3人の兄弟から妹と認めてもらえず肩身の狭い思いをしていましたが、やっと縁談が決まって家を出られると思ったら、なぜか目が覚めると幼少期に戻っていた!
「お兄ちゃんたちに気をつけて!」は、母親を亡くしてエルンスト公爵家の養子となった主人公、ハリがやっと縁談が決まって屋敷を出ていくことから話が始まる異世界ファンタジー漫画です。
ネタバレの話になりますので知りたくない人はこの先は読まないでください。
お兄ちゃんたちに気をつけて!前回のあらすじ
ハリはレノルド夫人に孤児院送りにされると宣告されます。
ハリは、ユージンがこんな下品なやり方をしないと反論すると、兄弟がハリを本当に妹だと思っていると思っているのかと言われます。
キャベルやエーリッヒに食事を一緒にとろうと誘いますが、誰もまともに取り合ってくれません。
ハリは兄弟の事を嫌いだと言ってその場を去り、一人の寂しさを感じていました。
→お兄ちゃんたちに気をつけて!32話ネタバレはここからチェック
お兄ちゃんたちに気をつけて! 33話 ネタバレ
レノルド夫人が、いつも夜中に帰っているはずなのにハリを叩き起こしに来ました。
訳が分からず寝間着のまま引っ張り出されたハリに、レノルド夫人はユージンもハリも自分に逆らえないようにするといい、抵抗するハリを張り倒しました。
ぶたれて倒れるハリに、執事たちが気づいて走り寄ってきます。
キャベルも騒ぎに気付いて出てきます。
キャベルはハリがぶたれたあとに気づき、レノルド夫人からハリを守ろうとします。
レノルド夫人はキャベルに悪態をつきますが、キャベルも負けずに言い返します。
執事がキャベルを止めに入った時、ユージンがやってきました。
そして、レノルド夫人のことを「部外者」と呼び、彼女を無断で屋敷に入れたヒューバートを叱ります。
ユージンは今のレノルド夫人はとてつもなく下品だと言い、自分をみくびるなとユージンが言い切ります。
そしてユージンはハリを助け起こし、レノルド夫人にハリに謝るよう伝えます。
レノルド夫人が拒否したらどうなるかと問うと、ユージンは必ず今日謝らなかった事を後悔させると断言しました。
アリナでもない乞食の娘のために自分を侮辱するのかとレノルド夫人は怒りますが、ユージンはハリも立派なエルンストの一員だと言います。
ハリに対する侮辱はエルンストに対する侮辱であり、許すつもりはないというユージンを見て、ハリは嬉しくて泣きそうになっていました。
まだ謝らないレノルド夫人に対し、ユージンは、エルンストへの侮辱行為と受け取り、その代償を払わなければならないと宣言します。
レノルド夫人が去った後、ハリがぶたれたり転んだりした痕を見て、大声で助けを求めれば良かっただろうと少し怒ったように言うユージンに対し、キャベルはハリをかばおうとします。
エーリッヒも騒ぎを聞きつけ外へ出てきました。
そこでハリは泣き出してしまいました。
ユージンもキャベルも驚きますが、後から来たエーリッヒは今までの流れが分からず、キャベルがハリをぶったと勘違いしてキャベルを責めました。
泣いているハリを心配してくれているエルンスト兄弟の姿を見て、ハリはとても嬉しくて泣いていました。
助けてと叫んでも知らんぷりされそうだと思って助けを求めませんでしたが、実際は皆がハリを心配してくれました。
ハリは、この瞬間のために時が巻き戻ったのかと思うほど感動していました。
自分もエルンストの家族かと問うハリに当たり前だと答えてもらえたこの日を、ハリは絶対に忘れないと心に刻みました。
お兄ちゃんたちに気をつけて! 33話 感想
レノルド夫人が夜中にハリを連れ出したのは、おそらく孤児院に無理やり連れて行こうとしていたのでしょうね。
今までバラバラだった兄弟が、ハリの危機に結託して、レノルド夫人を追い返しました。
ハリが前話でとても孤独を感じていましたが、それが杞憂だったと思えるくらいに皆がハリの事をとても心配してくれていました。
これからはエルンストの兄弟が手を取り合って、レノルド夫人たちの好き勝手を止めることが出来るのでしょうか。
続きが気になります。