「潰れる家門を生かしてみます」は放送作家だった奈緒が事故に合い、小説の世界へ飛ばされてしまう「異世界ファンタジー系マンガ」です。
小説の話のままだと一族は潰れて自分も死んでしまう!
なんとか運命を変えようと奮闘するヒロインの物語です。
ネタバレの話になるので知りたくない人はこの先は読まないでください。
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潰れる家門を生かしてみます 54話ネタバレ
自分の有能な書記官の顔を見て帰ると言うカイル皇子は、テラが戻ってくるまで屋敷で待つつもりでいます。
ベスがカイル皇子に飲み物は何がいいかと問うと、オリーブリーフティーが飲みたいと答えます。
ベスはそんなお茶は屋敷にないと伝えますが、皇子がテラに買ってやったが持って帰らなかったのかと問われます。
そこでベスは、テラが以前持っていた茶葉の袋を思い出し、カイル皇子にすぐに用意すると伝えました。
テラは馬車の中で寒さに震えていました。
抗毒剤を飲んだから死ぬことはないだろうと考えていましたが、危険な仕事を初心者のテラに依頼したアンドレに恨み言をいいます。
しかしよく考えると、アンドレはこんな危険がある事を予測しておらず、それに対策もちゃんとしてくれていたので、この状況を招いたのは自分の選択だったと認識します。
こんな状況になったのは自分のせいだし、家門を救うと決めた時には危険はどこにでも潜んでいると考えていたことを思い出し、テラはアンドレに悪態をつくのは止めました。
テラは現場にカイル皇子の最側近騎士であるウォルターがいたことを思い出し、カイル皇子もダーボンにいる可能性が高いと予測します。
そのことから、軍部もアンドレも帳簿を見つけるために大々的に動いていたことを知り、この帳簿は一体何なのだろうとテラは考えます。
そして、どうすれば最大限に有効活用できるだろうかと考えます。
そう考えながらも寒さが収まらないテラは、自分の身体は一体どうしてしまたのだろうと思っているところで、馬車は屋敷に到着しました。
馬車から降りたテラにバーナードが上着をかけ、辛いのかと問います。
テラはまだ大丈夫だが、体を冷やす毒に効果のある解毒剤を飲まなければならないと考えていました。
テラはバーナードに、早くジャックにゲオナルの場所を聞き出して、ゲオナルに解毒剤がどれくらいに用意できるのかを確認するように頼みます。
バーナードは一足先に屋敷に入りジャックを探そうとしますが、そこでちょうど待ちくたびれたカイル皇子が帰ろうとしている場面に直面してしまいました。
カイル皇子がバーナードにテラの居所を聴いているところにテラが入ってきます。
テラの姿を見てカイル皇子は顔に出さずに驚いていました。
しかし驚いている理由はテラが以前より痩せて別人のようだったからではありませんでしたが、カイル皇子にも衝撃を受けた理由が分かりませんでした。
テラが毒に侵され辛いながらもカイル皇子に丁寧にあいさつをします。
そのテラの蒼白な顔を見て、カイル皇子はテラの血の気が全くない事に気づきました。
辛そうだと言うカイル皇子に大丈夫だとテラが答えると、カイル皇子は帰らずに部屋を移して話そうと言います。
その言葉にテラはここはカイル皇子の宮ではないと不機嫌になります。
部屋を移動して対面すると、テラは事前連絡がなかったから来るとは思っていなかったと伝えますが、カイル皇子は何も話しません。
何で黙ってにらむんだと少し不機嫌になりながらテラが話始めようと思っていたところに、カイル皇子が立ち上がってテラの近くへやってきました。
何か罰を受けるのかと構えていたテラに、カイル皇子は動くなと言って近づいてテラの額に手を当てました。
風邪かと近くで問われたテラは、それを否定してカイル皇子は何を考えているのだと考えながら目を閉じます。
なぜ目を閉じるのだとカイル皇子が聞くと、テラはカイル皇子があまりにも近づいてきたから驚いたのだと伝えます。
それを聞きながらもカイル皇子はテラの手を握り、手もひどく冷たいと話し続けます。
テラは皇子が平然と部下にこんな行動をするとはと動揺しながら、こんなことたいしたことではないのだから、平然としていればいいと自分を落ち着かせます。
カイル皇子がどこへ行っていたのかと問うと、テラは素直に原住民居住団地の「賢いクラブ生活」に行ってきたと答えます。
カイル皇子はスコーピオンの本拠地にテラが行っていたと聞き、テラの症状はおそらく体を冷やす毒だろうと推測します。
カイル皇子が推測する毒では、1時間以内に低体温症か呼吸困難で死に至るはずで、暗黒街でよく使われる毒だったので皇子も知っていました。
テラが毒に侵されて40分ほど過ぎても低体温症にまで至っていないことから、広範囲抗毒剤を服用したのかと問います。
中毒状態にはなっているが死にかけているはずの時間にまだひどい症状ではないことから推測されていましたが、それを当てられたテラはカイル皇子はさすがだと評価します。
そして、なぜ皇子が官舎に来ているのだろうかと考えます。
テラはカイル皇子が自分に何か指示をするために来たのかと問うと、皇子はテラがかなり多くの仕事をしていると聞いたから通りがかりに寄っただけだと言います。
テラはそれを聞いて、あざ笑って責められるかと思っていたので優しい言葉をかける皇子に驚きます。そして、テラが毒に侵されているから哀れに思ったのかと問います。
皇子は感情で動くことはないが、戦闘力のない者を無理やり戦わせるような悪趣味はないと答えます。
そう言ったカイル皇子に以前ムチでテラに罰を与えようとしたことを指摘すると、あの時は対等だからではなく、テラが皇子の領域に無断侵入したからだと答えます。
現在のテラは対等ではないが、ある程度皇子に脅威を与える相手の一人と考えているようでした。
テラが毒の備えはアンドレが行っていると思うからそれを待つと言って、カイル皇子が既にテラがアンドレの指示で動いている事を知っているだろうという予測で話をします。
カイル皇子は解毒剤が届くのが遅れたらどうするのだと問うと、テラはここの医者に治療してもらう以外は考えていないと答えます。
無謀だと思うかと問うテラに、カイル皇子はテラがあらゆる策を講じても解決できない事については自分は無謀だとは言わないと伝えます。
テラもカイル皇子の答えに、皇子が合理的な人だからと納得しますが、少し考え、皇子はもしかして解毒方法を知っているのかも知れないと思い、それを皇子に問います。
するとカイル皇子はにやりと笑い、もちろん知っていると答えました。
潰れる家門を生かしてみます 54話 感想
カイル皇子は何度も帰ろうとしていましたが、最終的にテラと会う事が出来ました。
テラが辛そうにしているのに、それを分かっていてずけずけと部屋に行き長居していたのは皇子らしいですね。
しかし最終的にカイル皇子がテラの症状についての解毒方法を知っているということでした。
帰らずに部屋で話をしていたのも、テラの症状を心配して、解毒方法を教えるつもりで残っていたのでしょうか。
テラはカイル皇子から解毒方法を教えてもらえたのでしょうか。
続きが気になります。