3人の兄弟から妹と認めてもらえず肩身の狭い思いをしていましたが、やっと縁談が決まって家を出られると思ったら、なぜか目が覚めると幼少期に戻っていた!
「お兄ちゃんたちに気をつけて!」は、母親を亡くしてエルンスト公爵家の養子となった主人公、ハリがやっと縁談が決まって屋敷を出ていくことから話が始まる異世界ファンタジー漫画です。
ネタバレの話になりますので知りたくない人はこの先は読まないでください。
お兄ちゃんたちに気をつけて!前回のあらすじ
ハリたちは父親からプレゼントをもらっています。
そこでまたハリが気分が悪くなり両親に心配されて部屋へ向かいますが、それを見ているキャベルやエーリッヒに対してハリは後ろめたく感じています。
別の日、ハリはペニと遊んでいて、キャベルの頭にボールを当ててしまいます。
その傷を見ていると、キャベルがチャンバラではなくかくれんぼをしようとハリに提案してきます。
それをハリが断ると、キャベルは代わりにお菓子をあげるといいます。
お礼を言うハリの笑顔を見て、キャベルは走り去っていきます。
それを見ていたヒューバートに「子供でいる方がいい」と言われて頭を撫でられます。
自分の事を心配してくれているのかとハリは嬉しく感じます。
→お兄ちゃんたちに気をつけて!8話ネタバレはここからチェック
お兄ちゃんたちに気をつけて! 9話 ネタバレ
今日は全員で出かける日です。
母親が全員の支度が出来たか確認して、ハリには暖かい恰好にしないとだめだと注意します。
母親がハリを連れて出ていこうとすると、エーリッヒが自分の手袋がないと言います。
エーリッヒは母親とハリを離すためにわざと自分の手袋を隠していたようです。
ハリと一緒に外出するのは嫌だと言うエーリッヒに、ハリは嬉しいと答えます。
予想外の言葉を聞いてエーリッヒは驚きます。
ハリは馬車に乗れるのが嬉しかったようです。
今度こそ出発すると言って二人の手を引く母親に、ハリは「お母さんの隣に座りたい」とお願いをします。
ハリは、今受けた嫌がらせの報復をしようとわざと母親の隣をせがんだのです。
もちろん反発するエーリッヒでしたが、妹に譲ってあげなさいという母親に一度は言い返そうとしますが、諦めて従いました。
馬車の中で、母親はエーリッヒがハリに席を譲ったことを偉いと褒めますが、エーリッヒは気持ちが沈んでいて何も答えません。
薬の調合が終わるまでに寄りたい店はないかと父親に聞かれ、ハリは一度遠慮します。
しかし、これが夢の中だとするなら、我慢をする必要はないのではないかと思い、いつも食べたいと思っていた綿菓子を買ってもらいました。
ずっと気持ちが沈んでいるエーリッヒを気にして、ハリは元気づけようと綿菓子を分けてあげます。
そして、エーリッヒのために、彼の分の綿菓子を買ってきて渡してあげますが、エーリッヒは頑なに断り、手を払った瞬間に綿菓子を落としてしまいました。
母親にそれを見咎められてエーリッヒが叱られ、エーリッヒは泣きそうになってしまいます。
母親に叱られ、エーリッヒはユージンにしがみつきます。
お兄ちゃんたちに気をつけて! 9話 感想
エーリッヒに報復するために「お母さんの隣に座りたい」と母親を呼ぶところ、ハリはしたたかですね。
まだあまり呼び慣れていないようですから、ハリに「お母さん」と呼ばれたら、母親もうれしくて断れないでしょうね。
母親にハリを「妹」と言われて双子のアリナの事を思い出してエーリッヒも複雑だったでしょうね。
「妹じゃない」と言おうとして、やめているところも、自分が悪いことを言っていると頭では理解しているけれど感情がついていっていないような感じなのでしょうか
ずっと我慢をしてきたハリ、少しでも自分のしたい事が出来たのは良かったですね。
今までの確執があるハリとエーリッヒは、すぐには仲良くはなれないでしょうが、少しずつお互いを認められるようになったらいいですね。
続きが気になります。