「影の皇妃」は、フランツェ大公の頼みで熱病で死んだ娘ベロニカの代わりになった主人公エレナのファンタジー漫画です。
皇妃として暮らしていると死んだはずのベロニカが現れ、エレナは殺されてしまうのですが、なぜか死なずに過去に戻っていた!
今度は以前のように殺されないように、自分を陥れた大公家への復讐を誓います。
ネタバレの話になりますので知りたくない人はこの先は読まないでください。
影の皇妃 前回のあらすじ
ローレンツはリアブリックに、エレナの両親を逃がしたことを報告します。
リアブリックは両親の追跡はしないでいいと伝えます。
しかし、何か見落としを感じているリアブリックは、エレナを疑い少し試します。
しかし、母親の事を考え泣く様子や、危険な場所にいるという知識もないエレナを見て、自分の思い違いだと考えます。
港に着いたエレナは、身をひそめながら船の一番奥の部屋に入り、帝国の海域に入るまで缶詰状態でリアブリックから勉強の基礎を学んでいました。
影の皇妃 11話のネタバレ
エレナはリアブリックから帝王学のようなものを教えてもらっています。
その時にリアブリックは、さりげなく「フリードリヒ大公家」の名前を出しました。
エレナはそれを聞き逃さず、自分がフリードリヒ大公家の公女になるのかと聞きなおし、夢のようだと驚き喜ぶ演技をします。
リアブリックはその姿を見て満足しています。
下船する事になり、やっとエレナは外の空気を吸えます。
船の中ではずっとバカなフリをしていて疲れていました。
エレナはまずは大公家に隠された別荘に向かいます。
エレナは、そこであう大公に対する怒りを隠せるか心配していました。
エレナは、耳が聞こえない使用人のジェーンを紹介された後、すぐに大公に会うことになります。
エレナは大公への怒りを出さないように自分を落ち着かせます。
エレナを見た大公は、感激して涙を流していました。
しかしエレナは未来を知っているので、これが全て演技だと知っていました。
エレナは感情に流されて怒りをあらわにしないように耐えています。
大公はエレナに、自分の娘になって欲しいと頼みます。
エレナは何も考えずに自分が公女になれる事に喜んでる小娘の演技をします。
そして、大公が虫唾が走ると思うような言葉をいくつも浴びせます。
自分の部屋に案内されたエレナは、自分の言葉に反応した大公の顔を思い出して笑ってしまいます。
エレナは、以前は気づかなかったが、自分が持っている切り札も相当なものだという事に気づき、これからを楽しみにしていました。
影の皇妃 11話の感想
リアブリックは今回もさりげなく大公家の名前を出していましたが、知っている事にいちいち反応して驚くフリをするのも大変でしょうね。
聞き逃してスルーしてしまったらリアブリックに疑われてしまいますしね。
別荘で待っていた大公も演技力がありましたね。
声を震わせて涙まで流すとはすごいです。
しかし、エレナが人の悲しむ感情も気にせずに大公家の人間になれたことを喜んでいる姿や、いきなり初めての人間に親近感を覚えているという厚かましさ、そしてトドメのいきなりの「お父様」発言にかなりイライラしていましたね。
これからの二人の親子仲がどうなっていくのかも気になります。