「潰れる家門を生かしてみます」は放送作家だった奈緒が事故に合い、小説の世界へ飛ばされてしまう「異世界ファンタジー系マンガ」です。
小説の話のままだと一族は潰れて自分も死んでしまう!
なんとか運命を変えようと奮闘するヒロインの物語です。
ネタバレの話になるので知りたくない人はこの先は読まないでください。
潰れる家門を生かしてみます 前回のあらすじ
テラはカイル皇子に会い、戦争の件を話したことを謝罪します。
しかし皇子は、自分が誘導したので別段怒ったりはしませんでした。
カイル皇子が、戦争が起こるとテラが推測した理由は何かと聞くと、テラは皇子が貴族家の騎士を必要としていた事だと答えます。
テラは、ダーボンの紛争地帯の担当は、訓練を受けた行政官が持つ方が良いのではと提案しますが、カイル皇子は任務地に行くのが怖いなら放棄してもいいと伝えます。
テラは行政官になる事に全てが懸かっているので放棄できず、受け入れます。
テラはサム・メドックからタルティンの謝罪を受けます。
そしてサム・メドックに命令をしたジェイソンもただでは済まさないつもりでした。
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潰れる家門を生かしてみます 32話 ネタバレ
侍女のベスは、貴族の男性にタルティンの謝罪をさせる令嬢はオシリア中を探してもテラだけだと褒めます。
面接時にテラが侮辱されたことを聞いた時は腹が立ったが、今はスカッとしていると言います。
ベスはそろそろ休んだらどうかと勧めますが、テラは今からジェイソンをとっちめるつもりでした。
メドックが前菜だとしたらジェイソンはメインディッシュだと言って、テラは本気でつぶす気でした。
カイル皇子のせいでもうすぐ遠方へ派遣させられるから、今がジェイソンをとっちめるタイミングなのだとベスに説明します。
怒りがよみがえってきたテラは、カイル皇子の嫌がらせだと言い、殺してやりたいと言うと、ベスも間髪入れずに自分も同意見だと賛成します。
それを聞いたテラは自分が言っていた事を棚にあげて、他の人がいる時にそんなことを言ってはダメだとベスを諭します。
そしてバーナードを呼んでくるように頼みます。
ベスはなぜザクロ茶が必要なのかをテラに聞くと、これから話すことがロイド伯爵の血圧を上げることになるだろうと考え、血圧を下げる効果のあるザクロ茶をロイド伯爵用に用意させたのでした。
そこに以前と違いビシッと決めたバーナードがやってきて、今からする事は早すぎるのではないかと言います。
テラは、投石は同時多発で投げた方がダメージが大きいからと言い、そのせいで激しく反応されるだろうから覚悟しておくようにと言い伝えます。
バーナードが、激しいと言っても、テラがやらかしたタルティンの謝罪や戦争が起こると言ったほどではないだろうと言います。
それを聞いたテラは、なぜそれをバーナードが知っているのかを聞くと、名前は出なかったがテラの発言をカイル皇子が認めたと騎士たちの間でうわさになっているという事でした。
バーナードがよく考えてから行動するか考えた方がいいのではと提案しますが、テラは計画を変更するつもりはなく、逆にバーナードに、テラを主として仕えるのかそうしないのかよく考えるように言います。
その頃、カイル皇子は帝国北部のガロンドール草原地帯に来ていました。
皇子は12年前のある場所で傭兵をしていた男を見つけたと言う情報でガロンドールへ向かっているようです。
ウォルターはカイル皇子に、正式公文書を入れておいたが、黒社会の対応はどうするかを聞きます。
カイル皇子はどうせ情報をつかんでいるだろうからほっておけと言います。
カイル皇子は、「奴」が死ぬまでに見つけ出すと言います。
カイルがどこにいるかと聞くと、地方偵察隊のマーク・エドモンが現れ、目的の男は市内の酒場にいると答えます。
酒場に着くと、カイル皇子は目的の男の後ろの席に座ります。
