやらカイル皇子の専属騎士団の派遣で中立を保つためのテラの案で気を良くした第3皇子の母親ビビアン皇后が手心を加えて全員合格となったようでした。
ディランは、金もうけだけでなく、皇家を助けて以前の名声を取り戻せるのになぜロイド伯爵は暗い顔をしているのかと問います。
ロイド伯爵は、正当な方法で行政官にならなければ皇位争いに利用される可能性もあると言います。
ディランは、皇家が行った試験で皇后陛下の目に留まったのは喜ばしい事だし、この程度の事は予想していたのではないのですかとロイド伯爵に問います。
ロイド伯爵は、今まで皇族に目も留められていなかったので皇位争いに巻き込まれることは予想していませんでした。
一族の中だけで子供の能力を試す良い機会だと思って行政官試験を受けさせたので、子供たちの能力を知る以上の期待はしていなかったようです。
そして、ビビアン皇后がエリオス家の子供たちに手ごころを加えるきっかけとなった軍師派遣の依頼をしたカイル皇子にまた足を引っ張られたと苛立ちます。
ビビアン皇后はエリオス家の行動にとても満足していて、面接が終わった後に皇后宮へ来て欲しいと言われていたそうです。
それを聞いて泣きっ面に蜂だとロイド伯爵は対処法を請おうと、アンドレ・ピットを呼びます。
しかし、アンドレは忙しいとの事で、代わりにそもそものこの案を出したテラを推薦します。
ロイド伯爵はテラを呼んで事の次第を説明しました。
テラは、他の問題が出る可能性は考えたが、この結果は予測できていなかったと自分の計画は浅はかだったと伯爵に謝ります。
それを聞いて、家門の存続がかかっていたのにろくに考えずにアンドレの問題を解いたのかとロイド伯爵は怒り、テラに失望します。
話を聞いていたディランは、テラが考えていた他の問題とはどんなものなのかと問います。
テラは今すぐ起こる事ではないからあえて言わなかったが、「変数」は起こると言います。
それを聞いてまたロイド伯爵は自分に相談もせずに勝手に決めたことに腹を立てますが、テラが真摯に謝罪したので少し落ち着き、その内容を教えるように促します。
そしてテラはその「変数」について話し始めます。
潰れる家門を生かしてみます 23話 感想
テラはアリアと取引をした時にジェイソンの計画を聞いていたと思っていましたが、約束だけして聞いていなかったのですね。
ベスの言い方から、テラ以外の3人で嫌がらせをするつもりなのだと思っていたのですが、ジェイソンは他の兄弟にその意思を伝えただけで、計画している内容は伝えていなかったのですね。
ベスがアンドレ・ピットがヴィクトリア夫人に似ていると言っているのは私も同感でした。
でもヴィクトリア夫人よりもアンドレは何倍もやり手ですよね。
全員合格は正式な発表の後に変更された結果だったのですね。
それにしても過去問をもらった者は確実に合格しているとは、アンドレ・ピットの過去問題集はすごいですね!
面接の後にビビアン皇后に呼ばれるという事は、早速第3皇子の勢力につくようにと催促をされて皇位争いに巻き込まれてしまうという事ですかね。
せっかくカイル皇子だけひいきしている図式にならないようにと考えた案だったのに、そのせいでヨセフ第3皇子の肩を持たざるを得なくなったら元も子もありませんね。
テラ達はこれにどう対処するのでしょうか。
テラは後半「変数」を連呼していましたが、正直「変数ってなんやねん!」とつっこんでしましました。
ひとつの行動をした事で変わってしまうもう一つの事柄を指しているのだろうなと思いましたが、うまく言い換えられませんでした。
せめて家族間では分かりやすく話をして欲しいです(希望)
テラが予測している「変数」とは何なのでしょうか。
続きが気になります。