3人の兄弟から妹と認めてもらえず肩身の狭い思いをしていましたが、やっと縁談が決まって家を出られると思ったら、なぜか目が覚めると幼少期に戻っていた!
「お兄ちゃんたちに気をつけて!」は、母親を亡くしてエルンスト公爵家の養子となった主人公、ハリがやっと縁談が決まって屋敷を出ていくことから話が始まる異世界ファンタジー漫画です。
ネタバレの話になりますので知りたくない人はこの先は読まないでください。
お兄ちゃんたちに気をつけて!前回のあらすじ
ユージンは叔父と二人で狩りに行き、叔父の足を銃で撃って以前の借りを返しました。
そして、兄弟を守るためにバスティーエ邸に住んでもらう事にします。
バスティーエ夫人は、ハリにルイーゼとアカデミーに通ってくれる事にお礼を言います。
その話の後、エーリッヒがハリを「エルンストの人間」といった事にハリはうれしく思い、アカデミーでキャベルにも会える事を楽しみにしていました。
→お兄ちゃんたちに気をつけて!34話ネタバレはここからチェック
お兄ちゃんたちに気をつけて! 35話 ネタバレ
ハリはユージンに手紙を書いています。
ユージンはロザベラ・ベロンティアと婚約をしたようです。
以前の世でベロンティアと結婚した時のユージンの目がとても冷たかったので、ハリは今回の婚約の話も嫌な予感がしていました。
ルイーゼは馬車の中でハリに次々とお菓子を勧めます。
エーリッヒはピクニックじゃないとルイーゼに言いますが、ルイーゼは同じようなものだと言い返します。
その様子を見ているハリは、エーリッヒとルイーゼの相性は結構いいのかもしれないと感じていました。
アカデミーに着くと、キャベルが迎えに来ていました。
転びそうになったハリを抱きかかえて、ハリが来たことを歓迎してくれました。
ハリの質問に素直に答えるキャベルを、ハリは良い子だと頭をなでます。
キャベルが素直に頭をなでられている姿を遠くから見ていた学生がとても驚いて声をあげます。
その学生の姿を見たキャベルは、学生たちに大声でどなります。
その姿を見たハリがキャベルを叱ろうと後で話があると言いますが、キャベルは叱られるとは分からず、自分の部屋で話を聞くといいます。
そこへヨハンがやってきて、寮は異性立ち入り禁止だろうとツッコみます。
ヨハンはハリに挨拶をして、ハリもヨハンとキャベルに会えてうれしいと笑顔を見せますが、その姿を遠くから見ていた学生がハリをかわいいと言います。
それを聞いたキャベルは、また大声で学生を追い返します。
ルイーゼがヨハンが授業を受けている教室を見てみたいというと、キャベルはヨハンの教室など行っても何もないと対抗心を燃やしています。
そのキャベルの姿を見て、子どもの頃から成長していないとハリは心の中でツッコみます。
キャベルはヨハンよりも自分の教室に来るようにハリに言いますが、ヨハンはキャベルのいつもいる演武場に行ったら服が泥まみれになるだろうと言い返します。
キャベルは負けずに自分の妹同士を連れて行ったら良いとハリを連れて行こうとしますが、ヨハンは外が暑いので室内がいいと思うと言い返します。
そのやりとりを聞いていたハリは、キャベルは幼稚すぎるので、まだまだ自分の世話が必要なのだと悟りました。
ハリは仕方なくキャベルと演武場に行くことにします。
しかしどんどん行ってしまうキャベルにハリは歩くのが早すぎると怒ります。
その途中でもハリのかわいさに心を奪われた学生が本を落としてしまいました。
ハリがキャベルの代わりにエルンスト家の印象を良くしようと笑顔で本を拾って渡します。
すると後ろでキャベルの機嫌が悪くなり、それに気づいた学生がそそくさと退散しました。
日が傾くまでハリを連れていたキャベルに、ヨハンは時間管理をしっかりするように文句を言います。
ハリがヨハンに謝ると、ヨハンはキャベルのことだから予想していたから気にしないでと言います。
ハリはルイーゼにも謝りますが、ルイーゼはハリがキャベルの面倒を見てくれていたおかげで快適だったとむしろ感謝されます。
やっと一緒になれたヨハンとハリは、別れを惜しんで会話をします。
ヨハンはルイーゼが迷惑をかけていないか心配していましたが、ハリはルイーゼのおかげで毎日楽しいと答えます。
ヨハンはハリにあまり無理はしないように助言しました。
アカデミーに残るエーリッヒに、ハリはちゃんとご飯を食べて良く寝るように指示をします。
それを聞いたエーリッヒは、ハリは自分の姉なのかとツッコミます。
キャベルも自分への言葉はないのか聞いてきますが、ハリは「面倒だけは起こさないで」という言葉を呑み込んで、いつも通りにして欲しいと言います。
馬車で家に戻るルイーゼとハリは、とても楽しかったと話していました。
お兄ちゃんたちに気をつけて! 35話 感想
久しぶりに会うキャベルでしたが、大きくなっても昔のキャベルとあまり変わらなかったですね。
ヨハンに対する「対抗心」も全然なくなっていなかったようです。
けれど、ハリの事は大事な妹として扱ってくれていましたね。
他の学生がハリをかわいいというだけで追い返すのはやりすぎな気もしましたが…。
ユージンは婚約をしたみたいですが、ハリが心配していたように政略結婚なのでしょうか。
他の兄弟は幸せに暮らしているようですが、ユージンはまだ一人で頑張っているのでしょうか。
続きが気になります。