「潰れる家門を生かしてみます」は放送作家だった奈緒が事故に合い、小説の世界へ飛ばされてしまう「異世界ファンタジー系マンガ」です。
小説の話のままだと一族は潰れて自分も死んでしまう!
なんとか運命を変えようと奮闘するヒロインの物語です。
ネタバレの話になるので知りたくない人はこの先は読まないでください。
潰れる家門を生かしてみます 前回のあらすじ
兄のブランドンがテラへの誕生日の贈り物を買いに行って亡くなった事が明らかになります。
それを思い出し、怒りを抑えきれないロイド伯爵に、「代わりにお兄様が抱いていた夢を叶えてみせます」と告げます。
少し落ち着いたロイド伯爵は、最後の質問「先ほど行われた会議の内容についてどう思ったか」をテラに投げかけました。
テラはその答えについて、陛下が重きをおいている禁酒令なので、慎重に行動することを提言します。部屋に戻ったテラは、ベスもソルボンワインの情報を知っており、貴族でない身分の者にも投資をさせていることを聞いて、禁酒令の解禁は嘘だったと確信します。
新聞には既に密輸組織が捕まった事、投資をした貴族のリストが見つかっていることが報道されていました。
そんな折、レクトン家へ派遣されてきた調査団の中に、レクトン街で見かけた男を見つけます。
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潰れる家門を生かしてみます 10話 ネタバレ
投資話が嘘だった事を知り、対策を立てようとしているロイド伯爵達のもとに、第2皇子のカイルがレクトン家へ来たことが告げられます。
ロイド伯爵は礼服コートを用意し、他の者達にテキパキと支持をしてから周りの貴族を引き連れて皇子の待っている大宴会室へ向かいました。
ロイド伯爵は、2年前に皇子に「レクトン商団が禁止品目を扱っているとの通報があった」という理由で1ヶ月ものあいだ国境地域で調査を受けていました。
実際に商団下部組織が管理するぜいたく品リストから、税関に申告されていない品が発見されたのです。
その時のことを思い出して、ロイド伯爵は内心腹のわたが煮えくり返っています。
皇子はロイド伯爵にパンテオン平野は紛争や密輸が頻繁に起きて悩みの種だと言いながら、ネズミどもは全て始末をしたのかと聞いてきました。
そして皇子はロイド伯爵に招待されたから来たと伝えました。
ロイド伯爵も、他の貴族の人たちも招待をしたつもりがないので意味が分かりませんでした。
皇子は、2年前にロイド伯爵が犯罪者を暴いてくれたお礼に賄賂ではなく、食事をごちそうしたいと言った事をあげ、それを実行しにレクトン家に来たと伝えました。
事前に連絡してもらっていればもてなしの用意も出来たのにという伯爵に対し、「伝えれば皇子が来ることが負担に思われただろうから気楽に親友のもとを訪れるつもりで伝えなかった」と告げます。
それもレクトン家に2日も滞在すると言います。
一方第1夫人は投資をした事について地下牢で審問を受けることになるかもしれないというのに、失ったお金の心配ばかりしていました。
テラは別室で「オシリア国物語」の内容を思い出そうとしていました。
話を思い出そうと集中しているテラに拗ねてしまったベスに対して、ベスの6ゴールドを取り戻すからと調べ物を頼みます。
30話ほどで出てくるはずの「禁酒令事件」が序盤の4話ほどで出てきているようです。
話の流れが変わってきてしまっている中、テラは身分の高い皇子がレクトン街で何をしていたのかが気になっています。
潰れる家門を生かしてみます 10話 感想
皇子は、ロイド伯爵に会って開口一番以前の密輸事件の話を持ち出して、回りくどくネズミの始末→商団下部組織の犯罪を行った者の総入れ替えが出来たのかと確認されています。ロイド伯爵がイラっとするのも分かりますね。
テラがベスを専用侍女にしようとしていた時に夫人に話していた「従業員の総入れ替え」はこのことだったのですね。
皇子は2日もレクトン家に滞在するなんて、何か怪しいものが出ないかレクトン家を調べる気満々ですね。それなのに「以前の招待を受けに来た。事前に伝えたら負担に思われたと思うので」と言っている皇子、ずる賢いたぬきじじいのように見えてきます。
皇子がレクトン街にいたことと、話の流れが変わってきたことには何か因果関係があるのでしょうか。
続きが気になります。