型破りのクセ者裁判官・入間みちお(竹野内豊)と、イチケイ(東京地方裁判所第3支部第1刑事部)を立て直すためにやってきた堅物エリート裁判官・坂間千鶴(黒木華)が法廷を飛び出し真実を暴く月9のリーガル法廷ドラマです。
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イチケイのカラス 第10話のあらすじ
みちこの兄弟誕生
みちおは、みちこに会いに行き、青山瑞希からレアケースな国選弁護をすることになったからイチケイに通うと予告されます。
瑞希は事務所を立ち上げる事になったので、企業法務だけでなく国選弁護もしていくつもりだと伝えます。
その時に、生まれたばかりの「みちこ」の兄弟の名前をつけてくれるようにみちおに頼みます。
その二人の後姿を見つめる怪しい男の姿がありました。
レアケース案件
みちおが三重県から届いた「お楽しみ海鮮クジ」が「伊勢海老」だと知って他の皆にあげるといいます。
全員がみちおを怪しく疑っていると、みちおは伊勢海老が「苦手」なのだとだけ告げます。
そこへ駒沢部長がやってきて、レアケースの案件を「合議制」で審理すると伝えます。
みちおは瑞希が言っていた案件かもしれないとピンときます。
そのレアケースとは、被告人が「名無しの権兵衛」という傷害事件でした。
第1回公判
みちおが被告人に名前を教えて欲しいと頼みますが、指名が黙秘権には含まれないにもかかわらず、被告人は過去は捨てたと言い、名前を明かしません。
自分の事は「名無しの権兵衛」か「カンちゃん」と呼んで欲しいと伝えました。
被告人は、河川敷で未成年である「朝倉純」にスパナで胸部を殴打して全治1ヶ半の傷害を負わせたという罪状でした。
被告人は検察が述べた事は「嘘」だと言い、自分は「嘘」が嫌いなのだと意味深な言葉を言います。
今回の原因は少年が路上生活者に対して投石をした事から始まりました。
1度目は被告人が今回の被害者を捕まえ、被告人が被害者に諫言しました。
注意されたことに腹を立てた少年たちが2度目の投石を起こした時に、1人の路上生活者が怪我を負った事で被告人は少年たちを追いかけ、被害者を見つけて彼が持っているスパナで大けがを負わせたとう調書でした。
被告人は自分を「ポジティブホームレス」と名乗り、食べ物は野菜を育てたり、生活費としてシジミをとっているといいます。
砂抜きをしっかり行う「カンちゃんのシジミ」は、ホームレスだけでなく、飲食店からも買いに来る人がいるくらいの人気商品だと言います。
被告人は、少年を追いかけていくと被害者の少年がいて、既に胸を押さえて苦しんでいたと言います。
しかし検察は、少年は被告人にスパナで殴られたと言っていると言います。
被告人は「嘘は放っておくと心を蝕むから」と言います。
第1回公判後
公判後、瑞希は今回は被告人のアリバイを証明できるかもしれないと言います。
被害者が119番通報をしていた時、被告人は現場から5分以上かかる場所で鷹和建設人事部長の「原口秀夫」と会っていたようです。
しかし、それを証明できる「時間の会話」をしていた人物は、原口ではなく、一緒にいた男性二人組のようです。
瑞希はその会話をしていた男性二人の身元を確認し、証言をしてもらおうと考えていました。
瑞希は原口秀夫に会いに行き、一緒にいた二人組を教えて欲しいと頼みましたが、素性を教えてくれず、証言にも応じてくれないようでした。
みちおが、他の仲間同様今回の被告人は瑞希と深い関係があるのではないかと本人に聞きますが、瑞希にはぐらかされてしまいます。
その後姿を狙って写真を撮っている怪しい男が出てきました。
第2回公判
被害者である朝倉純が証言をしますが、被告人にスパナで胸を殴られたと言いました。
それを聞いて、カンちゃんは嘘はダメだ、ずっと嘘をつきとおす覚悟があるのかと問います。
思わず刑務官を投げ飛ばしてしまった被告人は、武術の心得があるのかと問われます。
とっさにいった事を「嘘」だと言う被告人に、みちおは被害者に嘘はダメだというなら自分も嘘をついてはいけないのではとつっこまれます。
そこで千鶴は「妹トーク」を始め、裁判官は嘘を調べないといけないと言い、みちおが「職権発動」を行いました。
第2公判後に、みちおは瑞希に被告人について知っているはずだと言いますが、瑞希は本人も望んでいることなので被告人の素性は明かさないと言います。
みちおは裁判官として素性を知る必要があり、そこに事件の根幹が関わっている気がしています。
だからこそ被告人は素性を明かさないのだろうと考えます。
調査開始
瑞希たちはもう一度鷹和建設の原口秀夫を訪ねますが、アポを取っていたはずなのに長期休暇をとって休んでいました。
そこに城島検事が現れ、原口は雲隠れしたと駒沢部長に伝えます。
情報交換をした結果、原口と一緒に行動していた二人組は鷹和建設の社長と政治絡みの人間だったことが分かりました。
ホームレスにカンちゃんの事情を聞くみちお達は、カンちゃんが医者のような事が出来た事を知りました。
しかし積極的に診療などをするつもりはなかったようです。
みちおは、カンちゃんの方言から、富山出身だと割り出し、富山に行きます。
瑞希たちも被害者を助けた救急センターに訪れますが、そこで被害者に応急処置をした後があったことを知らされます。
被告人と接点があったのが瑞希の母親だったことを知ります。
そして、被告人の素性が明らかになりました。
母親が村の人間から村八分にされることを案じる瑞希は、被告人の素性を明らかにしたくないと言いますが、みちおは法に嘘をつくのかと強く言います。
みちおに諭された瑞希は、第3回公判で被告人の素性を明らかにします。
そこには、瑞希の母親も傍聴人として来ていました。
被告人がなぜ素性を明らかにしなかったのか、そして本当に被告人が被害者を傷付けたのか明らかになり、法廷に全ての嘘がなくなりました。
千鶴の妹トーク
今回はみちおではなく、千鶴が「妹トーク」を始めました。
嘘には色々な嘘があり、良い嘘も悪い嘘もある。
何種類の嘘があるのかと千鶴は妹に聞かれた事があるのだと言います。
千鶴は嘘は9種類以上あると考えます。
法廷では様々な嘘が飛び交い、誰がどういう理由でどのような嘘をついているのかを千鶴たちは見極めなければならないと被告人に言います。
そこで駒沢部長が、自分たちは誰が嘘をついていて、それはどんな嘘なのかを知る必要があると伝えました。
イチケイのカラス 第10話の感想 今回のキーワードは「嘘」
城島検察官は、今回は「特捜」に頼まれてた案件があってそちらの捜査をしていました。
遅咲きの春だとかなり喜んでいる様子でしたが、これは「イチケイ対応に戻ってくる伏線だな」と思いました。
次週ではまた元のさやに納まってそうですね。
被告人が太ももを叩いていた仕草が何なのか気になっていたのですが、恐らく被害者に処置をした時の動作を思い出していたのだと推測しました。
「嘘は放っておくと心を蝕む」とは、自分の過去の経験から来た言葉でした。
今回のキーワードは「嘘」だったので、千鶴の妹トークも、みちおのふるさと納税も「嘘」に関連する内容でした。
今回は「嘘」が多く出てきましたが、瑞希はみちおだけは昔から「嘘」をつかなかったと言い、その姿を見て、法律家として正しい選択をしなければいけないと思わされているようでした。
みちおは任期満了が近づいているようでしたが、「問題のある裁判官」であるみちおは再任されるのでしょうか。
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