「潰れる家門を生かしてみます」は放送作家だった奈緒が事故に合い、小説の世界へ飛ばされてしまう「異世界ファンタジー系マンガ」です。
小説の話のままだと一族は潰れて自分も死んでしまう!
なんとか運命を変えようと奮闘するヒロインの物語です。
ネタバレの話になるので知りたくない人はこの先は読まないでください。
潰れる家門を生かしてみます 前回のあらすじ
アンドレ・ピットが合格者にだけ渡すと言っている過去問題は、現皇帝陛下の第一書記官も使ったという黒社会がつくった帝国最高の過去問題でした。それを満足する宿題をもってきたエリアス家の子供全員に渡すと告げます。そしてその宿題の内容は、カイル皇子の今回の訪問理由を調べる事でした。
一方カイル皇子はテラの事を調べており、さらにエリオス家末端家臣まで調べつくすように命じます。
アンドレが王家の者を挑発していることを怒るどころか面白がり、エリオス家の実力を測ろうと楽しそうに笑います。
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潰れる家門を生かしてみます 13話 ネタバレ
剣の稽古をつけている所に一人の侍従がやってきて、皇子に仕えているニックに、皇子に手紙を渡して欲しいとお願いします。
その者は、アリアの侍従でした。
「賄賂ではありません。渡せなければ1ヶ月間はいびられる」と懇願されたニックは、仕方なく中身を確認し、稽古が終わった皇子に手紙を渡します。
中身は皇子に対する恋文を詩でしたためたものでした。結果アリアは皇子を怒らせてしまいました。
次はテラが皇子との接見を依頼します。しかし、皇子に会うのではなく、探し物をしに来たのだと言うのです。
皇子の性格上、大事な品物を探すといえば、それが何か知りたがるだろうから門前払いを食らうことはないだろうとテラは考えていたのです。
読み通り15分だけ接見の許可をもらえました。
探し物をする机の上には、皇子が調べている資料が山のようになって置いてあります。
読んでしまったら手っ取り早いのですが、皇子に監視をされているので出来ません。
色々探すふりをして、最後に皇子にソファからどいてもらうように依頼します。
皇子が興味を持ってくれたので、自分の考え通りに進むだろうとテラは確信しています。
テラは、皇子に質問をするために周りくどい方法をとっていたのです。
皇子の状況を楽しむ性格ならば、挑発されていると分かったうえで、好奇心からソファからどいてくれるだろうと考えていました。
そしてソファから探し物が見つかったら質問に答えてほしいとお願いします。
しかし皇子は予想外に気難しい性格で、質問に答える気がないと言われます。
テラは皇子が質問に答えてくれないとあきらめて、せめてどいてくれるようにお願いします。
するとテラの考えを見抜いていた皇子は、すぐに諦めるなど行政官になる資質がないと言い放ちます。
テラは作戦を変えて正直に質問をしようと考えます。
探し物が口実だったことを伝え、テラの質問内容が気にならないかと皇子に問いますが、皇子は予想がついていたので気にならないと言われてしまいます。
しかしテラは諦めず、皇子の想像している質問とテラの質問は違うのだと食い下がります。
すると皇子はテラが自分の考えていることが分かっているのかと少し興味を持ちました。
潰れる家門を生かしてみます 13話 感想
アリアから皇子様への恋文、なんか平安貴族のようだなと思いました。おそらく、手紙にもいい香りをつけていたんじゃないかな。
テラの皇子に会ってもらう作戦は成功しましたが、皇子はテラの考えを既に理解していたみたいですね。
皇子は好奇心があり、人をからかうのが好きそうに見えましたが、さらに思慮深くて相手の考えを知っていて反対の態度をとるような少し意地悪な性格も垣間見えました。
テラの考えなど全て読めているから興味を持てないという態度を隠すことなく出していましたが、最後に「あなたの考えている質問と私の質問はちがう」と言われてやっと興味を持ったみたいです。
本当にテラの質問は皇子の考えているものとは違うのか。
続きが楽しみです。