「隠された世界」は、ピッコマで連載中のMISHA先生原作のファンタジー漫画です。
大学3年生の芦田桃は何度も奇妙な夢を見るようになります。
夢の中で登場する男に会った事がある気がするのですが、毎回顔は絶対に見えません。そしてその夢を見たら必ず切らなければならないほど髪が異常に長くなってしまいます。
タロットカード占いがよく当たる友人がある男とぶつかった拍子に落ちたカードは悪い意味しか持たない「塔」のカードでした。これから何か悪い事が起きる予感がしていました。
ネタバレの話になりますので知りたくない人はこの先は読まないでください
隠された世界 前回のあらすじ
車は断崖絶壁の道を進んでいきます。
クリスは蛇族なら暗闇の方が良く見えるはずだと言い、わざわざ月食の日を選んで出発をしました。
桃は窓から森の中に光る道を見つけました。
桃は何かに呼ばれているような感じがし、入口を見つけます。
蛇族の最後の生息地は王蛇の身体で作られているということでした。
林田先生は、そこが蛇族の王都・潜龍要塞だと告げました。
隠された世界【53話】ネタバレ
曉斗は、蛇族の生息地は一匹の大きな蛇のお腹の中にあったことを知ります。
桃はその大きさを見て、まるで龍の骨のようだと言います。
クリスは、この骨は古代三大王蛇の一人である修蛇の骸骨だと説明します。
修蛇は私欲のために神羽族と蛇族の戦争を引き起こし、最後には神羽族に殺されて皮をはがれたようです。
赤蛇が修蛇を罰し、蛇族の存在を永遠に守らせるためにその骨を使って最後の生息地を造り上げたのでした。
古代では蛇は龍の前身とされ、神羽族に敗北する前までは蛇族が大地の支配者だったため、蛇族には「潜龍」というもう一つ別の名前がありました。
しかし桃は蛇の死体を見て、蛇族の人が安心して暮らせる場所と言うよりも、まるでお墓のようだと言いかけます。
その時、曉斗が桃にぶつかり、逃げるように伝えます。
曉斗は髪で首を絞められていました。
桃は攻撃してくる赤い髪をよけながら、一体誰なのかと考えます。
赤い髪の持ち主は、林田先生に自分の許可を得ずに部外者を連れてきたことを責めました。
林田先生はその紅心という女性に曉斗を話すように言い、紅心がここを守る必要はないし、いつまでもここにいるべきでないと伝えます。
紅心は、自分にとって最も大事なものがあるから簡単に出ていけないと拒否します。
紅心は、曉斗からかすかに神羽族の匂いがすると気づき、自分にくれる生贄だと勘違いします。
桃は曉斗を守るため紅心に石を投げて怒らせてしまい、攻撃を受けます。
それを見たクリスが慌てて紅心に桃が何者なのかを伝えようとしますが、林田先生がそれを止めます。
そして紅心は桃を傷付けられないと説明します。
林田先生はクリスに、ナミヘビがどうやって猛毒を持つガラガラヘビを殺すか見たことがあるかと問います。
ガラガラヘビはナミヘビに会った時には恐怖で動けなくなって、ただ捕食されるのを待っている状態になってしまうと説明します。
そしてその恐怖心は蛇族の紅心も同様に遺伝子に組み込まれていて、それこそが「血統による抑圧」だと言います。
紅心は泣きながら「王蛇殿下」がいるなんて知らなかったと言って許しを請います。
林田先生は紅心は赤蛇一族に仕える者の末裔で、かつては潜龍の番人であったと桃に説明します。
紅心は、桃に自分たちと赤蛇を救ってくれるように頼みました。
隠された世界【53話】感想
桃はナミヘビの一族だったんですね。
調べてみましたが、とてもかわいらしくて、全然怖そうではなかったのですが、ガラガラヘビとは仲が悪いのでしょうか。
ちなみに中国では食用とされることもあるようです。
ガラガラヘビの一族の紅心は赤蛇に仕える者だったんですね。
でも遺伝子レベルで相手が何者か分かるなんてすごいですね。
紅心は赤蛇を救ってくれと桃に頼んでいましたが、赤蛇は一体どこにいるのでしょう。
続きが気になります。