「隠された世界」は、ピッコマで連載中のMISHA先生原作のファンタジー漫画です。
大学3年生の芦田桃は何度も奇妙な夢を見るようになります。
夢の中で登場する男に会った事がある気がするのですが、毎回顔は絶対に見えません。そしてその夢を見たら必ず切らなければならないほど髪が異常に長くなってしまいます。
タロットカード占いがよく当たる友人がある男とぶつかった拍子に落ちたカードは悪い意味しか持たない「塔」のカードでした。これから何か悪い事が起きる予感がしていました。
ネタバレの話になりますので知りたくない人はこの先は読まないでください
隠された世界 前回のあらすじ
桃が花を渡したお師匠様は、林田先生でした。
桃は自分に何かあった時にはいつも林田先生が側にいたことを思い出します。
別の記憶では、おもりを付けて海中に沈められた桃に師匠が試練を与えていました。
自力で脱出した桃に、師匠は、自分たちの一族が生き残ったのはどんな環境下でも生きていける本能のおかげだと桃に教えます。
その時、師匠が神羽族に攻撃を受けました。
嫌だと叫んで目覚めた桃の側に、林田先生がいました。
隠された世界【29話】ネタバレ
曉斗と一緒にいるオースティンが浩樹のもとへ戻ってきました。
浩樹は、テレパシーのようなもので、オースティンから翼の印を持つ蛇族の少女を見たという情報を受け取ります。
浩樹は、オースティンに曉斗に早く戻ってくるよう伝言を頼み、オースティンの持っている情報を他のものに教えないように念を押します。
浩樹は、蛇族と神羽族の混血の子孫などありえないと言いながらも、ひとつ心当たりがありました。
伝説で、はるか昔に神羽族から姿を消した治癒能力を持つ神鳥の話でした。
蛇族の女性を愛し、禁忌を破って産み落とした子供がいるという事でした。
林田先生に介抱されている桃は、まだ力が入らない状態でした。
桃は林田先生の眼鏡を取ると、やはり夢に出てきた男性にそっくりでした。
林田先生が授業後すぐにいなくなるのは昼間の強い日差しが苦手だからで、体温が常に低いので夏でも薄着をする必要がなく、冬にほとんど姿を現さないのは冬眠しているからだろうと桃は推論を伝えます。
その推論から、林田先生も蛇族だという事を言い当てた桃は、何が起こっているのか教えて欲しいと林田先生に頼みます。
林田先生は、桃が知りたい事は快い事ではないかもしれないと伝えますが、桃は一人ではなくなるから怖くないと林田先生に伝えました。
隠された世界【29話】感想
浩樹や曉斗は鷹のオースティンと意思疎通出来たのですね。
神羽族の伝説では、桃の祖先の話が伝承されていたのですね。
でも、「伝説」と言っているという事は、かなり昔の話だという事なのでしょうが、それは桃の両親の話ではなく、もっと前の祖先の話という事なのでしょうか。
以前林田先生が蛇族の臭いがしないのは、あの人の血が少し混ざっているからと言っていましたが、それは林田先生も神羽族と蛇族の両方の血が入っているという事を指していたという事ですかね。
そうすると、桃と林田先生は蛇族の中でも近い親戚だという事ですね。
やっと桃に自分の正体を教えた林田先生ですが、どんな現実を教えてくれるのでしょうか。
続きが気になります。