「影の皇妃」は、フランツェ大公の頼みで熱病で死んだ娘ベロニカの代わりになった主人公エレナのファンタジー漫画です。
皇妃として暮らしていると死んだはずのベロニカが現れ、エレナは殺されてしまうのですが、なぜか死なずに過去に戻っていた!
今度は以前のように殺されないように、自分を陥れた大公家への復讐を誓います。
ネタバレの話になりますので知りたくない人はこの先は読まないでください。
影の皇妃 前回のあらすじ
リアブリックは、エレナに養女としてではなく、実の娘のベロニカ公女になってくれるように頼みます。
エレナは上級貴族になれること、皇太子妃候補になれることを喜ぶフリをします。
エレナは両親が無事にベシリア帝国についているかを案じています。
そして5年後に両親と会う事を願っていました。
サイレンスに泊まったエレナは、またリアブリックを騙すために演技をしています。
両親が逃げた情報を聞いてまず自分を疑うだろうと予測しているエレナは、リアブリックとのたたかいが始まる事を覚悟していました。
影の皇妃 10話のネタバレ
夜にリアブリックにローレンツから両親を逃したとの報告がありました。
家はもぬけの殻で、追跡をしたが痕跡を消そうとしたかのように小川を渡って逃げたようだと伝えます。
リアブリックは、両親の行動が理解できませんでした。
エレナに負担をかけまいと姿をくらましたと考えても、追跡をかわすかのように川まで渡ったとは。
熟練の騎士の追っ手をまくという事は、リアブリックたちの計画を知っていたのではないかと考え、エレナの行動を疑います。
しかし、朝にエレナが演技をした事で両親の逃走を本当に知らないのだろうと考え、何度も自問自答しながらも、エレナのほわほわした姿を見て自分の勘違いだろうと考えます。
リアブリックは、ローレンツに両親の追跡はしないでいいと言い渡します。
しかし、やはり何かを見落としているように感じているリアブリックは、自分の思い違いなのかどうかを確認しようとします。
翌朝、エレナに両親に関しての連絡を受けたと伝えます。
二人が無事か騒ぎ出すエレナに無事を伝え、母親の具合が良くないと嘘をつきます。
それを聞いて、エレナは自分のせいだと泣くフリをし、それを見たリアブリックは両親が逃げたことをエレナは本当に知らないのだと確信しました。
そろそろマリアナ群島に着いた頃だとリアブリックが言うと、エレナは地上の楽園だと思っているフリをして安心だと言います。
マリアナ群島は、小説では地上の楽園と言われていますが、実際は海賊の巣窟でした。
エレナはそのことを知っていましたが、リアブリックが疑っている事を理解していたため、無知なフリをしていました。
リアブリックの方も、エレナがマリアナ群島の現状を知らない事を確認し、自分が敏感になっていたのだと認識しました。
一方でエレナは、リアブリックが自分を疑うという事は、両親が無事なのだということを確信しました。
海賊の巣窟に着いたエレナ達は、身をひそめながら港についている船の一番奥の部屋に入っていきます。
航海中は奥の部屋に缶詰め状態でリアブリックから基礎を学ぶと言います。
リアブリックは優しかった口調から高圧的に変わり、エレナが逆らえないようにしようとしていました。
エレナは以前は怖気づいていたが、二度目なので揚げ足を取られない程度にうまくやっていこうと考えていました。
海賊の巣窟からの危険な航海は9日後の帝国の海域に入る前まで続きました。
影の皇妃 10話の感想
ローレンツから両親が逃げたと聞いたリアブリックは、エレナの予想通りにエレナを疑い、ボロが出ないか何度もしつこく確認していましたね。
でも、両親の情報が入ったというリアブリックに対してのエレナの驚きようは少し大げさすぎて疑われるのではないかと読んでいてヒヤヒヤしました。
大事なベロニカの代替を連れてくるにしては、危険な海賊の巣窟を通るなんて少しおかしいですね。
急いでいてそこしか選択肢がなかったのでしょうか。
エレナが言うには立派な馬車に乗っていたようなのでそれが見つかっても危ないですし、エレナが港で何も知らずに騒いでしまってバレても危険なのに何も伝えないなんて、海賊がいない事前提の行動なのでしょうか。
航海中も海賊の縄張りを通っていたようで9日間奥の部屋で声を潜めるように過ごしていたようですが、帝国に着いてからはどのような生活が待っているのでしょうか。
続きが気になります。