「隠された世界」は、ピッコマで連載中のMISHA先生原作のファンタジー漫画です。
大学3年生の芦田桃は何度も奇妙な夢を見るようになります。
夢の中で登場する男に会った事がある気がするのですが、毎回顔は絶対に見えません。そしてその夢を見たら必ず切らなければならないほど髪が異常に長くなってしまいます。
タロットカード占いがよく当たる友人がある男とぶつかった拍子に落ちたカードは悪い意味しか持たない「塔」のカードでした。これから何か悪い事が起きる予感がしていました。
ネタバレの話になりますので知りたくない人はこの先は読まないでください
隠された世界 前回のあらすじ
桃は雷封塔で見た大きな石にあった文様を書いて林田先生に見せます。
桃は真ん中の図を太陽に見えると言いますが、林田先生は一羽の黄金の鳥ではないかと言います。
太陽を意味する鳥を地下世界にすむ蛇が飲み込んで光を奪い自由を手にしようとしているのではないかと桃は想像します。
林田先生は、昔から動物の遺伝子を持っている人間がいて、その人たちが進化の過程で特殊な能力を持つようになった可能性があると仮説を伝えます。
危険に遭遇しても特殊な能力で身を守れることは喜ばしい事だと思うと林田先生は言います。
桃は最終的に蛇は鳥を飲み込んだのだろうかと考えます。
そして、蛇は天敵に出会ってしまったから自由になれなかったのだという結論に至ります。
翼の影を見つけた桃が振り返ると、そこには黒い翼をつけた曉斗がいました。
隠された世界【10話】ネタバレ
動物の遺伝子を持っている人が特殊な能力を持つようになったという林田先生の言っていることが正しいとすると、曉斗は黒い鷹の遺伝子を持っているのかと想像します。
だから曉斗は自分と同じ鳥族なのか敵なのかと聞いていたのかと、理解します。
鷹は生まれながらの狩猟者で、蛇の天敵でした。
桃は曉斗も特異な能力を持っているのかと問います。
それを聞いた曉斗は笑い、特異な能力でなく、自分たちの血に息づく能力だろうと言います。
蛇族は土の中で生まれ、土と木をコントロールする能力を持つと言います。
桃が木を操って同級生を殺そうとしただろと言われ、やろうとしてやったのではないと否定します。
神羽が蛇族を監視するようになってから目覚めの石は雷封塔の石以外全て破壊され、桃が石で目覚めさせられた唯一の蛇族だったようです。
桃は木のツルをつかって曉斗から逃げますが、曉斗が鏡を使って無限に循環する結界を作っていたためいくら走っても出口が見えません。
曉斗の攻撃に音で気づいて避けるときに上着が脱げ、曉斗に腰に浮かびがった印を見られます。
桃が蛇族ではないと言っていたのに、蛇族の図柄がなぜあるのかと言われ、桃は初めて自分の身体に印が現れていることを知ります。
なぜ蛇族の図柄の事などを知っているのかと問う桃に、曉斗は答えます。
神羽族の木南家最強の鷹で、蛇族である桃の敵だと。
隠された世界【10話】感想
曉斗の言い方から考えると、特異な能力は林田先生の仮説のように遺伝子で受け継がれていて、血縁によって引き継がれていくみたいですね。
桃は目覚めたばかりなのに曉斗の説明を聞いてすぐに木のツルを操ったり、攻撃をよけたりして能力を使いこなせていますね。
曉斗は桃の腰にある印を見て初めて蛇族と確信したみたいですが、その前から殺す気で攻撃していましたよね。
もし蛇族でなかったらどうしていたのでしょうか。
神羽族とは木南家だけなのでしょうか。桃には仲間がいないのでしょうか。
続きが気になります。