3人の兄弟から妹と認めてもらえず肩身の狭い思いをしていましたが、やっと縁談が決まって家を出られると思ったら、なぜか目が覚めると幼少期に戻っていた!
「お兄ちゃんたちに気をつけて!」は、母親を亡くしてエルンスト公爵家の養子となった主人公、ハリがやっと縁談が決まって屋敷を出ていくことから話が始まる異世界ファンタジー漫画です。
ネタバレの話になりますので知りたくない人はこの先は読まないでください。
お兄ちゃんたちに気をつけて!前回のあらすじ
エルンスト家みんなでピクニックに行き、みんなのんびりとした時を過ごしていました。
ハリの努力のおかげで、エルンスト夫妻はまだ健在でした。
ピクニックに行った日の夜、母親は一人でお酒を飲んでいて、ハリをアリナと勘違いします。
夜中に全員が起きてきて、母親が酔っぱらっている事を心配し、翌日の狩猟のために早く眠るよう勧めます。
翌日の夕暮れ時、狩猟中に襲撃があり、キャベルが重傷、エルンスト夫妻が死亡したとの連絡が届きました。
→お兄ちゃんたちに気をつけて!26話ネタバレはここからチェック
お兄ちゃんたちに気をつけて! 27話 ネタバレ
ハリはエルンスト家に来る前は乞食でした。
エルンスト夫人は、ハリにお腹が空いていないか聞いて、花を買ってくれると言います。
ハリは、今まで自分を憐れんで花を買ってくれる人はいたけれど、手を握りながら微笑みかけてくれた人は初めてだったので変な人だと思っていました。
エルンスト夫人は、ハリを放っておけないと言って自分たちの家族になって欲しいとハリに頼みました。
エルンスト夫妻が亡くなった日、皇室主催の狩猟大会で次期皇帝を狙った襲撃があったようです。
そこで皇族がエルンストの馬車に乗って逃げる中、馬車の速度を上げすぎて転覆事故が起きました。
エルンスト夫妻は、キャベルと次期皇帝をかばうようにして亡くなっていたそうです。
お葬式の参列に来た人たちは口々に噂をしています。
次期皇帝を守ったエルンスト家は、今後ますます力を強めるだろうが、夫妻が同時に亡くなったことは危ぶまれると噂します。
残された子供たちの事を噂にしますが、ハリは慈善事業で夫人が引き取ったと思われており、涙を流さない事に恩知らずと言われます。
バスティーエ夫妻はハリたちを心配して、頼ってくれていいと言ってくれます。
そして、ルイーゼたちも心配しているから連絡をしてあげて欲しいと頼みます。
エルンストの一族は、ユージン達には声を掛けますが、ハリは無視されています。
ハリは、夫妻が亡くなってもここにいていいのだろうかと自問します。
ユージンは家の事で忙しくなり、ハリとエーリッヒだけが家に残されますが、エーリッヒはずっと食事をとりませんでした。
キャベルは父親のいとこのシューマッハ伯爵の屋敷で治療を受けていて家にはいません。
ハリは一人だけで食事をしています。
乞食だったハリには、食べ物のありがたみを知っているので、一度も食事を欠かしたことはありませんでした。
もう一度エーリッヒの部屋に行きますが、同じく追い出されてしまいます。
ちょうどユージンが帰ってきて話をつけてくれて、エーリッヒは明日からは食事を取ると約束をしてくれたようでした。
ハリが、ユージンがしっかりご飯を食べているのかを聞くと、食べたと言われますが、その顔はとても疲れて見えました。
ハリは、さきほど投げられたエーリッヒにあげたウサギの人形をドアに立てかけて自分の部屋に戻りました。
お兄ちゃんたちに気をつけて! 27話 感想
私は、ハリはエルンスト家に来る前は孤児院にいたと思っていたのですが、路上で乞食をしていたのですね。
お葬式の参列者は、ユージンが泣いていないのはしっかりしていると言っているくせに、ハリが泣いていなかったら恩知らずだと好き勝手言っていました。
エルンスト一族にも相手にされなくて、ハリは自分の居場所がなくて悲しいのと寂しいのでいっぱいだったでしょう。
いつもにぎやかだったエルンスト家が、みんなバラバラになってしまってとても静かな家になってしまっていました。
ユージンも無理をしているみたいですし、これ以上病人が増えなければいいのですが。
ハリは、このまま自分が居座っていいのかと自分に問いかけていました。
もしかして、家を出る事も考えているのでしょうか。
続きが気になります。