「隠された世界」は、ピッコマで連載中のMISHA先生原作のファンタジー漫画です。
大学3年生の芦田桃は何度も奇妙な夢を見るようになります。
夢の中で登場する男に会った事がある気がするのですが、毎回顔は絶対に見えません。そしてその夢を見たら必ず切らなければならないほど髪が異常に長くなってしまいます。
タロットカード占いがよく当たる友人がある男とぶつかった拍子に落ちたカードは悪い意味しか持たない「塔」のカードでした。これから何か悪い事が起きる予感がしていました。
ネタバレの話になりますので知りたくない人はこの先は読まないでください
隠された世界 前回のあらすじ
曉斗の血が青鳥を覚醒する事がばれて、神羽族が曉斗の家にやってきていました。
一方桃たちは紅心に赤蛇を救ってほしいと懇願されていました。
林田先生は紅心に赤蛇ではないと言いますが、それを聞き入れずに桃を引っ張って連れて行きます。
穴に落ちると、そこには雷封塔で見たものと同じ石がありました。
紅心は、桃に赤蛇が本当にいることを信じてくれただろうと言いました。
隠された世界【55話】ネタバレ
紅心は、赤蛇の血がずっと自分たちを守ってくれていると言います。
石の下の血は赤蛇のものなのかと問う桃は、なぜ血だまりだけがあって本体がないのかと考えていました。
桃はその血を見て、既に赤蛇は亡くなっているのかもと考えますが、紅心は赤蛇は石の下の洞窟に封印されているけれども生きていると答えます。
血縁関係のある者同士は互いに感じあう事が出来ると聞いたといい、桃に石に手を触れるように促します。
手を触れようとした桃を曉斗は止めて、雷封塔で起こったことを指摘して、紅心を簡単に信じるなと説得します。
紅心は赤蛇の血が自分をふ化させたから自分は赤蛇を守っているのだと言います。
紅心の願いは、赤蛇が戻ってくることだけだと桃に伝えます。
桃だって赤蛇に会いたいだろうと言い、紅心は二人に術をかけます。
紅心は桃の手を取り、医師に触れさせようとしますが、今度はクリスがそれを阻止します。
桃に石に触れれば二度とクリス達に会えなくなると伝えます。
林田先生は、その石は赤蛇を封印している石ではなく、赤蛇が自分の力を使って封印した砕骨泉の入り口だと説明します。
林田先生は、紅心がどんなに赤蛇を慕っても戻ってこないと伝えます。
それを聞いた桃は、ここに赤蛇がいたのなら、どうして神羽族のところにいると言ったのだと問い詰めます。
林田先生は赤蛇はまだ生きているが、死んだも同然だと言います。
その時ホタルの光で桃は自分たちが氷の上に立っていると分かりました。
その水面下には赤蛇の骸骨がありました。
赤蛇は、潜龍族が最も神秘とする砕骨泉という洞窟でした。
そこを通れば、世界のあらゆる場所に行くことができるようです。
しかし、時空を移動する時に身体がいったん分解されて再組成されるので、想像を絶するほどの痛みがあるようです。
不死の能力を得た赤蛇は何度も砕骨泉を通って時空を移動して潜龍族最後の生息地を人間の世界に移すことが出来たのでした。
しかし赤蛇自身は神羽族に頭を切り落とされてしまい、頭だけが神羽族に持ち去られてそのまま生き続けさせられているということでした。
そして残った身体は泉を塞いで蛇族最後の生息地を守っているのでした。
紅心は桃の背中を押し、石に触れさせます。
そして石が反応をしました。
紅心は、赤蛇が青鳥に会わなければこんなことにはならなかったと言い、桃が過去に戻って全てを変えたら赤蛇も戻ってこられると言いました。
隠された世界【55話】感想
蛇族の封印の石は雷封塔以外にここにもあったのですね。
それでもうまく機能していないようでした。
赤蛇が神羽族に捕らえられているという事でしたが、首だけ持っていかれたのですね。
青鳥から不死の能力をもらったがゆえに首を切られても死ねなかったのですね。
紅心は、桃に過去に戻って赤蛇と青鳥が会わないようにして来いと言われましたが、そうしたら桃も生まれてこないことになります。
桃は一体どうするつもりなのでしょうか。
続きが気になります。