「潰れる家門を生かしてみます」は放送作家だった奈緒が事故に合い、小説の世界へ飛ばされてしまう「異世界ファンタジー系マンガ」です。
小説の話のままだと一族は潰れて自分も死んでしまう!
なんとか運命を変えようと奮闘するヒロインの物語です。
ネタバレの話になるので知りたくない人はこの先は読まないでください。
→「潰れる家門を生かしてみます」38話のネタバレはこちらからチェック!
潰れる家門を生かしてみます 39話 ネタバレ
テラは自分がカイル皇子の下で働くことを望んだのは「最も危険な敵」を避けるためだと言います。
本当の敵と言う意味ではないと前置いて、テラは自分の家門にもっとも脅威となるものの側にいながらも危険な事態を前もって避けたいのだと説明します。
筆記で落ちたはずのジェイソンとローガンが実技を受けられることになった事で、エリオス家が宮から優遇を受け、宮内部の問題に巻き込まれてしまったのだと言います。
宮からの優遇で不正に合格した事ですら問題になるのに、宮家の争いは皇位継承を巡っての争いになるので、間違えば命を落とす可能性もありました。
テラはその問題を回避しようと考えており、その継承争いの中心にはカイル皇子がいると事実を述べます。
皇位争い的には危険な立場のカイル皇子の下で働くことで、危機的状況を事前に把握して対処しようと決めたからカイル皇子のもとで働くのだと説明します。
カイル皇子は自分が庶子だということや、危険な存在だと面と向かって言われましたが、不快には感じていませんでした。
カイル皇子は、テラの発言を事実に近いと認めます。
庶子であるのに皇位継承第2位であるため、貴族はカイル皇子と手を結ぶことを嫌っていると言います。
そして、エリオス家は大きな一族なので、いつかは中立な立場を放棄して誰かを選ばなければならなくなることも理解していました。
カイル皇子は、「彼ら」が自分の本心を知ったら黙っていないだろうと不敵な笑みを見せます。
テラがカイル皇子の本心とは何かを知りたいのに聞いてこない様子を見て、カイル皇子はテラも普通の17歳の令嬢だと少し笑います。
そして、テラに2つ目の理由を問います。
テラは、治安部が他の部署に比べて内部の問題や不正が少ないと判断し、その結果自分の努力によって進級が決まると思ったからだと答えます。
カイル皇子はテラがなぜそのように思ったのかと問うと、テラはカイル皇子を見れば分かるとごまをすりますが、カイル皇子にはバレバレでした。
カイル皇子はテラに返答の対価に何を望むのか問います。
テラはそれをさえぎり、訊きたい事があると言います。
カイル皇子はそのテラの姿を見て、まるで死を目前にした人間のように感じ取ります。
カイル皇子はテラの問いを聞かなくても理解しており、なぜテラをダーボンへ行かせたのかを話します。
その理由もテラ同様二つあり、一つは見込みがある者は行政を学ばせるため複数の国家の利害関係が絡むような遠くへ送るからだと言います。
二つ目は、テラの目標を達成させるためだと言い、皇子は仕事をする人間を必要としているのだと言います。
カイル皇子は、テラに見込みがあると判断してダーボンへ送ったのでした。
テラが治安部へ入った説明が無礼だった事もあり、本当なら首にするのが正しいが、しばらく様子を見たいと皇子は伝えました。
そして、テラに返答の対価に何を望むか問いました。
テラは、半年か8ヶ月後くらいに、ある男がテラの名前を出してカイル皇子を訪れるので、その男と会って欲しいと頼みます。
カイル皇子はその男は刺客かと冗談を言うと、テラも本当に刺客を送るなら自分の名前を出さないと軽口を叩いて睨まれます。
テラはその男の素性は話せないし、訪れない可能性もあるが、絶対に刺客ではないと念を押します。
テラはその男との合言葉に、「燃え上がるダイナマイト」と言う現世でのお気に入りのアイドルの曲を挙げました。
カイル皇子はその合言葉が気に入りませんでしたが、覚えておいてくれると言います。
テラの腫れた顔を見ながら、皇子は今回は気絶しなかっただけ幸いだと言い、戻ったら氷で腫れを冷やすように勧めて立ち去りました。
テラは、カイル皇子に話した理由と別の目的で治安部に入った事に皇子は気づいていたのに受け入れた理由が分からなく思っていました。
そして、カイル皇子が言った「本心」という意味が引っかかっていました。
テラは、「本心」とは、皇帝の座を狙うということだろうと推測していました。
テラはベスに鏡を貸してもらい、自分の顔を見て驚きます。
そして片目が腫れあがったお化けのような状態で皇子と話していたのかと気づきました。
料理店ザ・キングダムのスタッフ休憩室で、テラが訪れた目的のジョシュ・ルーカスという男と会っていました。
テラはルーカスが選ばれなくても、自分が後援すると言って彼を高く評価していました。
テラは、ジョシュ・ルーカスが将来医学書に載るほどの人物になり、テラの進級に大きく貢献する事を知っていましたが、それを説明する事が出来ません。
テラは、利益を生みそうな人材を商団は探し続けているのだという理由をつけました。
テラはルーカスが本業以外に研究室を作るほどの情熱を持つ人材は貴重だと褒め、審査を受けてみて欲しいと伝えます。
そして、テラは自分がいない間に研究した薬を使う事があれば、エリオス家の名前を使って欲しいと頼みます。
そして、テラに報告が出来ない時にはテラの上官であるカイル皇子に報告に行って欲しいと頼みます。
カイル皇子に会う事に怯えているルーカスを見てテラは小心者だと感じます。
テラはカイル皇子に会う時とは、テラのいない時期に薬が使われるようん状況が起こった時だけだと言います。
テラはもう一度ルーカスの研究を褒め、エリオス家の支援を受けてもらいたいと頼みます。
ついでにバーナードがお腹が弱いので、胃腸薬も一緒に欲しいなと頼みます。
ルーカスはその頼みに応じました。
契約を終えた帰り際、バーナードがどうしてルーカスにそこまで目をかけるのかと問うので、彼はエリオス製薬にとっても、テラ自信にとっても必ず必要な人なのだと説明しました。
テラは、その当時はジョシュ・ルーカスがもろ刃の剣となるとは想像もしていませんでした。
潰れる家門を生かしてみます 39話 感想
テラはカイル皇子に本当の理由を話せないので、皇子が言っていたように真実でなくてもカイル皇子が納得するように説明をひねり出しました。
しかし、カイル皇子はそれが嘘だと見抜いていたようですね。
そのうえで、テラの嘘に乗っかってくれたようでした。
テラが話していた合言葉は、おそらく韓国で人気の曲だったのでしょうね。
分からないのが少し残念です。
テラは、当初の目的であるジョシュ・ルーカスに会いましたが、ロイド伯爵に審査してくれるように頼んでいた男が、彼だったのですね。
とても臆病そうな様子でしたが、カイル皇子という言葉に反応していたのが少し気になります。
それと、最後のジョシュ・ルーカスがもろ刃の剣となるという意味はどういう事なのでしょうか。
続きが気になります。