目的の男は、カイル皇子の部下と話をしていて、カイル皇子が来たと知ると、話題を変えて海辺の村の話をするように促します。
男はスッキリしない依頼だったと言い、雇い主がソードライナーくらいの男だったが、騎士の割には残忍だったと言います。
カイル皇子の部下は、カイル皇子と目配せをして、その仕事の内容を聞き出します。
初めは海辺に野蛮な盗賊が出るから捕まえに行くのだと思っていたのに、そこに行くとある家族だけだったと言います。
雇い主は、その家族が逆賊で、懸賞金もかかっているから大丈夫だと言っていたようです。
高いお金を払ってもらっていたので、男はその家族を襲ったようでした。
テラは指示した時間よりも早くロイド伯爵の部屋へやってきました。
部屋の書類やインクが床に落ちており、ジェイソンは頬を殴られたようでした。
テラはその様子をみて、大きな音が聞こえなかったことから、部屋の防音がすごい事を知ります。
ジェイソンは、テラが自分を笑うために来たのだろうと言い、テラがタルティンの謝罪を要求したせいで自分の立場が悪くなったと怒ろうとしますが、テラは聞く耳もちません。
その態度を見て、ジェイソンはロイド伯爵に、今のようにテラが無礼だから愚かさを分からせようとしたのだと言い訳をします。
そして貴族の令嬢が正式な皇子でない者の軍に入るなんて馬鹿げていると言い、テラはカイル皇子と手を組んでエリオス家の名に泥を塗ろうとしているのだと訴えます。
やめろと言うロイド伯爵の言葉を無視し、カイル皇子とテラを貶め、自分の言い訳をし続けるジェイソンについにロイド伯爵はキレます。
テラが志願先を伝えなかった事を詫びると、伯爵は治安部所属ならエリオス家にとっても助けになるだろうと納得しています。
しかしジェイソンはテラが軍部の配属で、休戦地域のダーボン三角地に行くこと自体がエリオス家に対する冒とくだといいます。
しかしテラはこれを受け入れていると話し、地方の軍事的要所から始めることができれば、ブランドンと自分の夢にもっと近づけると伝えます。
ジェイソンはブランドンの名前が出た事に反応しています。
ロイド伯爵は、ジェイソンに関連した事だろうが、テラが早い時間にバーナードを連れてきた理由は何かを聞いてきます。
テラは、バーナードの契約延長の件だと言います。
それを聞いて、そんな話の為にこの深刻な状況の中入って来たのかとロイド伯爵は怒ります。
しかしテラはひかずに、この問題の始まりはバーナードの解雇から始まったと言い始めます。
バーナードはこの部屋に入る前に、大きな事件が起きる前に小さな事件が起きていると言う「ハインリッヒの法則」をテラから聞かされていました。
テラはその順番通りにロイド伯爵に説明した方が集中して聞いてもらえるからと作戦を教えられていました。
その小さな事件がバーナードに関係したものだったのでテラと一緒に連れて来られたのでした。
潰れる家門を生かしてみます 32話 感想
今回は次回に続く内容が多かったです。
カイル皇子は探していた男に酒場で会っていたようですが、話の流れからその男がどこかの家族を襲ったようでした。
その家族というのがカイル皇子の家族だったのでしょうか。
ずっと探している男とは、酒場の男が話していたソードライナーのような姿の彼の「雇い主」の方でしょうか。
テラが初めて皇子に会った時も、もしかしてその男を探していたのでしょうか。
正式公文書をいれておいたと言っていましたが、それはこの件と関係がある話なのでしょうか。
テラはジェイソンがいる時を見越してロイド伯爵の部屋に来たようです。
そしてバーナードが解雇になった話から、バーナードが抱えていた大きな問題に持っていくみたいですが、それがジェイソンにも関連していくみたいですね。
バーナードの話から、どうなってジェイソンの大きな問題に発展するのでしょうか。
バーナードは、テラの騎士になる決心はついたのでしょうか。
続きが気になります。