3人の兄弟から妹と認めてもらえず肩身の狭い思いをしていましたが、やっと縁談が決まって家を出られると思ったら、なぜか目が覚めると幼少期に戻っていた!
「お兄ちゃんたちに気をつけて!」は、母親を亡くしてエルンスト公爵家の養子となった主人公、ハリがやっと縁談が決まって屋敷を出ていくことから話が始まる異世界ファンタジー漫画です。
ネタバレの話になりますので知りたくない人はこの先は読まないでください。
お兄ちゃんたちに気をつけて!前回のあらすじ
ユージンは、立派なレディーになったハリを見て戸惑います。
ユージンは、バスティーエでの暮らしが心地いいなら、そちらにいてもいいと言いますが、ハリは毎日ユージンを待っていたのだと伝えて断ります。
ハリは、ずっとユージンに伝えたかった言葉を伝えます。
帰り際にハリはユージンに花を贈りました。
ハリとユージンは、またすぐ会う事を約束しました。
→お兄ちゃんたちに気をつけて!38話ネタバレはここからチェック
お兄ちゃんたちに気をつけて! 39話 ネタバレ
ハリたちは予定より早くエルンストに帰れることになりました。
持って行く荷物の確認をしているハリの元へヨハンが紅茶を持ってやってきます。
荷物の整理が終わって色々思い出に浸っていたというハリに、ヨハンもハリが来た時の事を思い出していたと話します。
ヨハンは、始めてハリがバスティーエに来た日、ハリの表情があまりにも悲しそうに見えたから自分がハリを守らないとと思っていたと告白します。
そして、ハリを笑顔にしてあげたいと思っていたと伝えます。
あっという間だったというヨハンに、6年という月日は決して短くないとハリは答えます。
そこで、6年いたバスティーエ邸ではなく、2年しかいなかったエルンスト邸に帰りたいのかとヨハンは問います。
小さい頃に戻ってしまってから現在までは2年間しかエルンストにいませんでしたが、その前の人生も含めるとハリは20年以上エルンストで過ごしていました。
ハリは、自分を嫌っていたと思っていた兄弟から自分たちの妹だと言ってもらえた嬉しさもあり、自分はエルンストを離れたくないと考えていました。
ヨハンは、エルンストに戻ってもバスティーエのことを思い出してほしいと頼みます。
そして、いつか今のエルンストが恋しいと思うように、バスティーエに帰りたいと思って欲しいと頼みます。
ハリはその言葉には答えられませんでした。
その態度を見て、ヨハンはもうわがままは言わないと席を立とうとしました。
ハリはそれを呼び止めて、いつも本当に思っていたと言って、ヨハンにありがとうと伝えました。
ユージンがハリたちを迎えにバスティーエ邸にやってきました。
4人は一緒にエルンストに戻ってきました。
ヒューバートがみんなを迎えに待ってくれていて、みんなの長旅をねぎらってくれました。
ハリは久しぶりに会ったヒューバートに挨拶をします。
見違えたと言われたハリは、昔のように嬉しそうに笑います。
しかし、他の兄弟はヒューバートとのあいさつもそこそこに中に入ろうと促します。
その態度に、ユージンは毎日会っていたからともかく、キャベルは久しぶりにヒューバートに会ったのに薄情すぎないかと感じていました。
エーリッヒもこれから毎日会うんだから挨拶は今度でいいだろうと言ってきます。
屋敷へ入ったハリは、エルンスト夫妻を思い出します。
ハリは短い間だったけれど夫妻と一緒にいてとても幸せだったと感じていました。
ハリは自分の部屋へ行き、時間が止まっているように昔のままだと感じます。
ハリが外に出ると、キャベルとエーリッヒはもう部屋の整理が終わっていました。
部屋に戻って懐かしむこともない二人に、意外にあっさりしているとハリは言います。
それを聞いたキャベルは自分たちは一足先に来ていたと言おうとして、エーリッヒに肘鉄で止められ、ユージンが待っていると話をさえぎられます。
ハリはその言葉を聞き逃さず、自分に内緒でここに来たことがあるという事なのかと考えます。
そして今度一番問い詰めやすいキャベルに聞こうと心に決めます。
扉の前で、ユージンがプレゼントがあると言います。
中に入ると、ピアノがおいてあり、ハリのものだと伝えられます。
ハリはとても喜んで、こんなに素敵はピアノは初めてだとユージンにお礼を言います。
キャベルとエーリッヒは感動しているハリを無視して、早く食事にしようと騒ぎます。
ハリは感動的なシーンをぶち壊す二人にイラっとしています。
ゴハンの時間には早すぎないかというハリに、キャベルは家に帰ったらまずゴハンだと言います。
いつからそんな習慣が出来たのだと思うハリに、ユージンもすぐに料理が運ばれるはずだとハリを促します。
皆そんなにお腹が空いたのだろうかと不思議に思うハリでしたが、久しぶりにみんなそろっての食事だったのでハリも一緒に食事をしに向かいました。
お兄ちゃんたちに気をつけて! 39話 感想
ヨハンがゆくゆくはバスティーエに戻りたいと思ってくれとハリに頼みましたが、ハリの返事は微妙なものでした。
物語の始まりでは、ハリはヨハンとの結婚をとても楽しみにしていたし、子供の頃に戻ってヨハンに会った時も、とても好意的に思っていたと感じていたのですが、もしかして今回は二人は結婚しないという結末になるのでしょうか。
まさか兄弟になったのだから、ユージンとハリが一緒になるということはないですよね…
キャベルとエーリッヒは先にエルンストに来ていたようですが、それはハリへのプレゼントのピアノを設置するお手伝いとかで来ていたのでしょうか。
ハリがピアノに感動していましたが、他の3人はなぜか食事をしようと促していました。
それは、おそらくエルンストを離れる前にハリがみんな食事がバラバラだと言って、一緒に食事をして欲しいと言って泣いたからではないかなと思うのですが、どうでしょうか。
もし予想が当たっていれば、みんなすごく妹思いに変わりましたね。
このままエルンストで平和に過ごしていけるのでしょうか。
続きが気になります。