「影の皇妃」は、フランツェ大公の頼みで熱病で死んだ娘ベロニカの代わりになった主人公エレナのファンタジー漫画です。
皇妃として暮らしていると死んだはずのベロニカが現れ、エレナは殺されてしまうのですが、なぜか死なずに過去に戻っていた!
今度は以前のように殺されないように、自分を陥れた大公家への復讐を誓います。
ネタバレの話になりますので知りたくない人はこの先は読まないでください。
影の皇妃 前回のあらすじ
エレナは、未来に起こる出来事をかきとめたメモをひとつずつ確認して、記憶していきます。
ひととおり終わった後に、母親と結納品を確認し、お金になりそうなアクセサリーを、将来のために母親に渡します。
やっと帰ってきた父親は、客を連れてきていました。
その客は、なんとリアブリックでした。
影の皇妃 6話のネタバレ
エレナは親に挨拶をするよう言われるまでいろいろな感情がこみあげて何も言えないでいました。
両親を殺害した事への憎しみや、未来の出来事の復讐を考えますが、まだその時ではないと、平静を装いリアブリックに挨拶をしました。
リアブリックは、エレナを良く知っていると言います。
父親はとても嬉しそうに、リアブリックが助けに来てくれたと伝えます。
リアブリックがエレナを帝国に連れて行ってくれるのだと父親は言います。
その言葉を聞いて、リアブリックが既に父親と話を付けている事を理解しました。
リアブリックは、エレナそっくりのベロニカの写真を見せ、自分の主人が一度でも娘に会いたいと言っていると説明します。
母親は既にリアブリックに心を操られ、彼女の思惑通り心情移入して泣いてしまいます。
エレナはリアブリックが人を操る事を知っている為、淡々と話を聞き、そろそろ本題がくると予想とつけていました。
リアブリックは、エレナに主人の娘になって欲しいと伝えます。
そして、それは主人の為だけではなく、エレナの為も思っているのだと言います。
父親はエレナに公女になるように勧めます。
リアブリックが持っていた文様は、とても高貴な家門のものだと言い、そこで新しい人生を歩めと言います。
母親もそれに同意します。
エレナはリアブリックについていくと伝えますが、リアブリックの好きにさせまいと、質問します。
自分を中心にした暮らしが出来るようになると言うリアブリックに、エレナは騎士との誓約を結びたいと言います。
リアブリックは、エレナの自由に出来ると答えます。
エレナが騎士の選任を自分自身でするという約束は、リアブリックの首を絞めることになるようでした。
エレナはさらに、両親の安全を確認します。
リアブリックは、両親を心配するエレナを安心させるため、宝石を両親に渡します。
それは将来公国を離れて暮らす両親の生活の足しになるはずでした。
清廉潔白な父親は、その宝石を受け取ろうとしませんでしたが、エレナとリアブリックの勧めで渋々受け取りました。
しばらくして、リアブリックはエレナ達に出発の時間だと告げました。
影の皇妃 6話の感想
リアブリックは、ベロニカがなくなったことを「女神ガイアの腕の中で眠った」と言っていましたが、「天に召された」の帝国版みたいなカンジでしょうか。
リアブリックは、もう母親の心をつかんでいました。
父親に近づいた時にも、エレナと自分の主人の悲しい話をして、二人の為になると説得したのでしょうね。
エレナは帝国に行くことを拒むかと思いましたが、案外すんなりと受け入れましたね。
復讐はベロニカの代わりになってから果たそうという事でしょうか。
普通に考えたら父親の行動はまっとうに感じるのですが、エレナの思惑を知っている身としては、父親のなすことに毎回イラっとしてしまいます。
宝石を渡すと言っているリアブリックとの対応にしても、正直者すぎるのか受け取りを断っていました。
宝石を受け取る手が震えていたので、それを受け取ったら、娘をお金で売ったと思ってしまうからかなとも思いました。
エレナは二つの条件だけでこの先を乗り切る事ができるのでしょうか。
続きが気になります。