「潰れる家門を生かしてみます」は放送作家だった奈緒が事故に合い、小説の世界へ飛ばされてしまう「異世界ファンタジー系マンガ」です。
小説の話のままだと一族は潰れて自分も死んでしまう!
なんとか運命を変えようと奮闘するヒロインの物語です。
ネタバレの話になるので知りたくない人はこの先は読まないでください。
潰れる家門を生かしてみます 前回のあらすじ
テラはアンドレ・ピットに弟子にしてもらうようお願いをしますが、アンドレは「行政官試験に合格したら考える」という条件を出しました。
テラがアンドレ・ピットの弟子になるという情報は、アンドレからロイド伯爵の耳にも入ります。
そしてテラは伯爵に呼ばれるのですが、商団各支部の総括責任者が集まる会議室に呼ばれたのです。
そこでは禁酒令について話されていました。
クロエは、解禁になる情報を得ているというのですが、テラが知っている物語では、その話が出てくるのはもっと先の話でした。
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潰れる家門を生かしてみます 8話 ネタバレ
禁酒令がなくなるという情報があるが、それが事実かまだ怪しむロイド伯爵は、アントン家の情報が確かなのかしっかり調べ、確かな情報なら話をすすめると言って、会議が終わりました。
会議の後、クロエはテラに「屋敷の外でエリオス家の名を汚すような真似をしたら許さない」といって去っていきました。
会議のあと、テラはロイド伯爵に呼び出されます。
アンドレ・ピットの件と、白紙の小切手の件を聞かれると予想します。
テラは、どうやってうまくロイド伯爵に説明をし、伯爵の支持をもらえるかを考えます。
案の定、ロイド伯爵がアンドレ・ピットの件で3つの質問をしてきました。
テラは、2つの質問に対しては、一度に答えようと、演武場で修練をしているピーターの話をし始めました。
ピーターはテラの訓練を見て真似して修練をしていました。
テラは気にしていませんでしたが、翌日なんとバーナード自らピーターに稽古をつけていました。
テラがバーナードに理由を聞くと、ピーターが「帝国一のソードマスターになって、バーナードの望みをすべて叶える」といったということでした。
それに興味を持ったバーナードがテストのつもりで教えてみることにしたという事でした。
話を聞いたロイド伯爵は、聞きたかったこと2つが同時に聞けたことに満足しているようでしたが、おつきの者はその事に気づいていませんでした。
そこでテラがこの話で伝えたかったことを説明します。
アンドレ・ピットがテラを弟子として受け入れた理由は、ピーターのように興味を持たれたからだという事。
そして、白紙の小切手についての公証は、ピーターがへこたれずについてこれるかという事と同じようにアンドレ・ピットがテラに対してテストしているのだという事。
さらにロイド伯爵は、この白紙の小切手についてエリオス家がどのように対処するかも知りたかったのだろうとさらに推測をします。
テラが、大胆な行動をとっているのに小切手が使える保証をしてもらえるのかの心配をしていたことに、ロイド伯爵は上機嫌で笑い、テラにお菓子まで勧めます。
しかし、ロイド伯爵はふと思いつき「なぜ試験を受けることにしたのか」とテラに問います。
テラはその答えがとても重いことを承知し、叱責を覚悟したうえで話し始めました。
テラが暗闇で7年間耐えてこられたのは兄のブランドンのおかげだと伝えました。
すると上機嫌だった伯爵の顔が変わり、「ブランドンの名を口にしたのか!」と怒り出します。
テラはロイド伯爵のトラウマの、7年前の事件について触れなければならないという覚悟をしていたのでした。
潰れる家門を生かしてみます 8話 感想
会議後にクロエがテラに対して言っていた言葉や態度を見ると、母親同様テラを見下しているようでした。
ロイド伯爵は、テラのたとえ話をすぐに理解しただけでなく、アンドレ・ピットが、エリオス家がテラに対してどのように対処するかも知りたいのだろうと推測できているところが、さすが商団長をしているだけあって思慮深いなと感心しました。
今まで嫌悪感を抱いているようにも思えたテラに対してとても上機嫌に話をする様子などは、実力のある者は認める主義なのだろうと推測できます。
もしかして、こんなにテラを嫌がっていたことは、兄ブランドンの死にテラが関わっていたからなのでしょうか。
続きが気になります。