「姉が男主人公を拾ってきた」は、前世の記憶を持っている「エイミー」の姉が、前世で読んだ小説と同じ展開で森から男の子を連れて来ることから始まる恋愛ファンタジー漫画です。
姉の運命を変えるため、小説の主人公「リノク」の名付け親になったエイミー。昼は子供の姿、夜は大人の姿になるノクス(リノク)との生活が始まります。
ネタバレの話になりますので知りたくない人はこの先を読まないでください。
姉が男主人公を拾ってきた 前回のあらすじ
ディアナが連れてきた男は、グレイ・ウェスタンと言い、リノクの率いる明け方の騎士団「ルクス」の団員でした。
グレイはリノクを捜しに来たようでしたが、子供の姿のノクスは彼についての記憶がなく、彼を汚いと言い、その言葉にグレイはショックを受けます。
お風呂に入ってから、グレイは自分の自己紹介と、リノクの素性を伝えました。
リノクは、北の大地イベルクの大公で、戦争の英雄と呼ばれる男でした。
エイミーは、この家でのリノクの生活をグレイに話して聞かせました。
夜になり、グレイに大人の姿のリノクにも会っているかと聞いている所へ、起きたリノクが部屋へ入ってきました。
→姉が男主人公を拾ってきた 19話ネタバレはここからチェック
姉が男主人公を拾ってきた 20話 ネタバレ
リノクは、リノクに会えて喜ぶグレイの胸元をつかみ、床へ投げ倒します。
そして、エイミーに他の男を拾ってきたのかと嫉妬心あらわに問います。
エイミーは姉が拾ってきたと弁明します。
グレイはリノクに投げられてショックを受けながらも、自分はリノクに育てられたグレイだと言いますが、リノクは育てた覚えはないと冷たく言います。
グレイは諦めず、幸せだった思い出も忘れたのかと、リノクを捜しだすのにどれだけ苦労したかを伝えますが、リノクは聞きたくないと拒否します。
エイミーがグレイを拘束している手を放して話さないかというと、リノクは素直に手を放しました。
それでとても喜んでいるグレイにリノクはチョップを食らわせ、気絶させてしまいます。
そしてエイミーに、説明を要求してきます。
グレイの説明をして、自分の事を知りたいだろうと聞くエイミーに、リノクは知りたくないと答えます。
リノクが記憶を取り戻したら、この家を追い出されると思っているからです。
リノクはどこにも行きたくない、エイミーの側にいたいと言います。
エイミーが許可したら何か変わるのかと聞くと、何も変わらないが、リノクが少し幸せになると言います。
エイミーが、とりあえずグレイと話すようにと伝えると、リノクはエイミーがグレイと呼ぶことにすら嫉妬していました。
しかし、二人で話す機会はなく、グレイは翌日出ていく準備をしていました。
ほかの団員にリノクの生存を知らせないと駄目だからいい、さらにディアナ達は恩人だから、一緒に大公領へ来ないかと提案しました。
その誘いに対してディアナは、この場を離れることはできないと断ります。
そして少し時間が欲しいと頼みます。
グレイが仲間を連れてくるまでの時間をくれるといいます。
グレイが立ち去った後、しばらくは静かになるかと思っているエイミーでしたが、なんとなく嫌な予感がしていました。
喜んで西の森を走っているグレイの様子を二人の男が見ていました。
グレイの表情から、森の中でリノクを見つけたのだと推測をしています。
ハンスが情報提供をしていたようですが、その際、ディアナ達の安全を要求していたようです。
しかし男はその約束を守るつもりは無いようで、散らばった団員が集まったらリノクもろとも全員射殺すると言います。
姉が男主人公を拾ってきた 20話 感想
グレイがリノクに自分の事を思い出させようとして話しているセリフ、まるで恋人に訴えているようでしたね。
エイミーが話し合おうと言ったのに、リノクがグレイを気絶させたのには驚きました。
リノクの中では、グレイと話し合うという事は前提としてなく、エイミーと話し合うつもりだったのですね。
リノクにあんなに懐いているグレイですが、この家に来てからの踏んだり蹴ったりぶりがとても気の毒です。
ディアナは、ここから離れるわけにはいかないといっていましたが、何か理由があるのでしょうか。
誰かを待っているのか、何かを守っているとかでしょうか?
グレイはエイミーにも分かりやすいほどリノクに懐いていましたが、その行動で敵にも情報がバレてしまいましたね。
ハンスさんがディアナに警告していたのは、この男たちが森の情報を探っていたからだったんですね。
皇帝側の二人の男もハンスさんとの約束を簡単に破ろうとするとは、さすが悪役、ひどい人たちです。
エイミー達は結局物語通りに殺されてしまうのでしょうか、エイミーが名付け親になったことはムダだったのでしょうか。
続きが気になります。