「潰れる家門を生かしてみます」は放送作家だった奈緒が事故に合い、小説の世界へ飛ばされてしまう「異世界ファンタジー系マンガ」です。
小説の話のままだと一族は潰れて自分も死んでしまう!
なんとか運命を変えようと奮闘するヒロインの物語です。
ネタバレの話になるので知りたくない人はこの先は読まないでください。
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潰れる家門を生かしてみます 48話 ネタバレ
アンドレは、テラが自分の指示に従わなければ金庫にあるテラに託された書類を全て次男に渡すと言って脅してきました。
テラはアンドレに大事な書類を託した事で墓穴を掘ってしまったと後悔します。
アンドレに弱点を自ら差し出してしまったと悟り、自分の無能さを嘆きます。
その悔しがっているテラの姿を見たゲオナルは、アンドレとそっくりだと感じます。
テラは諦めて黒社会の手伝いをすることに決め、自分が確認しなければいけない場所をゲオナルに確認します。
ゲオナルは、貴族の身分を利用しなければ入れない「ダーボンロイヤルクラブ 賢いクラブ生活」というネーミングセンスゼロのお店を確認してほしいとテラに頼みます。
ロイヤルと言う名前がついているとおり、そこでは貴族たちがゲームや音楽やダンスを楽しみながら政治交流をおこなっているようで、貴族身分が確認された者だけが出入り可能な場所でした。
テラは、エリオス家の身分を利用しなければならない事を理解しながら、ゲオナルにスコーピオンは一体何をやらかしたのかと問います。
テラには、今回の作戦が情報組織ではなく、治安部の捜査に似ていると考えて違和感を感じていましたが、それに対してゲオナルは知らずに動いた方がテラにとって後々得になるとアンドレに口止めをされていて答えませんでした。
さらにゲオナルを問い詰めますが、歯切れのいい返答が返ってきません。
テラは軍部に関する内容だという事を予測し、軍部から咎められないために知らずに動いた方がいいと言っているのかとゲオナルに問います。
黒社会に自分の調査の成果を渡すことで、軍部にとっては好ましくない状況になるのかと問いますが、ゲオナルは何も答えません。
テラは我慢できなくなり、テラが自由に推測するようにアンドレが伝えたのは、間違っていたらゲオナルが正してくれると考えているからだろうといい、自分の考えが正しいのかをはっきり答えるように詰め寄ります。
ゲオナルはテラの予想を肯定し、バレる確率が低いから疑いを買う事もないだろうとアンドレが予測していたことを伝えました。
テラは、アンドレが任務を与えながら情報を出し惜しみした事で、スコーピオンが黒社会と軍部にたてつくようなことをした事が分かりました。
テラがゲオナルに具体的には何を探しているのかと率直に聞きますが、それに対してはジェイソンの証拠書類を持ち出して教えてくれません。
ゲオナルはタトゥーの男がいるかを調べるだけだとテラに言い、さらにアンドレはジェイソンの証拠でテラを脅迫しているわけではないと付け加えます。
しかしテラは完全に頭にきているので、弱点を掴まれている事に間違いのないテラはアンドレの言いなりになるしかないとアンドレの悪口を言います。
テラは最後に、この任務で自分が学べることは何だとゲオナルに問うと、組織の体系的な運営と効果的な事件解決の基礎段階だとゲオナルは答えました。
その答えから、テラが自分で計画を立てて動くことは問題がないと理解します。
テラは物語ではダーボンでの話が全く出てこなかったことを考えていました。
幸いテラは、以前は時事教養番組を担当していた経験があり、潜入取材に慣れていました。
納得したテラは、事前調査のためにダーボン市内の喫茶店「一日三茶」で打ち合わせをする事に決め、後方支援をしてくれる組織メンバーを知っておきたいと人相書きを持ってくるようにゲオナルに頼みました。
テラはゲオナルとの連絡役にジャックが間に入る事、作戦決行日はゲオナルが調整してくれることを確認して一度別れました。
テラが去ったあと、ゲオナルは自分が思っていた人物とテラが違ったため人は見かけによらないと考えていました。
しかしまだ疑っているゲオナルは、テラの実力は認めましたが、実戦で使い物になるかどうかと考えていました。
テラは屋敷に戻り、バーナードに状況を説明しました。
バーナードは黒社会との打ち合わせには自分も一緒に行くと言っただけで反対しませんでした。
テラはバーナードに止められるかと予想していたので、すんなり受け入れたバーナードを意外だと思っていました。
バーナードは基礎段階の任務で危険度はそれほど高くなさそうだと考え、自分もテラと一緒に行くという条件で受け入れてくれました。
テラはそんなバーナードを頼もしいと感じていました。
黒社会と合流し、ダーボンロイヤルクラブについての事前調査の内容を確認して、幻覚剤が使用されている事にテラは問題視しています。
それを目的にクラブを訪れる貴族も多数いるようでした。
これだから貴族は問題だと言い放つテラに、周りの黒社会メンバーはテラも貴族なのではと心の中で突っ込みました。
解散直前、テラはゲオナルにスコーピオンが黒社会を辞めて組織を作ったのはいつなのかを確認します。
4年ほどだと聞いたテラは、新しい組織だが、ここまで黒社会が大々的に作戦を練って動くという事は危険な相手なのではないかと尋ねます。
ゲオナルは黒社会に脅威となる組織はいないと否定しますが、規模を広げていることは認めました。
圧倒的な成長の理由は合法的な手段ではなさそうだと予測し、テラはスコーピオンの組織の特徴を問います。
ゲオナルが強力な後ろ盾がいるというと、そのような後ろ盾をつくれるような脅威的な能力のある組織だと理解しました。
そこで、アンドレはこんな重要な任務なら、何か備えをしてくれていそうなものだがと独り言を言います。
それを聞いたゲオナルは、テラに「組織名」とヒントを伝えます。
テラはスコーピオンと言う名前から「毒」を連想すると、ゲオナルは正解だと言ってテラに包みを渡します。
テラはそれを見てアンドレが命じたのかと確認すると、ゲオナルはテラなら思いつくはずだとアンドレが言っていたと伝えます。
その袋を渡しながら、ゲオナルはなぜ名門貴族の令嬢がわざわざ黒社会の弟子になったのかと問います。
それに対し、テラは生きるためだと、自分は生き残りたいのだと言いました。
潰れる家門を生かしてみます 48話 感想
前回の不思議な数字はおそらくテラがアンドレに託したジェイソンの不正の証拠を入れた金庫の暗証番号とかだったのでしょうね。
自分の師匠だからと信頼してテラはアンドレに託しましたが、アンドレが一筋縄ではいかない性格の事を忘れていたみたいですね。
ゲオナルの情報で、テラとアンドレはよく似ている事が分かりました。
ゲオナルもだんだんテラを認めてきていて、事前調査の打ち合わせ後には、テラにヒントを与えてくれていました。
アンドレは前回の話でテラなら自分から欲しいと願い出るかもしれないと言っていたのはこの包みのことだったのですね。
残念ながらテラは自分では気づくことはできなかったけれども、ゲオナルのおかげで知ることが出来ていました。
テラもアンドレも少し危険な組織だと考えているスコーピオンは、目当ての場所にいるのでしょうか。
続きが気になります。